現役Webディレクターが登場!気になる年収や実態を大暴露!【IT業界/転職】
今回の出演者
元役者ITエンジニア
金融系ITエンジニア
Webディレクター
ITサプリについて
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てもし
今回は現役Webディレクターのひっしーさんにお越しいただき『Webディレクターの実態とは?』というテーマでお話を伺っていきます。
1.Webディレクターってどんな人?
てもし
Web関係の業種はいろいろありますが『Webディレクター』とはどんなお仕事でしょうか?
ひっしー
簡単に説明すると『Webコンテンツの制作進行を取りまとめる人』です。「誰がこの案件を進めるの?」となった時に、制作の中心人物となる仕事ですね。
てもし
なるほど。Webコンテンツ作成の筆頭に立って制作を進めていく、重要なポジションということですね。
2.どんなコンテンツを制作するの?
けい
制作しているコンテンツは、具体的にどういったものでしょうか。やはりWebサイトが多いですか?
ひっしー
1番多いのはWebサイトですが、最近ではSNSの投稿を管理するような『SNS運用』の案件もあります。私も1年ほどやっていたことがありまして、公式アカウントから『毎日決まった時間に投稿する』といった部分を管理していました。具体的には、来週の投稿内容をクライアントさんと決めて、その内容を配信予約してきちんと決まった時間に投稿する、という案件でしたね。
けい
企業の公式アカウントを動かす仕事、ということですか?
ひっしー
そうです。『毎日決まった時間に投稿する』というのも、簡単なようでいろいろなトラブルがありましたよ。例えば雨が降った日の投稿ですと、天気の良い写真を載せてしまうと「見てくれる人の心に刺さるか?」って言われるとそうでもない場合があります。そのため、急遽雨の日用の写真を撮影して『18時に投稿する内容と写真を差し替え、予定と違う内容で投稿をする』といった立ち回りが必要になる時もありました。
けい
スピード感ありますね!
ひっしー
そうですね。スピード感が求められるので、そのために必要なことは自分たちで用意してやっていました。
けい
Web業界ならではの話ですね。
てもし
なるほど、SNSもWebの1つですよね。
3.具体的な仕事内容は?
けい
仕事内容についてお伺いしたいのですが、例えばWebサイトを作る時に、Webディレクターはどのようなお仕事をされているのですか?
ひっしー
ディレクターは基本的に自分で手を動かす人ではなく、デザイナーやコーダー(サイトやアプリケーションをWeb上で閲覧・動作できるように、HTMLやJavaScriptなどを使用して作り上げる職種)などの実際に制作を担当してくれる方々に作っていただきます。
ですので、Webディレクターの仕事は『お客様とのスケジュール調整』や『できあがった制作物をチェックしてお客様に提出する』など、雑務全般をこなしていくことになります。
てもし
いろいろと小回りが必要そうな仕事ですね。少し失礼なことを聞きますけど、Webディレクターの人は実際に「サイトを作ってください」と言われたら、1人で作れるのでしょうか?
ひっしー
人によるとは思いますが、めちゃくちゃ頑張ればできると思います!(笑)
てもし
やはり、できない人もいますか?
ひっしー
そうですね。WebディレクターからIT業界に入る方もいますし、できない人もいると思います。経験も人それぞれですから『自分がやらなくてもできる部分をできる人にどれだけ頼れるか』といったところが大事なことかな、と。
4.ディレクターになった経緯は?
てもし
先程「WebディレクターからIT業界に入ってくる人もいる」というお話がありましたけど、ひっしーさんがWebディレクターになった経緯をお聞きしても良いですか?
ひっしー
私は前の会社でWebデザイナーをやっていました。デザインの仕事をしながら実際にコーディングを学んでいたのですが、自分で作るよりも周りのできる人たちの実力を発揮させるような「サポートする立場が合っているかな」と思い、ディレクター職をやってみたいと感じたことがきっかけでした。
5.1日のスケジュールはどんな感じ?
てもし
Webディレクターの1日のスケジュールは、大体どんな感じでしょうか? 残業することもありますか?
ひっしー
大まかな流れはデザイナーの方やコーダーの方と似ていますが、細々した仕事も多く範囲が広い仕事なので、その日1日の作業スケジュールをしっかり立てることは非常に大事になりますね。
残業に関しては案件によりますが、提出期限が間近に迫る大規模制作の時や、リリース直前のサイトを受け持っている時などは、どうしても残業が必要になる場合があります。とはいっても、みなさんが残業しないで済むように上手く仕事を回すのが『ディレクターの仕事』だと思っています。ですので、自分の仕事から「残業をなるべくしないように」という気持ちで臨むことは大事かな、と思います。
てもし
まず自分から残業を減らして、他の方もそれに合わせて残業しないように仕事を回していく、という感じでしょうか?
ひっしー
そうですね。そういったところで周りを引っ張っていきたい、と思っています。
6.やりがいを感じたのはいつ?
てもし
今まで経験した中で、Webディレクターのやりがいや、楽しいことはありますか?
ひっしー
私の場合、ディレクターとして「しっかり仕事ができたな」と実感する時ですね。例えば、デザイナーさんが作ったデザインを「すごく良いデザインですね!」って褒めていただくような『周りの人の実力がちゃんと発揮できた時』がそうです。
てもし
子供を見守る親のような優しさを感じますね!
7.Webディレクターの年収は
てもし
少し踏み入った話になりますが、Webディレクターの年収や給与事情を「20~30代の年収は大体これぐらい」というお話をさせていただけると嬉しいのですが。
ひっしー
マジですか!?(笑)
けい
数字が出るとわかりやすいですからね。
ひっしー
数字ですか……あくまで一般論ですけど、20代である程度ディレクターをやり続けた方だと、平均350万円ぐらいですかね。そこから先、30~40代になってくると平均で450万円とか、それこそ頑張り次第ではもっと稼げると思いますよ。
てもし
踏み入った話でしたが、お答えいただきありがとうございます。
8.印象に残っている仕事は?
てもし
今までWebディレクターとして仕事をされてきた中で、印象に残った現場や仕事はありましたか?
ひっしー
1つ、凄く良い経験をした現場がありましたね。お客様先に常駐する案件で、複数チームが必要だったので40人の大人数で一気に参入しました。それぞれのチームが仕事の中で知見を貯めては情報交換していて、協力し合って経験を積んでいくっていう状況がゲームの『大きなギルドに集まったメンバーで頑張って成長していく』というような感覚で。仕事を通じて、一体感を得られた楽しい体験でしたね。
てもし
それは楽しそう!
ひっしー
その頃は今のようなコロナ禍ではなかったですし、集まって飲み会する時は席をシャッフルするだけで「次は誰と話せるかな?」といった感じで、めちゃくちゃ楽しかったです(笑)
てもし
学校でいったら1クラス分ですからね、絶対楽しいです。確かに印象的だったと思います。ちなみに、その時は40人の大規模だったということですが、何を作られたのですか?
ひっしー
お客様は大きな会社でして、お客様が所有しているWebサイトを更新していく、といった案件で、Webサイトの更新作業をするための人数でした。
9.ヤバかった時について
てもし
今『やりがい・楽しい話』についてお聞きしましたが、逆に仕事における悩みや苦労話、または「これはヤバかったな……」みたいなことはありましたか?
ひっしー
私がプロジェクトリーダーだった案件なのですが、途中で私以外のメンバーがごっそりいなくなって、代わりに若い人たちが入ってきまして。私が古参として残っていたので「今までこうやっていました」と伝えましたけど、元々のやり方も最適なものではなかったので、メンバーから不満が出るようになって、段々と新しいメンバーとの壁みたいなのを感じるようになりました。本当に一時期、人間不信で怯えてしまった時がありました。
その時に「いつまでも常に変化って求められているな」と思いまして。その時その時に合ったベストなやり方というのを考えて『みんなで気持ちよく仕事できるような働きかけ』をすることは結構大事だな、と学びましたね。
てもし
確かにそんな急に新しい人ばかりに変わったら、恐ろしくて仕方ないですよね……古参扱いされるだけなんて悲しい話ですよ。でも、そこから新しいことを学んでいくことも非常に大事ですね。
10.視聴者の方に向けて一言!
てもし
今までのお話で僕は結構ワクワクを感じましたが、これからWebディレクターを目指される方、またはWebディレクターを目指すためにここを見て下さった方に向けて、何かメッセージがあればお願いします。
ひっしー
Webディレクターにはさまざまなやり方がありまして、良くも悪くも幅の広い職種だなと思っています。ですので、みなさんも仕事を通じて自分の得意なスタイルを見つけて、ディレクターというポジションを「とにかく自分のやり方で楽しんでいただきたいな」と思っています。
てもし
仕事は何に対しても『やらされるだけじゃなくて自分から楽しんでやることが大事』ということで、まとめさせていただきます(笑)
まとめ
今回は『Webディレクターの実態とは?』というテーマでした。Webディレクターは『Webコンテンツの制作進行を取りまとめる人』であり、制作するコンテンツの多くはWebサイトで、SNSで公式アカウントの運用を行うこともあるそうです。その際、制作はデザイナーの方々に任せ、スケジュール調整や制作物の提出前チェックなどの雑務全般を請け負うとのことでした。目配りや小回りが必要になりそうですね。
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