ITエンジニアに役立つ資格10選!【インフラエンジニア編】
今回の出演者
ITエンジニア採用担当
ITエンジニア採用担当
金融系ITエンジニア
新卒ITエンジニア
元役者ITエンジニア
ITサプリについて
この記事は動画『ITサプリ』で配信している内容をもとにテキスト配信しています。ITサプリは未経験からIT業界へ転職したい方に向けて情報配信をしているYouTubeチャンネルです。IT業界で働く上で役立つ知識を発信していますので動画でもお楽しみください。
みい
今回は「インフラエンジニアに役立つ資格10選」というテーマでお話ししていきます。
ひい
お三方はインフラエンジニアとしてご活躍されているということで、実際に役立つ資格について聞いていきたいと思います。
CompTIA A+
じま
パソコン・タブレット・モバイル端末といったハードウェア、WindowsやIOS・AndroidなどのOS、周辺機器などにも関連したスキルを評価する、ITの入門みたいな資格ですね。この資格は難易度が三つぐらいまでありまして、1番下のレベルでも2個取らないと資格認定にならないんですよ。受験費用も正直高いので、簡単とは言っても落ちられないような資格になっています。3年で有効期限が切れてしまうので、3年経ったらまた取るしかないですね。
LPIC
じま
LinuxというOSに関する資格になります。そもそもLinuxとは何かと言うと、携帯にはIOSやAndroid。パソコンにはWindowsが入っていますが、それの仲間です。ちょっと違うところはWindowsや携帯のOSではホーム画面にアイコンがあって見やすい配置になっていますが、Linuxは文字だけでそれが表現されている・文字だけでデスクトップを動かす……みたいな。イメージとしては黒い画面に文字がばーっと並んでいるようなものです。
LPICはLinuxの技術者の力を認定するIT試験です。日本企業のインターネットサーバーの約7割がLinuxを導入しているため、資格取得をしておくとかなり重宝されるのでぜひ取っていきたい資格になりますね。
CCNA
てもし
ネットワークエンジニアの技能を認定する資格です。Ciscoというのが世界共通基準の資格で、Cisco製品を扱える技術を持つことの証明になるので、世界的にも使えるような資格になっています。僕が未経験から入社して、研修の間1か月で取得することができたので、最初の段階で取るCCNAに関してはそれぐらいの難易度かなと思います。
内容に関してはネットワーク関連、IPとは何か、ルーターをインターネットにつなげるためにはこうすればいいとか。普段パソコンを使っている人だったらその根本を知る勉強にもなると思います。CompTIA同様3年の期限がありますので、3年経ったらもう1度取らなきゃいけないというものになっています。
LinuC
てもし
じまがお伝えしたLPICと似たような資格で、Linuxの技術者としての技術認定をする資格です。LPICと何が違うかというと、LPICは本当に幅が広いんですが、その中でもLinuxというものに特化した資格になっています。「Linuxを使ったものを使います」という明確な目標があるならLinuCを取得する方がいいんですけれども、幅広く技術者としての能力を高めるためならLPICを取得する方がいい、と言われています。
最初の段階では勉強する内容はほとんど一緒なんですけれど、LinuCもLPICもレベルが1・2・3とあって、レベルが高くなるにつれてそれぞれの方向性に変わっていきます。LinuCも世界的に有名な資格なので興味のある方はぜひ調べていただければと思います。
Azure認定資格
じま
AzureというのはMicrosoft社が提供するクラウドサービスで、これの技術力を認定する資格になっております。Azureの資格はものすごくたくさんありまして、興味を持った分野や自分の目指す職種に合わせて資格を取っていただければいいかなと思います。
てもし
スマホゲームとかWebでみんながいろんなサービスを使っているので、クラウドはなじみが深いと思うんですけれども、どこの会社も自社でサーバーを立ち上げられないので、今一番需要のある資格じゃないかなと思います。
AWS認定資格
じま
AWSはAmazonが提供するクラウドサービスになっています。現在のクラウドサービスの世界的なシェアはAWSとAzure、GoogleのGCPの三つがほとんどなので、クラウドサービスの認定資格を取っているとこれからのインフラエンジニアとしてはすごく有利になってくるのかなと思います。
ORACLE MASTER Bronze
けい
データベースに関する技術者を認定する資格です。データベースとは何かというと、倉庫だったり保管庫だったり、データを貯めておくための箱だと思ってもらっていいです。そこからアプリケーションがデータを見に行ってアプリケーションを動かすので、データベースはかなり重要な存在ですね。
その中でORACLEは、Oracle社というデータベース系に関して世界最大規模の会社が提供している・認定している資格です。取得するとITエンジニアに必要となるデータベースの基礎知識の証明になるので、持っていると一目置かれる資格になっていますね。
じま
世界規模の会社の名前が入る資格が多いですね。
けい
いわゆるベンダー資格、システムやサービスを提供している会社が認定する資格を持っていると、それらのシェアが大きければ大きいほど有利になってきます。
データベーススペシャリスト
けい
先ほどまでの資格は全部民間の企業が出している資格になりますが、これは国家資格になりまして、情報処理技術者試験の高度試験に区分されています。国家資格は簡単に消えないじゃないですか。一生もの、というところで強いですね。
ネットワークスペシャリスト
けい
先ほどのデータベーススペシャリストのネットワーク版です。ネットワークエンジニアとして取っておくと相当強い資格になっています。
ひい
結構難易度は高いんですか?
じま
これを取ったら自慢できますね。
ITストラテジスト
てもし
最後はいわゆるIT最強の資格と言われているITストラテジスト。IT系の国家資格の中で一番難易度が高いと言われている資格です。この資格は企業の経営戦略に基づいてビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて情報技術を活用して改革、高度化、最適化するための基本戦略を策定、提案、推進する能力を持つこと。更に組み込みシステムの企画及び開発を統括し、新たな価値を実現するための基本戦略を策定、提案、推進する能力を持つことを判定、評価する試験とされています。
ひい
ちょっと難しいですね。
てもし
これも国家資格ですので、めちゃくちゃ難しいと言われていますが、これを取ったら「誰も文句は言わない」くらい価値があるものなので、僕もこれを目指していきたい、なんて将来を描いています。
まとめ
現役のITエンジニアの方々に、インフラエンジニアの実務に役立つ資格についてお伺いしました。
以下、動画に登場した順に一覧でまとめています。
- CompTIA A+(難易度:★)
- LPIC(難易度:★★)
- CCNA(難易度:★★)
- LinuC(難易度:★★)
- Azure認定資格(難易度:★~★★★)
- AWS認定資格(難易度:★~★★★)
- ORACLE MASTER Bronze(難易度:★~★★★)
- データベーススペシャリスト(難易度:★★★★)
- ネットワークスペシャリスト(難易度:★★★★)
- ITストラテジスト(難易度:★★★★★)
専門的な知識や用語の多いインフラエンジニアの世界では、勉強するべきこともたくさんあります。これらの資格を取得できれば、また、資格取得のために学習した経験そのものも、実務の上で役に立つはずです。今回ご紹介した資格は、それぞれ難易度も求められる技能分野も異なります。興味を持った方は、詳しくチェックしてみてはいかがでしょうか。
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