これだけはやるな!プログラミング学習でやってはいけない学習法とは?
今回の出演者
新卒ITエンジニア
ITエンジニア採用担当
ベテランプログラマー
ITサプリについて
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しろ
今回は現役プログラマーのしゅんさんをお呼びして【プログラミングでやってはいけない勉強法】というテーマでお話をしていきます。
1.コードを書かずに勉強する
しろ
1つ目は『コードを書かずに勉強する』ことがいけないということですが。
しゅん
基礎の部分に関してはコードがまだ書けないのであれば、教科書か何かだけで勉強することも良いかな、と思います。ただ、勉強が進むにつれて難易度も高くなってくるので、本を読んでも文字だけでは伝わらない部分が出てくると思います。そういった場合は、実際にソースコードを書いて「こういったソースコードを組んだらこれができた」といった理解の仕方が一番手っ取り早いと思います。
しろ
最初は教科書などで勉強して、少し分からない部分が出てきたら、実際にコードを打って確かめる方が良いということですね。
2.プログラミングを全て暗記
みい
『プログラミング言語を全て暗記しようとする』というのは、かなりやりがちなのではと個人的には思うのですが、それがいけない理由は何でしょう?
しゅん
暗記するのは言語にもよりますが、ほぼ不可能かなと思います。もし全てを暗記したとしても「この場合はどうやって実現するのか」が浮かんでこない場合もありますし、暗記するよりはプログラミング言語の仕様を理解することをおすすめします。あらゆる場面を想定して「こういう時はこれを使うだろう」というイメージトレーニングをして、勉強を進めると良いと思います。
みい
プログラミングだけを考えるのではなく、どんな場面で使うのかを想像しながらでないと、覚えるものも覚えられないということですね。
しゅん
そうですね。数学とは違って、式だけ覚えれば何でもできる訳ではないですから。組み合わせが大事です。
3.難易度の高い言語を学習する
しろ
『難易度の高い言語を学習する』というのはダメなのでしょうか?
しゅん
例えば「何かプログラミング言語を勉強しよう。稼ぎやすいのから選べばいいかな?」と考えたとします。しかし、実際に勉強し始めたらかなり難しくて挫折して諦めてしまう、といったことはよくあります。ですので、そういう意味で難易度の高い言語を最初に選ぶのは、避けた方が良いと思います。
4.将来性のない言語を学ぶ
みい
続いては『将来性のない言語を学ぶ』ということで、具体的に将来性のない言語とは、どのような言語ですか?
しゅん
私個人として避けた方が良いと思う言語の特徴は「汎用性がない」「実際に限られた場面でしか使えない」「一つに特化している」の3点が挙げられます。あとは、メンテナンスやバージョンアップが遅れている言語ですね。そういった言語は使う人がいなくなるにつれ、言語自体も消滅する可能性がありますので、避けた方が良いと思います。
みい
汎用性のない言語は使える人が少ないので「需要が高まるのでは?」と思っていたのですが。基本的には汎用性のある言語の方が良いのでしょうか?
しゅん
それはケースバイケースですね。
みい
世の中の流行りにも合わせて「どれがいいのか」を選んでいける方が良いということですか。
しゅん
そうですね。それを素人が自分で判断するのはなかなか難しいので、経験者に聞いた方が良いと思います。
5.ソースをコピペする
しゅん
ソースのコピペとは、例えば「ある機能を実現したいけどやり方が分からない」→ 「インターネットで調べたら都合のいいソースが見つかった」 → 「そのままコピーして貼り付け。はい終わり」といった感じの流れのことです。
コピペしたソースをちゃんと理解していない状態で、たまたま合っていたから使うといった場合、いざバグが発生したら「自分で解析できるのか?」「自分で修正できるのか?」というと、それは難しいと思います。ですので、これは私の中で一番やってはいけないことだと思っています。
まとめ
今回は現役プログラマーの目線から「プログラミングでやってはいけない勉強法」をお話しいただきました。
教えていただいた5つのポイントは、学生時代に教わった勉強方法とつながる部分もありますね。初めてプログラミング言語を学ぶのであれば、経験者のアドバイスを聞きながら、自分に合った難易度から始めると良いでしょう。その場合も暗記するのではなく、実際にコードを打って学ぶことも重要かもしれません。
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