【ITエンジニア志望必見!】現役採用担当によるガチ面接を受けてみた!~新卒編~【模擬面接/新卒採用】
今回の出演者
新卒ITエンジニア
人事担当
ITサプリについて
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じま
今回のテーマは『エンジニア就職シミュレーション(新卒編)』ということで、採用担当であるくにさんに『新卒で面接に来た』という体で模擬面接を行っていただきます。
くに
少し緊張されていますか?
じま
改めて座ると緊張しますね……(笑)
くに
緊張をほぐして、リラックスしていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
じま
よろしくお願いいたします。
模擬面接スタート
くに
では早速始めていきたいと思います。まずは簡単に、自己紹介をお願いできますか?
じま
T大学のメディア学部メディア学科から参りました、じまと申します。大学では音楽や映像・CG、マーケティングなどさまざまな分野を学んできました。授業の中で『カンヌライオンズ』という海外の広告祭の存在を知り、そこで見た広告に惹かれ、Webや広告だけでなくITを通して人に物事を伝えることに興味を持ちました。
卒業研究ではインスタント麺にフォーカスを当てまして『ロングセラー商品がどのような広告手法を打ってきたのか』といったことについて調べました。
くに
さまざまなことを学びながら就職活動もされていると思いますが、学生時代はサークル活動とかアルバイトのご経験は何かございますか?
じま
大学ではサークルに所属せず、2年半~3年程度100円ショップの文具売り場担当としてアルバイトをしておりました。お店の規模としては非常に大きく、消費者の購買心理に関わるとのことで店長から商品を綺麗に見せる並べ方を教わり、ディスプレイや商品の発注業務を任されるようになりました。近くには小学校や住宅街がありまして、季節の変わり目や新学期に備え、入店後すぐに目に入るよう心掛けて商品を並べておりました。
くに
ディスプレイの仕方や発注方法なども含め、業務に関することを具体的に教えていただきながら、アルバイト経験を積まれたということですね。では、アルバイト経験の中で「これはどうすれば?」と困ったご経験はありますか?
じま
そうですね。定番の商品の場合、発注をしなくても毎週入荷があるのですが、売り場には既に商品がたくさん出ている状態が結構ありまして。そういった時に「裏に在庫として置かず売り場に出すように」といった指示があり、困ったことがありました。その際は、同じ棚の商品やフックの間隔を詰めて新しく置ける場所を増やしたり、店長と相談して売れ筋の商品を他の場所に置いたりして、過剰在庫を減らせるよう努めました。
くに
実際のディスプレイをどうするとか、倉庫の中にしまっておくとか、そういったところを店長の方と相談しながら対処された、ということですか?
じま
はい。他にも、人気商品には「今人気です!」のようなポップを作って、販売するようにしておりました。
くに
お客様から何か、対面で質問されたりとか、商品に関して聞かれたりしたことはありますか?
じま
テレビで紹介された翌日に、お電話や対面で「この商品ありますか?」と聞かれることは多かったです。放送される前に「来週テレビで紹介されます」といった情報は頂けるので、出勤する前に「今その商品の在庫があるのか」無ければ「いつ入荷か」など一通り確認しておいて、すぐに答えられるようにしていました。
くに
お客様に需要がありそうな商品に関して、日頃からご自分でも情報収集をされていた、ということでしょうか?
じま
はい。SNSなどで商品名を検索して、人気がありそうだと感じた商品を「うちの店でも置いてみてはどうですか?」という提案もしていました。
くに
次の質問に入ります。今回、当社のエンジニア職を志望されましたが、まずはその志望理由を教えてください。
じま
先にも申し上げたように、大学でインターネットマーケティングについて重点的に学びまして、その過程でWebページのLP(検索結果や広告から訪問者が最初にアクセスするページ)に強く惹かれました。人の目につくものは、人によって受ける印象が変わることがあるとも感じました。私もITを通して、人に何か感動を与えるようなものを作りたいと思い、エンジニアを志望いたしました。
くに
実際に「その業務をお任せできるか」といった判断はまだこれからですが、そのお仕事をしていくために日頃からご自身で努力されていることや、勉強されていることは何かありますか?
じま
基本的なIT用語の勉強と、自分の価値観や知識を広げるためにニュースやSNSを利用して、さまざまなトレンドを検索しています。
くに
仮に、当社にご入社となった際、Webのエンジニアとして「今後どういうエンジニアになっていきたい」と思われていますか?
じま
今の時点ではあまり知識があるとは言えないので、入社前から入社後の1年目にかけまして、基本的なWebの知識を広げていきたいと思っております。2~3年目ともなれば後輩もできるかと思うので、教えられるようになるくらいの知識を増やしていきたいと考えています。それよりも後ということになりましたら『プロジェクトリーダー』や『Webディレクター』のような職をやりたいと思っています。
くに
将来的に「Webディレクターをやりたい」とのお話でしたが、Webディレクターに必要なスキルは何だと思いますか?
じま
抽象的になってしまいますが、Webの知識全般だと思っております。デザインだけでなく、マーケティングやコーディング(プログラムを書くこと)とか、そういう作業全般のことが分かっていないとできないと仕事だと認識しています。ですので、作業の一つ一つにとらわれずに仕事を重ねて、自分の中でもWebに関する知識を一個一個積み重ねていくことで、そういった立場を目指したいと思っています。
くに
ここで少し質問を変えさせていただきまして、今在学中ということですが、今まで学校生活の中で挫折した経験はありますか?
じま
挫折した経験は結構あります。メディア学部は広くさまざまな分野を学べる関係で、入学したての頃は興味の有無に関わらず、必修のような形でいろいろなことを学びました。ミキシングのような音楽を学べる授業を2年生ぐらいまで学んでいた中で、自分で作った音楽を聴いている時が一番楽しくて「作るよりも聴く方が好きだな」と実感しました。
他にも大学で2年ほどボウリングの部活に入っていたのですが、大学と自宅との距離が遠く、自分のモチベーションやボウリングの玉を持ち帰るための体力などを考えた時に釣り合わなくて、辞めてしまったことがありました。自分としては「やらないで後悔するよりやって後悔する方がいい」と考えているので、大学在学中はやって後悔したことの方が多いなと思っております。
くに
「やらないで後悔するよりやって後悔したい」ということですが、仮に当社に入社していただき業務に当たる中で、様々な経験から「自分ではやりたくないな、向いてないな」と感じるお仕事をお任せする場合もあるかもしれません。挫折する可能性もあるでしょう。もし、そういった業務で困難な状況が発生した場合、今までの経験を踏まえてどのように対応していけそうですか?
じま
僕は英語の『ミステイク』という言葉が好きで、日本語に直訳すると『失敗』になりますが、英語で考えた場合『ミス』しても『テイク』……何かを得ることができると考えています。挫折したとしても、経験したからこそ自分で何かを発見できることがあると思っていますし、もし業務で挫折してもそれを経験に活かしていけるような性格であると思っております。
また、社会に出れば先輩や上司、同期など、挫折した時に相談できる方は今よりも多くなると思っています。積極的にいろんな方と関わりを持って、いざという時に相談できるような関係性を作っていきたいと考えています。
くに
現在エンジニア職でご応募いただいていますが、他社様含めて何社ぐらいご応募されていますか?
じま
御社を含めまして、8社に応募させていただいております。業種としましてはIT全般ではなく、ECサイトの運営会社や、医療系サイトの運営会社の選考を受けております。
くに
今は選考が進んでいる状況かと思いますが、内定に至っている企業様はありますか?
じま
現状では何社か既に落ちていまして、2次選考に進んでいるところもある状況です。
くに
もしかすると、最終選考では当社を含めて複数の内定がいただける、という状況があるかもしれません。その際、最終的に企業を選ぶ上でご自身が一番大切にしている、ご自身の軸とも呼べるようなことはございますか?
じま
一番重要視しているところは企業自体の安定性になります。御社の場合ですと、東証一部に上場されている点が強みだと感じております。ITはベンチャー企業が多いイメージがありますが、私は安定している企業に入社し、自分の軸となる知識や業種のスキルを磨いていきたいと考えています。ですので、教育制度も含めましてさまざまな分野を学び吸収していけるような、安定した大きい会社に入りたいと思っております。
くに
最後に、じま様から何かご質問とか、当社へ聞いておきたいことがあればお願いします。
じま
ITやWebに限らず、トレンドであったり、他の技術やスキルであったり、新しいものを取り入れられるよう敏感になる必要があるかと思います。そういった情報や知識を「どこから吸収しているのか」ということをお聞きしても良いでしょうか。
くに
当社の中でもエンジニアはWeb・開発・インフラの方々それぞれに、技術的なところや最先端技術を含めて、さまざまな知識を入れていただく必要があると思っています。当社では入社時研修以外にも勉強会・社内研修・社外研修など、技術を磨いていただける機会を用意しております。そういった機会に積極的に触れ合っていただき、専門のスキルを磨いていくために、ネットなどでしっかりと情報収集していただけると良いかと思います。
貴重なお時間いただきまして、誠にありがとうございました。これで面接の方は終了となります。お疲れ様でした。
じま
ありがとうございました。
模擬面接の振り返り
じま
ではこの模擬面接、私は合格か不合格か、どちらになりますでしょうか?
くに
合格でございます。
じま
ありがとうございます!
くに
点数で言いますと、100点満点の70点になります。新卒の面接であれば致し方ないとは思いますが、最初に手が震えていたり目が泳いだりと緊張されていた部分がありました。面接官は相手の表情や仕草といったところも見ていますので、しっかり準備をして受け答えできると良いですね。
良かった点としましては、志望理由や自己紹介も含めてマニュアル通りの会話では無かった点ですね。受け答えに長い部分がありましたが、アルバイトのご経験などでご自身がどういった経験を積んできたのか、自分の強みは何なのか、といったところもお答えいただいたので、その辺りは良いと思います。
じま
自分でも受け答えが長いな、と感じているのですが、僕以外にも話し出すと長くなってしまうタイプの人とか結構いると思います。同じことを何回も言ってしまうような受け答えは良くないですよね?
くに
緊張されて、何度も同じキーワードや会話を繰り返してしまう場合は、普段メモを取るのと同じ要領でポイントを絞っておくと良いかもしれません。例えば『ポイントは3つ』と決めて「1つ目は○○、2つ目が△△、3つ目は××」のようにご自分の中で準備しておいていただけると、話が脱線しにくいと思います。他に何か、ご自身で気になった部分はありましたか?
じま
最初にご指摘いただいた手の震えや目の泳ぎは、正直自分では気付いていなかったので「緊張するとやはりそういったことが起きるのか」と思いました。
くに
面接なので、緊張することはあると思いますよ。ご自身が言いたいこと、伝えたいことをしっかりと伝えきれていれば良いかと思います。とは言いましても、やはり面接は限られた時間の中で行っていきますので、そういった際の相手への配慮をお願いできればと思いました。
じま
ちなみに、他にも改善した方が良い点はありますでしょうか?
くに
まずは腰かけている椅子の位置ですね。正しい姿勢で面接を受けていただく、といった点も面接の内ですので、椅子に座る際は位置に気をつけていただきたいと思います。あともう1つ、冒頭の挨拶のように面接官と向かった際は『しっかりと声を出して挨拶をする』といった点も気を付けていただきたいなと思いました。
まとめ
今回は『エンジニア就職シミュレーション(新卒編)』ということで模擬面接を行いました。新卒でなくても面接は緊張するものですが、表情や仕草も面接官に見られていることを意識する必要がありそうです。緊張で同じことを繰り返し話してしまう、といった場合も注意が必要になるでしょう。
また、受け答えが長くなりすぎないよう、話すことはポイントを絞って準備しておくと良いとのことでした。メモを取る要領でもポイントは絞れますので、面接対策にメモを取る練習も良いかもしれませんね。
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