稼げないダメなWebデザイナーの特徴5選!【IT業界/転職】
今回の出演者
金融系ITエンジニア
新卒ITエンジニア
新卒ITエンジニア
Webデザイナー
ITサプリについて
この記事は動画『ITサプリ』で配信している内容をもとにテキスト配信しています。ITサプリは未経験からIT業界へ転職したい方に向けて情報配信をしているYouTubeチャンネルです。IT業界ではたらく上で役立つ知識を発信していますので動画でもお楽しみください。
けい
今回は『ダメなWebデザイナーの特徴5選』というテーマで、ゲストにWebデザイナーのまっちーさんをお招きして、お話を聞いていきたいと思います。
1.見た目のことしか気にしない
まっちー
まず1つ目は『見た目のことしか気にしないデザイナー』ですね。
けい
見た目はデザイナーの方なら気にされると思いますが、具体的にどこが良くないのでしょうか?
まっちー
「Webサイトを作る目的」というのは「綺麗でお洒落なサイトを作ること」自体では無いですよね。採用サイトであれば「応募してもらう」こと、アプリのサービスサイトであれば「ダウンロードしてもらうこと」とか、そういった目的が必ずあります。その目的を達成するためには「可愛い・格好いい」だけではダメなこともあるのですよ。
商品を売るサイトには購入ボタンがありますが、サイト全体が綺麗にまとまっているのに、購入ボタンだけがピカピカした目立つ色にしてあることが多いです。それを「綺麗か・格好いいか」だけで言えば、全体に馴染む色にした方が絶対見栄えは良いですよね。でも、サイトの目的は買ってもらうことなので、少し浮いても目立たせた方が購入数は多くなります。そういったことを考えられるデザイナーでないとダメかな、ということですね。
けい
じまは大学でマーケティングの勉強をしていたそうですが、この話、よく分かりますか?
じま
何となくですが。この場合のデザインは、作品ではないので購入とか広告的な目線とかもあると思いますが、それを知らないと勘違いしてしまうのかな、と思います。
2.言われた通りのものしか作れない
まっちー
2つ目は『言われた通りのものしか作れないデザイナー』です。
初めの頃は、言われた通りのものを作るだけでも大変だと思います。ただ、自分で考えずに言われた通りものしか作らないと、デザインスキルも成長しないですし、出来上がっても構成案に色がついただけのものになってしまいます。そうなってしまうと、それはもうデザイナーじゃなくてオペレーターですね。
なるべく自分で1回考えてから、先輩やディレクターさんに「私はこう思うのですが、どうでしょうか?」と聞いてみる。そうやって自分で考える癖をつけていくことが重要だと思います。私の経験でいうと、構成案の段階では気付けないことに、デザイナーが作成中に気付くことは結構多いです。なので、そういうところを見つける訓練みたいなものが必要かと思いますね。
3.勉強をしない
まっちー
3つ目は『勉強しないデザイナー』ですね。私は、プライベートでもできるだけデザインの勉強を続けていくべきだ、と思っています。
けい
デザインの勉強というのは、具体的にどのようなことをされるのでしょうか?
まっちー
デザインは色やフォント、レイアウトなど、いくつもの要素を組み合わせて作るものなので、いろいろな要素があって成り立っていると思っています。なので、勉強としては「フォントの持っている意味」とか「どういう印象を持たせるか」といったことを調べて、適切なフォントを選べるようにするとかですね。色の組み合わせも「どういう印象を与えるのか」「このフォントとこの色の組み合わせは相性が良いか」とか。
けい
フォントと色に相性があるのですか?
まっちー
サイトによると思いますが、繊細なフォントを使っているのに色使いが「すごくスポーティーでバキバキ」とかになると、少しミスマッチというか、不思議な感じになってしまうと思います。
じま
デザインを勉強しきる、みたいなことはありますか?
まっちー
色の組み合わせにはある程度決まりはありますけど、レイアウトはどんどん増えていきますので、勉強しきるということは多分無いと思いますね。
けい
今から「勉強しよう」と思っている人は、どこからスタートすると分かりやすいでしょうか?
まっちー
デザイン以前に、最低限使えないといけないのはデザインツールですね。あとは、1つのフォントだけを深掘りするのではなく、色やレイアウトのことを何となく全体的に学んで、広く浅くやってみると良いと思います。他にも実案件で必要な知識、というものが出てきますから「企業サイトのような、カッチリとした信頼感のあるデザインはどういうものか」みたいなことも調べておくと、仕事の上でもすぐに役立つと思います。
4.HTMLの知識がなさすぎる
まっちー
4つ目は『HTMLの知識がなさすぎるデザイナー』です。
けい
HTMLの知識が「無さすぎる」というのはどういうことでしょうか?
まっちー
最低限『HTML』と『CSS』の知識が無いと、とんでもないデザインが上がってくることがあります。極端な話で言えば「文字が全部縦組み」とか「今の『HTML』では再現不可能なデザイン」とかを上げられることもありますね。
あと、使用するツールも『Illustrator』はあまり良くないとされています。さらにページデザインをする印刷用のツールに『InDesign』というものがあるのですが、こちらで上げてくる人もいるので、最低限の知識が必要ということですね。これからも最低限のレベルが上がっていくのかな、というのも感じています。
しろ
Webデザイナーは、動きの表現もすることがありますか?
まっちー
ありますよ。例えば「トップページのメインビジュアルがスライドする」とか「下の方に画面が移っていった時にフワッと要素が出てくる」とか。今では一般的かもしれませんが、そういった動きの部分もデザイナーが考えることが多いかな、と思います。デザインツールによっては、デザイナーがソースコードを触らなくても動きの部分をある程度作れたりしますから。
例えば『XD』というツールでは簡単なアニメーションを作れるので、コーダーさんにお渡しする時に動きの感じが伝えられます。ただ『Photoshop』でデザインカンプを作ると動きの部分が伝えられないので、コーディングをお願いする時に「この部分はこの参考サイトのここの動き」みたいな感じでお渡しすると良いと思います。
5.デザインが嫌い
まっちー
5つ目は、意外といると思いますが『デザインが好きじゃないデザイナー』です。最近はSNSで見かける「在宅勤務でWebデザイナー/簡単に稼げます!」みたいな広告を見て、何となく「私でもできそう」という理由でなる人もいると思っています。ただ、好きかどうかって仕事にしてみないと分からなくて、デザイナーになってから「別にデザインの仕事は好きじゃなかった……」と辞める人もいます。
デザインが好きじゃないと、勉強もなかなかできないだろうから成長しないし、そういう人にはおススメできないですね。ただ「デザインに興味があって好きだけど、仕事にできるかどうか分からない」と悩んでいる人もいると思っています。「デザイナーになってから嫌いになったら嫌だな」という気持ちも分かりますが、私自身今こうやって楽しく続けられていますし、悩んでいる人は踏み出してみても良いと、個人的には思います。
けい
デザインが好きでないと、デザイナーとして続けていくのは難しい、ということですね。
今回の動画のまとめ
まっちー
今回お話した『ダメなWebデザイナーの特徴』をまとめますと、こちらの5つになります。
- 見た目のことしか気にしないデザイナー
- 言われた通りのものしか作れないデザイナー
- 勉強しないデザイナー
- HTMLの知識がなさすぎるデザイナー
- デザインが好きじゃないデザイナー
まとめ
現役Webデザイナーから見ると「見た目のことしか気にしない」「言われた通りのものしか作れない」デザイナーは、あまり仕事ができるとは言えないようです。デザインはサイトの目的に合わせることが重要で、見た目重視だったり上の指示に従ったりするだけでは「デザインスキルが成長しない」とのことでした。Webデザイナーの「デザイン」は作品ではなく、購買・広告的な目線があることを認識しておくことが重要といえそうですね。
また「勉強をしない」「HTMLなどの知識が無い」「デザインが嫌い」といったデザイナーも好ましくないとのことでした。デザインの知識を積み重ねていく事はとても大切ですし、ツールの知識はデザインを形にするために必要なものです。デザイン自体に興味がない、もしくは嫌いであるとすると、勉強していくのも難しいでしょう。
これから「Webデザイナーを目指してみよう」と考えている方は、これら5つの特徴に当てはまっていないか、確認してみてはいかがでしょうか?
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