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Webデザイナーってどんな職業?収入事情も大公開!【転職】

date2022年10月06日
Webデザイナーってどんな職業?収入事情も大公開!【転職】
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今回の出演者

じま
じま

新卒ITエンジニア

けい
けい

金融系ITエンジニア

しろ
しろ

新卒ITエンジニア

ゲスト まっちー
ゲスト まっちー

Webデザイナー

ITサプリについて

この記事は動画『ITサプリ』で配信している内容をもとにテキスト配信しています。ITサプリは未経験からIT業界へ転職したい方に向けて情報配信をしているYouTubeチャンネルです。IT業界ではたらく上で役立つ知識を発信していますので動画でもお楽しみください。

じま

じま

今回は、Webデザイナーのまっちーさんをゲストにお招きして『Webデザイナーの実態とは?』というテーマでお話を伺っていきます。

1.Webデザイナーとは?

じま

じま

まず『Webデザイナー』とはどういう職業なのでしょうか?

まっちー

まっちー

そもそも、Webサイトの見た目の部分を制作することを「Webデザイン」と言います。ですが『Webデザイナー』の仕事の範囲となると、会社によって違いがあると思います。WebデザインをPhotoshopなどのツールで作る前に、ワイヤーフレームや構成案を作成する段階があります。

そこから全部デザイナーが作る会社もあれば、ディレクターが前段階までは担当するという会社もありますし、コーディング(Webデザインを実際のブラウザで表示するために、HTMLやCSSなどの言語やソースコードを用いる作業)もWebデザイナーが担当する会社もあります。ちなみに私は、Photoshopを使用したWebデザインの見た目部分の制作までを担当しています。

じま

じま

クリエイティブ系の作品を作るようなお仕事をされている、ということですね。

2.Webデザイナーの仕事内容

じま

じま

具体的な仕事内容はどのようなものでしょうか?

まっちー

まっちー

仕事の流れというのは、お客様との打ち合わせで「どういうサイトを作りたいのか」「どういう雰囲気にしたいのか」といったヒアリングを行います。その後の『トーン&マナー(デザインの統一性を保つルールのこと)』という段階でサイトの雰囲気や、作るデザインの方向性を決めます。次が『カンプ制作』といって、デザインカンプというPhotoshopやデザインツールで「1枚画像の状態で完成形を作る」という工程があります。

作ったデザインカンプをお客様と確認して、出し戻しや修正を繰り返して完成したら『コーディング』という仕事に移ります。デザインには、使い勝手が良くて見た目もきれいな「機能性と美しさを両立させたサイトを作る」という目的が絶対あると思います。売上を上げるとか、採用サイトであれば応募数を増やしたいとか、そういった要望に見た目の部分で貢献することが『Webデザインの目的』ですね。

けい

けい

Webサイトの見た目の部分を考えられるというお話でしたが、次のページに進むためのボタンや、押した後に飛ぶページまで、デザイナーさんが考えられているのでしょうか?

まっちー

まっちー

ボタンの配置や、押したらどこに飛ぶかという部分は、見た目を作る前段階の「構成案・ワイヤーフレーム」と呼ばれる部分で先に考えてあることが多いですね。ただ、デザインに入ってから変えるというパターンも結構あります。

やはり、構成案と向き合う時間はデザイナーが一番長いので、作っている時に「このボタン、実は要らないのでは?」とか「このページよりも先に、そちらのページに飛んだ方が良いのでは?」という違和感を覚えることがあるのですよ。そういう時は構成案を変更したり、ディレクターさんに相談したりしていますね。

3.納品までの期間

じま

じま

お聞きした流れですと、打ち合わせから始まって「Webデザイン作成→運用」というところになると思いますが、期間は大体どれぐらい掛かるのでしょうか?

まっちー

まっちー

案件によってバラバラですね。ランディングページ(LP:訪れたユーザーが最初に閲覧する、商品・サービスの紹介や、問い合わせなどのリンクもまとめた1枚の縦長なWebページのこと)の1枚だけ作って終わりの案件とか。会社のコーポレートサイトとなるとページを何十枚も作らないといけない案件もありますので、本当にピンキリです。最初のページは大体2~4日くらいで、すごい時間を掛けるのであれば1週間くらいですかね。

4.Webデザイナーになった経緯

じま

じま

Webデザイナーという職についた経緯をお聞きしても良いでしょうか?

まっちー

まっちー

私は元々、雑誌やポスターなど、紙媒体中心のデザイナーをやっていました。その時に勤めていた会社があまりにもブラックだったので転職を決意しまして。

ちょうどその頃は雑誌の廃刊や休刊がニュースになっていて「紙媒体これから大丈夫かな?」みたいな時で、Web業界の方が「未来は明るいかな」と。あと、Web業界は変化が早くて、流行り廃りもどんどん変わっていくので、そこから「Webの方が面白いかも」と思って、気軽に足を踏み入れた感じですね。

しろ

しろ

紙とWebでデザインの仕方が違うところはありますか?

まっちー

まっちー

そもそも使うツールが違いますね。紙媒体だとIllustratorや、ページものだとInDesignというツールを使うのですが、WebだとPhotoshopやAdobe XDというツールを使用します。

しろ

しろ

勉強し直した感じでしょうか?

まっちー

まっちー

そうですね。

5.Webデザイナーのやりがい

じま

じま

仕事のやりがいは、どんなところに感じますか?

まっちー

まっちー

Webデザインはアート作品ではないので、目的がありますし、予算も決まっていたりタイトなスケジュールが組まれていたりと、制限も大きいです。そういった制限がいろいろとある中で「これがベストだ」と思う形を試行錯誤している時が楽しいですね。

6.未経験からでもなれるのか

けい

けい

デザインを始めるにあたって「クリエイティブなものを作る」という下地は元々あったのでしょうか?

まっちー

まっちー

それでいうと、私は美術高校に通っていました。

けい

けい

では、進学先も美術関係でした?

まっちー

まっちー

はい、美術大学でした。

けい

けい

そういうバックボーンがあると、Webデザイナーを目指しやすいとか、視野に入れやすいというのはありましたか?

まっちー

まっちー

あまり関係ないのかな、という気もしますね。もちろん、美術大学を出ていればデザインの考え方は身に付くので次のステップから始めることになりますが。まったくデザインの学校に通っていなくても活躍している人が多いのが「Webデザイナーの特徴かな」と思っています。SNSとかを見ても、結構有名な人が美大出身じゃないとか、新卒でデザイン業界に入ったわけでもなく「営業から転身しました」という人もいますから。

けい

けい

そういう人たちが活躍できる要因は何だと思いますか?

まっちー

まっちー

デザイナーというと「生まれ持った才能やセンスがモノをいう」イメージがあると思いますが、デザインはセンスよりも経験を積み重ねて「デザインの引き出しを増やしていく」ことでカバーできる部分が大きいと思っています。

もちろん飛び抜けたセンスを持っている人もいますが、Webデザインはアート作品ではないので「サイトの目的を意識して、そこから逆算してデザインできるか」といった、ビジネス・マーケティング的な視点が必要になります。そういう意識や視点が重要になってくるからなのかな、と思っています。

けい

けい

ここを見てくれている方も「就活どうしようかな」と悩んでいる方もいると思うのですが、デザインに興味さえあれば飛び込んでいけるような世界だ、ということでしょうか。

まっちー

まっちー

デザインが好きかどうか、興味があるかどうか、というところは一番重要だと思います。

7.Webデザイナーの年収

じま

じま

Webデザイナーのお給料事情をお聞きしたいのですが……
年収はどのくらいでしょうか?

しろ

しろ

高いイメージがありますね。

まっちー

まっちー

年収は、正直に言うとあまり高くはないです。Google先生によると、Webデザイナーの年収は350万~450万円と出ていましたので、あまり高いとは言えないのかなと思いますね。日本はデザイナーの仕事自体が年収低めなのですよ。ただ、紙媒体のデザイナーよりは上のようです(笑)

8.Webデザイナーで年収1000万円は可能?

しろ

しろ

Webデザイナーは、1000万円プレイヤーになれますか?

まっちー

まっちー

数は少ないですが、そういう方もいらっしゃいますね。Webデザイナーが年収を上げていくためには、転職などでスキルを上げることで増やしていくパターンと、フリーランスになって稼ぐパターンがあるかなと思います。

じま

じま

その場合、デザインの案件の数を増やすのと、1個素晴らしいものを作るのと、どちらの方が金額は上がるのでしょうか?

まっちー

まっちー

数をこなすには限界があるので、単価を上げていく方が現実的かなと思いますね。

まとめ

ここまで『Webデザイナーの実態とは?』というテーマでお話を伺いました。Webデザイナーの仕事は勤める会社によっては、デザインの前段階である「構成案」の作成から、デザインを作成した後の「コーディング」という作業まで担当することがあるようです。また、制作するサイトの目的に合わせて、機能性と美しさを両立させたものを作ることが重要とのことでした。そのためには、才能やセンスよりも「ビジネス・マーケティング視点」が必要となります。予算やスケジュール・目的の制限がある中で、試行錯誤をすることにやりがいを感じるそうです。
未経験でも「デザインが好き・興味がある」のであれば、経験を積み引き出しを増やすことでセンスや知識の有無をカバーできるようです。デザインに興味がある方は、挑戦してみてはいかがでしょうか?

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