SDGsに貢献する!メルカリなどのシェアリングエコノミーとは?
今回の出演者
新卒ITエンジニア
新卒ITエンジニア
金融系ITエンジニア
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じま
今回のITニュースは、今注目のSDGsにも貢献できる『シェアリングエコノミーとは』というテーマでお話していきます。しろはシェアリングエコノミーを知っていますか?
しろ
多分、分かります。メルカリとかのことですよね?
じま
正解です。メルカリとかUber Eatsなどで話題になっていますね。そのシェアリングエコノミーについて、いろいろと調べてきたのでお話したいと思います。
シェアリングエコノミーとは?
じま
まず、シェアリングエコノミーとは何かといいますと、主にインターネットを仲介したC to Cですね。個人と個人・企業などの間で、モノ・場所・技能などを売買、または貸し借りするなどの経済モデルのことです。消費者がモノや場所、スキルなどを必要な人に提供したり、共有したりするサービスを指していますね。
例でいうと、一般のドライバーがスマートフォンのアプリでマッチングした乗客を自家用車に乗せて運ぶ『ライドシェア』とかですね。こちらは、あまり日本では使われていないかもしれませんが、あります。あとは、一般の人が所有している物件の空き部屋とか空き物件を、Webサイトやアプリを通して旅行者に貸し出す『民泊』とかは、シェアリングエコノミーの代表例といえます。もちろん、メルカリとかUber Eatsも一例になりますね。
しろ
結構たくさんサービスがありそうですね!
じま
最近だとコロナ禍ということもあって、結構そういったサービスがいろいろ出てきています。消費者同士で取引するC to C、いわゆる『Customer to Customer』のビジネスモデルですね。そうしたサービスでは、企業はあくまで消費者同士をつなぐWebサイトやアプリなどのプラットフォームを提供するだけですね。なので「あとはみなさんでどうぞ」みたいな感じになります。
けい
参入のハードルも低そうだから、すぐ個人が「始めてみよう!」という感じで始められるね。
どんな種類があるの?
じま
主なサービス領域を5つの領域に分けまして、それぞれの頭文字を取って『SSMMG』として紹介します。
- Space:空間・スペースをシェアするサービス。
例)民泊、シェアハウス、駐車場シェアなど - Mobility:移動手段をシェアするサービス。
例)カーシェアリング、自転車シェアリングなど - Goods:モノをシェアするサービス。
例)フリマアプリ、レンタルサービスなど - Skill:スキルをシェアするサービス。
例)家事代行、子育てシェア、クラウドソーシングなど - Money:お金をシェアするサービス。
例)クラウドファンディング
けい
なるほど、分かりやすくなった。
じま
スキルのシェアでは、最近だと家庭教師もあるかもしれないですね。これらのサービスには「こういったサービスがありますよ」という領域マップもあります。
こちらをご覧ください。
けい
結構たくさんあるね。
じま
意外と、知らないところで実際に使っている、なんてこともあると思います。
しろ
サブスク(サブスクリプション:月額課金や定額制でサービスを契約すること)みたいなサービスもありますね。
じま
消費者がモノを所有しないという点ではサブスクと似ていますが、シェアリングエコノミーは「使いたい時・必要な時だけ利用して、その都度料金を払う」といったものです。サブスクの継続的な利用を前提としているという考え方とは、少し違うものになりますね。
SDGsへの貢献度と将来性
じま
続いて、最近注目されているSDGsへの『貢献度と将来性』について。そもそもみなさんは『SDGs』を知っていますか?
しろ
確か、持続可能な開発目標という意味で「Sustainable Development Goals」を略してSDGsと呼んでいますよね。あと「より良い世界を目指すための17の目標」があったと思います。
けい
17個も目標あったの? それは知らなかった。
じま
国連が定めたものになりまして、今世界的に注目されているSDGsに、先ほどのシェアリングエコノミーは『貢献できるビジネス』になりますね。
SDGsに貢献する例としては、モノやスペースをシェアするサービスが広がることで、新品を購入する人が減り、ゴミが減少します。昔からリサイクルとかリユースとかありましたよね。次に、サイクルシェアとかライドシェアが広がることで、エネルギー消費の減少につながります。あとは、家事とか育児のスキルをシェアするサービスやクラウドソーシングが活用されることで、労働に参加できる女性が増えます。
しろ
確かに。
じま
他にも、自治体がシェアリングエコノミーを提供する民間企業と連携して、シェアリングエコノミーを『就業機会の創出』や『育児支援・地域の活性化』など、社会課題を解決するために活用するケースも増えてきています。民と官が注目しているからこそ、ますます盛り上がっていくサービスといえますね。
急成長の理由
じま
では、なぜシェアリングエコノミーの市場が急成長したのかというと、インターネットの普及とIT技術の進歩がありますね。スマートフォンとかタブレット端末を使って、消費者が所有するモノや空間に関する情報を簡単に公開して、消費者同士で共有することができるようになってきています。オンラインでの決済も安全に行えるようになりました。
あとは、SNSの普及で他人との距離が近づいたことも大きく、サイトごとに設けられたサービスへの評価システムが根付いてきました。メルカリにも、買った後とかに評価システムがあると思います。日本社会には元々、近隣同士は「無償で助け合う文化」がありました。
けい
醤油でしょ。「醤油がないので、わけてもらえませんか?」みたいな文化ですよね。
じま
「引っ越してきた時に蕎麦をお裾分けする」とか、そういう文化があったので、日本ではシェアリングサービスの普及があまり抵抗なく、寄与してきたと考えられていますね。
ちなみに『一般社団法人シェアリングエコノミー協会』というのがありまして。こちらが2020年に発表した「シェアリングエコノミー関連調査、2020年度調査結果」において、国内のシェアリングエコノミーの経済規模は、2030年度には14兆1.526億円になると見積もられています。
シェアしたいもの
じま
ちなみに、みなさん「シェアできたら良いな」と思うものとかありますか?
けい
友だちが買って家に持ってくるカシスオレンジのカシスとか、カルーアミルクのカルーアとか、使い切れた試しがなくて。あれ絶対余るからシェアしたいですね。
じま
確かに。今のご時世だと、もしかしたら厳しいかもしれませんが、面白いですね。しろはどうですか?
しろ
ピアノが弾けるので、ピアノの先生とか! スキルのシェアをね!
じま
家庭教師みたいに、ピアノを習いたいっていう人に向けて行ってあげる、という感じですかね。なるほど。
けい
こういうサービスってサービス自体を考えれば、あとはWebサイトとかスマホアプリとかでプラットフォームだけ提供できれば、ITエンジニアとしてそこに関わっていけるというのはありますよね。
じま
そもそも、個人と個人をつなげてあげるサービスを提供する必要があるので、サービスを提供するにはITエンジニアは欠かせない存在だと思います。
まとめ
インターネットの普及やIT技術の進歩により、スマホのアプリやWebサイトから、簡単にシェアしたいモノを「売買」「レンタル」できる時代になりました。サービスを考えれば、あとはこれらのやり取りができるプラットフォームが必要になります。それらを提供するITエンジニアの需要は今後増すでしょう。また『シェアリングエコノミー』の積極的な利用は、エネルギー資源の節約や働く環境の創出を促進し、SDGsへの貢献につながるでしょう。
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