【ITニュース】メタバースとは?仮想通貨?NFT?やり方は?分かりやすく紹介!【IT業界/転職】
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新卒ITエンジニア
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じま
今回は、SNSやゲームなどの世界を変えると言われている、最近注目のキーワード『メタバース』をテーマにポイントを3つに分けてお話していきます。最近ではFacebookが会社名を「Meta(メタ)」に変えたことで、さらに注目度上がってきたかもしれないですね。
1.メタバースとは?
じま
メタバースとは、簡単に言うと「オンライン上に3DCGで構成された仮想空間を作ること」ですね。具体例を挙げると『Second Life(アメリカのリンデンラボ社が運営するインターネット上の仮想世界)』というものがありますが、日本だとあまり馴染みがないかもしれません。
日本での具体例を挙げるなら『マインクラフト』や『フォートナイト』『どうぶつの森』などのゲームですね。それぞれジャンルが違うかもしれませんが、どれも一応あの空間の中で生活しているので、同様のものをイメージしていただければ分かりやすいと思います。
けい
ゲームをやり込んでいる人は、家に帰ったら『どうぶつの森』をプレイして違う世界を楽しむことで、オンラインとオフライン合わせて人生が2つ持てる、みたいな感じですよね。それは面白いなと思います。
2.メタバースの将来性
※ドル円換算は、調査時点のものになりますので、多少前後します※
じま
次は、メタバースの将来性についてですね。いろいろと調べてみた結果、将来性は十分にあるという結論に至りました。特に、最初にもお話したようにFacebookが社名を変えるほど注力していまして、アメリカドルで1兆ドル、日本円で約110兆円のビジネスチャンスがあると言っているそうです。
けい
110兆とか言われても、あまり想像できないですね……
じま
今年は、メタバース関連のラボにも100億ドル(約1兆1千億)の投資もしているようですよ。
しろ
凄そう、としか言えない。
じま
メタバース関連のクリエイター育成のためにも1億5千万ドル(約170億円)とか、結構投資しているみたいですね。あと、欧州でもメタバースの開発に向けて「人材を1万人雇用する」という計画も発表されました。アメリカだけではなく、ヨーロッパの方からも注目されているということですね。
他にも、MicrosoftのTeamsは、みなさんもオンライン会議などで活用されているかと思います。
けい
確かに僕たちも使っていますね。
じま
Teamsも「メタバースに対応する」と発表しているそうです。ハード部門でも、アップル社やインテル社が「メタバース向けの半導体を強化する」と発表したことで、世界中がこのメタバースに注目していると言えますね。
もちろん、日本国内でも対応が加速しています。GREEなどで有名なグリー株式会社が、子会社を中心にメタバース事業へ本格参入を発表しました。今後2~3年で、100億円規模の事業投資を行う計画だそうです。
他に、NTTドコモは世界最大のVR(仮想現実)イベントを開催する日本企業に、65億円を出資したそうです。日産自動車も、銀座に実在する展示場をVR空間に再現して、バーチャルギャラリーとして公開しています。さらに、KDDIは渋谷の街をバーチャル空間に再現して、渋谷区公認の『バーチャル渋谷』をオープンしました。
けい
結構話題になりましたよね。
じま
『バーチャル渋谷』は「都市連動型メタバース」ということで、イベント会場として1日貸し切りを提供する「1DAY イベントパッケージ」というサービスをリリースしています。アーティストのみなさんも結構使われているようですし、いろいろな企業が興味を示して動いているのもあって、将来性しかないですね。
3.メタバースの未来を大予想!
じま
最後は、メタバースの未来を大予想していきます。いろいろ調査してきた内容を元に、個人的に「こんな風になるかな」と思ったものを挙げていきますね。
・じまの未来予想図 1 オンラインショッピングをよりリアルに体験できる
じま
SNSの延長線上で、会話だけではなく、会話しながら買い物ができるようになると思っています。まるでオンラインショップに直接行って買い物をしているような、ウィンドウショッピングとかもできるようになると思っていますね。
・じまの未来予想図 2 コンサートやスポーツ観戦が会場に行かなくても参加できる
じま
今、実際に技術が進んできていると思いますが、会場に直接行けなくても、離れた場所から、コンサートやスポーツ観戦などに友人と参加できるようになっていくと思います。
・じまの未来予想図 3 バーチャル旅行がより進み、宇宙へ行くこともできるようになる
じま
旅行にもバーチャル旅行とかもあると思いますが、その技術がさらに進んで、宇宙とかにも気軽に行けるようになると思っています。「どこでもドア」があるかのように、バーチャル旅行でいろいろなところに数時間単位で行けるようになったら、旅行がもっと楽しめるかもしれないですよね。
・じまの未来予想図 4 アートの領域が拡大される
じま
仮想空間なので、絵を描いてもいい自由な領域が広がると思っています。実際、建造物とか壁に絵を描くことで表現するアーティストの人もいるじゃないですか。現実で公共の物に描いたらダメですけど、仮想空間ではそういったことも自由にできるので、芸術分野でもかなり広がっていくのかなと思っています。
・じまの未来予想図 5 個人の作品の売買が進む
じま
これは、メタバースと同じく最近話題になっている『NFT(土地やモノなどにコピーできない唯一性を証明するもの)』の関連ですね。ブロックチェーン技術(ブロックに記録された取引情報がチェーン状につながることで、データの改ざんや不正利用を防ぐもの)を用いたメタバースで、アナログの不動産やショップと同じように物を売買して、ネット収益を上げることが可能になっていくと思います。
けい
「オンライン上で収益を得ることができる」というのは、それだけ「新しい事業ができる・増える」とも言えますよね。だからこそ日本はもちろん、メタやヨーロッパとか、世界中が注目しているのかもしれないですね。あと、仮想通貨を使用することで「円やドルの換金をする必要がない」という利便性もありますし、その分、結構大規模な市場を見込んでいけるのかも。
じま
ここまでのお話で、けいさんは「メタバースでこんなことできたら良いな」と思うこと、ありますか?
・けいの未来予想図 今あるものではなく、過去の世界を仮想空間で再現
けい
一時期の、勢いがある秋葉原とかを再現できたら嬉しいですね。歩行者天国でコスプレイヤーがパフォーマンスしていた、という時代を1回見てみたいですし。他にも、今あるものじゃなくて幕末時代の映像とか、もっと言えば恐竜時代とか、そういうものを仮想空間で再現できると、仮想空間でやっている意味が生まれると思いますね。
じま
100億とか、大規模な市場が関わるお話なので、こういった案件に関わりたいですよね。
しろ
私もやってみたいですけど、結構プログラミングの技術とか必要そうですよね……
無くても関われるのかどうなのか、みたいなのは気になります。
じま
もちろん、プログラミング技術も必要だとは思いますが、その前にサーバーやネットワークなどのインフラを整備する必要があります。まずはそこからですので、我々のようなITインフラエンジニアにも関わるチャンスは巡ってくると思いますよ。
けい
必要とされそうな気はしますよね。
まとめ
日本国内でのメタバースの具体例は『マインクラフト』『フォートナイト』『どうぶつの森』などのゲームや、KDDIがオープンした『バーチャル渋谷』などが挙げられます。『バーチャル渋谷』は渋谷区公認の「都市連動型メタバース」ということで、イベント会場として1日貸し切りなどのサービスをリリースしたことで話題になりました。現在でもオンラインコンサートやライブ配信などの技術が進化していますが、今後メタバース関連の技術が進化することで、会場に直接足を運ばず離れた場所からスポーツ観戦などが楽しめるようになる可能性がありそうです。
さらに、メタバースと並んで話題となった「NFT」関連の技術が進化すれば、オンライン上で収益を得ることが容易になる可能性があるようです。仮想通貨を使用すると「通貨の違いによる換金」といった手間が省ける利便性があるので、大規模なビジネスチャンスと捉えることができるでしょう。
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