【将来性抜群】現役IoTエンジニアが語る！仕事内容や未経験から転職した理由【IT就活/転職】

今回は『IoT(Internet of Things)エンジニアの実態』をテーマに、ゲストのかおりんさんにお話を伺っていきます。

IoTエンジニアの仕事内容について教えていただけますでしょうか？

こんな機能を付け足したい、と言えばいろいろ作ってもらえるのですか？

IoTとは「モノがインターネットでつながる」ということですよね。インターネットにつないでレシピを飛ばすと、その調理をする機能がある電子レンジもIoTですよね？

それもIoTです。

私は主に保守作業をしています。機器で不具合が起きていないか調査をする作業と、プリセールス(クライアントへ提案する際に、営業担当に同行して技術面からサポートする)関連の調査や開発の業務を並行して行っています。

保守関連作業を例に挙げますと、Raspberry Pi(ラズベリー パイ/ARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータ)という小さいパソコンがありまして。こちらはLinux(OSの1つで、幅広い種類のハードウェアで使用されている)のような形で動いているのですが、不思議なタイミングでエラーが起こるので「なぜだろう？」と、ログや稼働状況などを見て調査していました。

大変なお仕事だと思いますが、やりがいは何ですか？

確かに、それは本当にわかりやすくモノが目に見えるので、達成感を覚えられそうですね。

情報が少ない中で解決しなければいけないということが多々あります。外国語でしか書かれていないようなサイトを確認しないといけないことや、製品データを確認して「ここから送られてくる数値はこうではないか」というのを調査することもあります。

駆使しています(笑)

「OSのバージョンの問題なのか？」「インストールしているアプリケーションの問題なのか？」「センサーの問題なのか？」などの可能性を1つ1つ確認する必要があります。

Arduino(手の平サイズの電子基板内に、必要な要素を実装したマイクロコンピュータ。動作に必要なシステムは専用サイトからダウンロード可能)という小さいパソコンみたいなものを使用した際のことです。
元々便利な機能が用意されていることを知らず、自己流の難しいやり方でどうにか実現しようとした結果、使いにくいものが出来てしまいました。「事前に製品仕様を詳しく学んでおくべきだった……」と反省しましたね。

未経験で入社した20～30代であれば、300万円～400万円の間かと思われます。

先輩に聞いたところ、500万円～700万円以内なのではないか、という話でした。

私が1番素敵だなと思うのは『課題解決の橋渡しができる』という点です。
農業で人手不足が問題になっていますよね。毎回田んぼまで見に行かなくてはどうなっているかわからないというのも、IoTデバイスを使用して遠隔で確認ができるようになれば、人手不足を改善できるのではないかと思っています。

いろいろなデータを可視化したり、データを解析して今まで人では気がつかなかった可能性を見出したりできるような、力になれる分野だと思いますので、ぜひもっと発展していけたらいいなと思っています。