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ポモドーロテクニックとは?仕事の生産性を上げるやり方を紹介

date2024年09月10日
ポモドーロテクニックとは?仕事の生産性を上げるやり方を紹介
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はじめに

  • ポモドーロテクニックとはフランチェスコ・シリロ氏が考案した時間管理術である
  • 「25分作業して5分休憩する」を繰り返す
  • 4回繰り返したら長めの休憩を取る
  • 使用するタイマーにはキッチンタイマーやアプリがある
  • 電話や来客など作業を中断するリスクに気をつける

ポモドーロテクニックとは

仕事や勉強をするうえで、もっと効率を上げたいと考えている人は少なくないでしょう。ポモドーロテクニックはそのような人にとって重要なヒントになるかもしれません。ポモドーロテクニックについてくわしく見ていきましょう。

生産性を上げる時間管理術

ポモドーロテクニックとは、25分おきに5分の休憩を入れながら作業を行う、ビジネスや勉強のテクニックです。ストレスや疲労を最小限に抑えながら仕事の生産性を上げる効果が期待できます。「タイパ」という言葉が昨今話題ですが、タイパが気になる人にもオススメです。

ポモドーロテクニックの語源

ポモドーロとはイタリア語でトマトのことです。ポモドーロテクニックは1980年代に、イタリア人起業家で作家のフランチェスコ・シリロ氏により考案されました。彼が使ったタイマーがトマトの形をしていたことから、ポモドーロテクニックという名前になりました。

ポモドーロテクニックのメリットと効果

ポモドーロテクニックにはどのようなメリットと効果があるのか、以下に見ていきましょう。

集中力を高める

25分という短い時間で区切ることにより、ゴール地点が見えやすく、1つのタスクに集中しやすいのがポモドーロテクニックの特長です。この短時間のサイクルを繰り返すと、無理なく長時間のタスクに取り組むことが可能になり、結果的に生産性が上がります。

モチベーションを維持しやすい

短い時間でタスクを実行することで、達成感が得られやすいのもポモドーロテクニックの大きな特長です。多少やる気がない状態でも「25分だけ頑張ればいい」と考えることでタスクに取り掛かりやすくなります。そして小さな成功体験の積み重ねでモチベーションを維持しやすくなり、大きなタスクの達成につながります。

スケジュール管理しやすくなる

ポモドーロテクニックでは、タスク全体を25分でこなせる量に区切ることでスケジュールの見通しが立てやすくなります。また、休憩を取りながら無理のないペースでタスクをこなしていくため、予定より時間がかかってスケジュールが遅れるという事態も避けられます。

ポモドーロテクニックのやり方

ポモドーロテクニックの実際のやり方とはどのようなものでしょうか。以下に見ていきます。

1.タスクを整理する

まず、その日やるべきタスクを25分単位で取り掛かれるように細分化します。細分化したタスクは優先順位をつけてTo Do リストに書き出します。一つのタスクをこなしている時に他のタスクのことを考えないようにするためにも、優先順位をつけることは重要です。

2.タイマーを25分にセットして作業を開始する

いったん作業を始めたら、タイマーが鳴るまでの25分間は集中してタスクに取り組みます。注意力が逸れないよう、メールや電話への対応はなるべく避け、各種通知も切っておきましょう。

3.タイマーが鳴ったら5分休憩する

タイマーが鳴ったら作業が途中でも手を止めて5分間休憩します。軽いストレッチをしたり、好きな飲み物を飲んだりするといいでしょう。気分転換することが重要なので、仕事の話やインターネットの利用は避けます。

4.4回繰り返したら長めの休憩を取る

「25分作業して5分休憩する(これを1ポモドーロと呼びます)」を4回繰り返したら(4ポモドーロ)、15~30分の長めの休憩を取ります。散歩に行ったり音楽を聴いたりして頭を完全に休め、しっかりリフレッシュしましょう。仮眠もオススメです。

タイマーの選び方

ポモドーロテクニックを行う際に使うタイマーにはどのようなものがあるでしょうか。以下に見ていきます。

キッチンタイマー

100均などで容易に手に入るキッチンタイマーが手元にあればそれで構いません。昔ながらのタイマーのほうが合っている、Webサービスやアプリのタイマーは好みでないという人はこのようなものを使うといいでしょう。

Webアプリ・スマホアプリ

Web上で利用できるポモドーロタイマーも便利です。シンプルでわかりやすいデザインのものが公開されています。いっぽう、パソコンは作業に使うのでタイマーはスマホを利用したいという方には、AndroidでもiOSでもポモドーロテクニック用のアプリが公開されています。好みのものをダウンロードして使いましょう。

ポモドーロテクニックの注意点

ポモドーロテクニックには注意点もあります。どのようなものがあるのか、以下に見ていきましょう。

作業内容によって合わないものもある

1サイクルが30分と短いため、深い思考を必要とする作業には向いていません。長時間の集中を必要とする、長文の執筆や複雑なデザインなど、クリエイティブな作業も種類によっては向いていないでしょう。ポモドーロテクニックを実践する際には事前にタスクの性質を見極めることが必要です。

作業が中断されることがある

ポモドーロを実行している時に電話がかかってくることも予想されます。基本的には後で折り返すことにしても、相手や要件によってはそういう訳にはいかないかもしれません。
来客やトラブル対応など、作業を中断せざるを得ないリスクを多く抱えている人がポモドーロテクニックを行う場合は、タスクを多く詰め込まず、余裕を持って設定しましょう。

まとめ

仕事や勉強をするうえでは、効率を上げることが成果に直結します。長時間かけて頑張っているのになかなか成果が出ないという人は、シンプルで実行しやすいポモドーロテクニックを試してみてはいかがでしょうか。必要な道具もタイマーだけなのですぐに始められます。ポモドーロテクニックで時間とタスクを管理して、生産性アップにチャレンジしてみましょう。

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