オープンカンパニー参加時の服装&マナー:身だしなみチェックリスト
はじめに
- オープンカンパニーの服装は基本的にオフィスカジュアルが推奨
- 「私服可」の指示がある場合は、清潔感のある落ち着いた服装を選択
- 就活における「私服」は「普段着」ではないので要注意
- 参加時には最低限のビジネスマナーと清潔感のある身だしなみが重要
- 参加前日には小物や持ち物を含め、服装全体をチェックすることが大切
オープンカンパニーに参加する際は、適切な服装とビジネスマナーが必要不可欠です。本記事では服装やマナーに加えて、用意しておくと便利なツール、身だしなみチェックについてもご紹介します。
当日の最終確認に活用していただければ幸いです。
オープンカンパニーとは
オープンカンパニーとは、企業や業界が「情報提供・企業PR・交流」を目的として開催される、キャリア形成支援プログラムのことです。半日または1日と、短期間で行われる点が特徴です。企業が主催する説明会や、大学のキャリアセンターや就活関連企業などが主催する、イベント・説明会・座談会などが当てはまります。
参加できる対象学年に制限がないため、学年に関係なく大学生・専門学生の参加が可能です。開催時期の条件も特に定められていないため、開催されていればいつでも参加できます。
オープンカンパニーに参加する時の服装は?
オープンカンパニーの参加時に企業からの服装指定がない場合、基本的にはオフィスカジュアルの選択をおすすめします。業界によっては、服装の指定や細かな事項などに言及している場合がありますので、指示・指定があった場合は従いましょう。
とはいえ、情報交換やPRを目的として開催するものですので、あまり堅苦しく考える必要はありません。手持ちの服で問題ないか不安な場合は、過去に開催されたオープンカンパニーの写真や、企業説明会の服装などを確認して、参考にしてみるのも一つの手です。
「私服可」と記載があった場合
服装の指定に「私服可」と記載があった場合は、見学や交流会のために、動きやすい服装を重視した指示の可能性があります。スーツの着用は避けた方がいいでしょう。
ただし、就活における「私服」とは「普段着」ではありません。清潔感のある服装、落ち着いた色合いの服装を選ぶことが大切です。派手・華美な服装はもちろん、ラフな服装はNGですので、注意しましょう。
用意しておくと便利なツール紹介
オープンカンパニーに参加する際、用意しておくと便利なツールがいくつかあります。その中から重要度の高いツールを5つ、ご紹介します。
就活準備用のメモ
情報提供やPRが主な開催目的とはいえ、オープンカンパニーは就活の一部です。見学で見聞きしたことや、交流・説明会やPRなどで知ったことなどを専用のノートにメモしておくことで、就活の軸を定めたり、インターン参加企業を決めたりする際にも活用できます。
普段使いのメモ帳ではなく、就活用・就活準備用のメモ帳やノートを用意しておきましょう。
聞きたいことリスト
オープンカンパニーでは、交流会や先輩社員との座談会が行われる場合もあります。
開催期間が短いこともあり、一つひとつの体験や座談会の時間は短い場合がほとんどです。知りたい・聞きたいことをあらかじめ書き出してリストを作っておくと、質問できる機会があった時にも、慌てず聞きたいことを質問できるでしょう。
パンフレット用のファイル
開催企業にとって、オープンカンパニーは企業PR・情報発信の場です。そのため、参加した学生に向けて企業PRのパンフレットや、企業説明会・インターン案内などの書類を配ることがあります。受け取った書類をそのままカバンに入れると、端が折れたり、書類自体がよれて読めなくなったりしてしまうので、パンフレットなどを入れる専用のファイルを用意しておきましょう。
参加するオープンカンパニーの主催が、大学のキャリアセンターや就活関連企業などの場合、複数の企業からパンフレットを受け取ることも考えられます。受け取ったパンフレットは企業研究やインターン先の選定資料として活用できますので、ファイリングしておくとより便利です。
手帳・スケジュールアプリ
オープンカンパニーや関連する企業説明会などの予定と、授業予定とのスケジュール管理・調整を行うために、手帳・スケジュールアプリの用意があると便利です。手帳は口頭で伝えられた予定を書きとめたり、予定全体のスケジュールを確認・調整したりする際に役立ちます。スケジュールアプリは、登録した予定のリマインドができるものを選ぶと、前日や当日に通知が表示されるため、勘違いやうっかり忘れなどを防げるでしょう。
オープンカンパニー中にスマートフォンを操作する余裕がない、またはスマートフォン操作を禁止している場合があるので、アプリだけに頼らず、手帳と併用することがポイントです。
開催場所の地図・連絡先
オープンカンパニーが開催される場所は主催者によって変わり、大学構内の施設や企業、貸しホールなどさまざまです。自分が参加するオープンカンパニーの開催場所や緊急時の連絡先は、あらかじめ確認してメモに残しておくことをお勧めします。もしも公共交通機関で急な遅延・運休が起きた場合でも、必要な連絡や迂回ルートの検索ができるでしょう。
オープンカンパニーに参加する時のマナーは?
先にご紹介したように、オープンカンパニーは就活の一部です。参加する際は、最低限のビジネスマナーと清潔感のある身だしなみが重要です。参加の前日に、ワイシャツやブラウスがしわだらけになっていないか、ひげは剃ってあるか、爪は伸びすぎていないかなどを確認して身だしなみを整えましょう。また、オープンカンパニーの時間は限られているため、発言や質問があるか問われた際は、積極的な姿勢で臨むことも重要です。
参加前に確認しよう!身だしなみチェックリスト
清潔感のある身だしなみは、参加前から確認して整えておくことが大切です。以下のリストは、参加前にチェックしておくべきリストです。ぜひ、身だしなみの最終確認にご活用ください。
- シャツ・ブラウス
しわだらけではないか、アイロンはかけてあるか
- パンツ・スカート
座りじわがついていないか、ほつれや汚れはないか
- ジャケット
汗染みができていないか、毛玉やほつれはないか
- ネクタイ
汗染みやよれはないか、歪んだ結び方になっていないか
- 靴下
毛玉がついていないか、ずり落ちやすくはないか
- 靴
汚れていないか、派手・華美ではないか、サンダルはNG
- カバン
A4サイズのファイルが入るか、今後の就活でも使える色か
- 髪型
ボサボサ頭になっていないか、前髪が目にかかっていないか
- ひげ
剃り残しはないか、無精ひげ・青ひげになっていないか
- 爪(ネイル)
爪が長すぎないか、ネイルが派手でないか
- 眼鏡
デザインが華美ではないか、色付きレンズではないか
- 腕時計
カジュアルな印象を受けないか、スーツと合わせて違和感がないか
- アクセサリー
基本的にNG、どうしてもつけるなら目立たないように
まとめ
オープンカンパニーは、業界・企業が情報提供やPR、交流を目的として開催するキャリア形成支援プログラムの一つで、半日または1日で行われることが特徴です。参加学年は不問で、開催時期の制限もないため、開催日と予定が合えばいつでも参加できます。参加時の服装はオフィスカジュアルが一般的とされていますが、企業によっては「私服可」と通達することもあり、その場合は清潔感と落ち着いた色合いの服を選ぶよう心掛けましょう。
また、参加する際は就活用のメモ帳や聞きたいことリスト、パンフレット用のファイルや手帳などを用意しておくと便利です。情報収集やスケジュール管理がスムーズに行え、企業研究やインターン先の選定資料として活用できるでしょう。