◢◤26卒向け◢◤就活のスケジュールを完全解説!
はじめに
- 25卒からインターンシップの情報が採用選考で活用可能に
- さらに26卒から専門性が認められた学生の前倒し採用が可能になる
- インターンシップには双方にメリットがある
- インターンシップの重要性はいっそう向上している
- 外資系は日系よりインターンシップのスケジュールが早いため要注意
政府は2022年6月に25卒より長期のインターンシップで取得した学生情報を、広報活動・採用選考に活用可能とする方針を打ち出しました。さらに26卒からはインターンシップで専門性を認められた学生に限り、採用の前倒しを可能としています。
以下の項目では26卒就活の流れについて、より高まったインターンシップの重要性と合わせて解説します。本稿を通じてぜひ26卒就活のベストタイミングをつかんでください。
26卒とは?
26卒とは、文字通り2026年(令和8年)の3月に卒業する大学生を指した言葉です。以下の項目ではこの26卒を中心に、25卒との違いと合わせて解説していきます。
就活の流れ
就活の流れについて、26卒は基本的に25卒のスケジュールと変わりませんが、26卒の就活からは専門性を認められた学生に限り、面接をはじめとした採用活動の解禁日が卒業前年の3月1日からに前倒しされます。このスケジュールを下記の画像にまとめました。
企業側のスケジュール
政府からの要請で、民間企業の採用活動に関する目安は出されましたが、企業側のすべてが大学4年の6月に内定を出すわけではありません。
特に外資系の企業は国内の民間企業に比べ、より早い採用スケジュールを持つ特徴があります。出遅れることがないよう、日系と外資系の選考時期を押さえておきましょう。
日系企業の選考スケジュール
外資系企業の選考スケジュール
インターンシップに参加するメリット
インターンシップは大学3年時の夏から冬にかけて、実際に企業で働く就業体験のことです。正社員とほぼ同じ仕事をすることもあれば、グループワークなどを行うこともあります。
学生にとっては企業や職種について詳しく確認でき、企業にとっても採用前の学生を詳しく見られます。ミスマッチ防止のメリットもあるためインターンを行う企業は多いです。
26卒はインターンシップがいっそう重要に
2022年6月、経済産業省、文部科学省および厚生労働省は、インターンシップを「学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと」と定義し、4つのタイプを打ち出しました。
また25卒以降はインターンシップの情報を採用に活かせることとなり、26卒はさらに専門人材採用に前倒しが認められるため、インターンシップの重要性がいっそう向上しました。
参考:経産省|現大学2年生より、インターンシップのあり方が変わります!~「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」を改正しました~
インターンシップの4タイプ
インターンシップをはじめ、政府が提唱する学生のキャリア形成支援活動には4つのタイプ(類型)があります。このうち専門性を認め採用の前倒しにつながるインターンシップはタイプ3以上のものを指します。以下の表はその特徴をまとめたものです。
就活の準備
就活のスケジュールは年々前倒しになっており、学業との両立ともども慌ただしいスケジュールになる方も多いでしょう。そこで、インターンシップに続く就職活動に定番の準備も簡単に解説します。
自己分析
就職活動における自己分析は、エントリーシートや面接時の自己PRにも役立つ必須の準備です。自己分析から自分の強みが把握できれば、志望する企業でどのように自分が活躍できるのかを明確に説明できます。自己分析はいつでもできますので、ぜひ早めに自分の魅力と強みを発見する自己分析に取り組んでください。
企業研究
企業研究によって企業への理解を深めることで「その企業でしかできないこと」そして「自分がどのように貢献できるのか」などを具体的に示せます。また企業研究には、興味のある業界や企業を調べる中で、自分に合う企業であるかを確認できるメリットもあります。
面接対策
面接とは、企業が自社の採用基準に従って応募者を見極める機会です。面接官は志望者への質問によってこれを確かめます。志望者は的確な返答とともに、自己アピールもしなければなりません。慣れないうちは緊張して言いたいことも言えなくなりますので、模擬面接などの対策を重ねて臨んでください。
まとめ
25卒以降はインターンが採用活動の情報としても使えるようになり、26卒からの専門人材採用はさらに採用時期が前倒しされます。インターンはこの就活スケジュールの前に設定されますが、外資系はさらに早いスケジュールで採用選考が進みます。
なにごとも前倒し傾向にある26卒の就活スケジュールですが、基本的な準備は通常の就職活動と変わりません。早めを意識した準備でぜひ、良いスタートのタイミングをつかんでください。