内定後のお礼メールは必要?書き方や状況別メール例文3選
はじめに
- 内定のお礼メールは社会人マナーとして送るべき
- お礼メールは当日の営業時間中に送る
- 内定を辞退・保留する場合はその内容も含めて記載する
- 件名は変えず、本文を引用符付き履歴で残して返信する
- 誤字脱字に注意し、お礼と入社後の展望も記載する
晴れて企業から内定を貰えた後は、お礼メールを送るべきなのでしょうか。今回は、内定後のお礼メールの書き方と送る際の注意点について解説しています。
注意するべきポイントをしっかりと押さえて、社会人としてのスタートをきりましょう。
内定のお礼メールは送るべき?
内定の通知が届いたら、企業にお礼メールは必ず送らないといけないのでしょうか。以下では、お礼メールが必要な理由を解説しています。
お礼メールが必要な理由
内定通知が届いたら、すぐにお礼メールを返すのがベストです。お礼メールを送ると企業側に「丁寧な人」や「誠実な人」だという印象を与えるでしょう。また、内定通知に企業側から質問や確認事項が記載されている場合もありますので、見落とさないようによく確認してお礼メールとあわせて返信しましょう。
お礼メールを送る際のポイント
内定のお礼メールを送る際には、以下のポイントがあります。
- なるべく当日中に送る
- 営業時間内に送信する
- 内定の承諾・辞退・保留も含めて送る
これらを一つずつ解説していきます。
なるべく当日中に送る
内定通知が届いたら、なるべく当日中にお礼メールを送るようにしましょう。内定通知を受け取ったのにもかかわらず、何も連絡しないのは社会人としてのマナー違反です。お礼メールは、選考に対する感謝の気持ちや入社後の意欲を伝えるというだけでなく、きちんと就活生に内定通知が届いているのかを知らせる役割もあります。そのため、なるべく内定通知を受け取った当日中に送るように心がけましょう。どうしても遅くなるという場合は、翌日中までに送るのが社会人としてのマナーです。
営業時間内に送信する
お礼メールは、必ず営業時間中に送るようにしましょう。内定通知を受け取った時間が営業時間終了間際の際は、翌日にお礼メールを送るのがよいでしょう。その場合は、時間帯を見ながら臨機応変に対応してください。営業時間外にお礼メールを送ってしまうと、社会人としてのマナー違反になりますので、お礼メールを送る際のポイントとしてきちんと覚えておきましょう。
内定の承諾・辞退・保留も含めて送る
内定通知が届いてもその企業を辞退したい場合や、他の企業の選考が終わっておらず保留したい場合は、お礼メールに辞退や保留をするという内容を含めて送らなければなりません。内定を辞退・保留をするときは、自分を選考してくださった採用担当者の方にきちんと感謝の気持ちも伝えつつ、辞退や保留の旨を伝えましょう。次の事項では、内定承諾・辞退・保留の3パターンのお礼メール例文を紹介しています。どのように伝えたらよいのか悩んだ場合には、ぜひ参考にしてみてください。
【状況別】お礼メールの例文3選
内定を承諾・辞退・保留のお礼メール例文を3つ紹介します。自分に最も合う状況のものを参考にして作成してみてください。
【承諾】お礼メール例文
内定承諾の場合のお礼メール例文です。
件名: Re:面接選考結果のご連絡
以下本文:
[企業名] [人事部門名] [担当者様] お世話になっております。
[大学名]の[あなたの名前]です。
この度は、[企業名]より内定をいただきまして、誠にありがとうございます。貴社でのキャリアを築くことに大きな期待と意欲を感じておりますので、 謹んで内定を承諾させていただきます。 入社にあたり、必要な手続きや今後のスケジュールについて、ご案内いただけますと幸いです。 お忙しい中恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。これからの貴社の一員として、社会人としての責任を果たし、共に成長していくことをお約束します。
何かご質問等がございましたら、お気軽にご連絡ください。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
敬具
[あなたの名前]
[あなたの住所]
[あなたの電話番号]
[あなたのメールアドレス]
【辞退】お礼メール例文
内定辞退の場合のお礼メール例文です。
件名: Re:面接選考結果のご連絡
以下本文:
[企業名] [人事部門名] [担当者様] お世話になっております。
[あなたの名前]です。 先日は、貴社から内定のご通知をいただき、心より感謝申し上げます。 長時間にわたりご検討いただいたにも関わらず、私事で大変申し訳なく思いますが、 慎重に考えた結果、誠に残念ながら貴社の内定を辞退させていただくことに決めました。 貴社での就業は私にとって非常に魅力的な機会であり、面接を通じて多くのことを学ばせていただきました。 また、貴社の温かい対応には深く感謝しております。 このような結論に至った理由は、私自身のキャリアプランと今後の方向性を再考した結果であり、 貴社に対する不信や不満によるものではありませんことを、どうかご理解いただきたく思います。 最後に、お時間を割いていただいたにも関わらず、このような結果をお伝えすることとなり、 誠に申し訳ありません。貴社の一層のご発展と、関係者の皆様のご健康を心からお祈り申し上げます。 どうぞお許しいただけますよう、お願い申し上げます。
敬具
[あなたの名前]
[あなたの住所]
[あなたの電話番号]
[あなたのメールアドレス]
【保留】お礼メール例文
内定保留の場合のお礼メール例文です。
件名: Re:面接選考結果のご連絡
以下本文:
[企業名] [人事部門名] [担当者様] お世話になっております。[あなたの名前]です。内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 貴社でのキャリアを積むことを心から楽しみにしておりますが正直なところ、 他にも選考を進めている企業があり、最終的な判断をする前にすべての選考結果を考慮したいと考えております。 貴社を含めて私が応募した企業は、それぞれに魅力があり、私のキャリアに大きく影響を与えるものですので、 慎重に判断したいという思いがあります。そのため、内定のご返答についてもう少し時間をいただけますと幸いです。 具体的には、[具体的な期日]までにはすべての選考結果が出る見込みですので、 それまでお時間をいただけないでしょうか。 貴社の内定を軽んじるつもりは決してなく、逆に貴社での勤務を真剣に考えたいからこそ、 このようなお願いをさせていただいております。 ご迷惑をおかけすることを重々承知しておりますが、貴社にとっても最良の人材を選ぶためには、 私自身が納得のいく選択をすることが大切だと考えております。 どうかご理解いただき、ご検討いただけますと幸いです。 お忙しい中、恐縮ですが、お返事をいただけますと助かります。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
敬具
[あなたの名前]
[あなたの住所]
[あなたの電話番号]
[あなたのメールアドレス]
お礼メールを書く際のマナーや注意点
お礼メールを書く際は、マナーや注意点があります。
- メールの件名は変更しない
- 誤字脱字に気を付ける
- 選考のお礼と入社後の意欲も含める
以下で一つずつ解説していきます。注意点とマナーをしっかり押さえてお礼メールを作成しましょう。
メールの件名は変更しない
採用担当者は日々さまざまなメールを受け取ります。お礼メールを新規作成して送ると採用担当者がメールを探す手間が増えてしまいます。そのため、お礼メールは新規作成せずに企業からの内定通知メールにお礼メールを返信しましょう。その場合件名が「Re:」となりますが、そのまま本文を引用符付き履歴で残して返信するとよいです。
誤字脱字に気を付ける
誤字脱字をよく確認することは、社会人としての基本的なマナーです。誤字脱字がないように、何度もお礼メールの内容を声に出して確認してみましょう。黙読するよりも声に出して読むと、文章の違和感に気づけるのでおすすめです。
選考のお礼と入社後の意欲も含める
お礼メールは、選考でお世話になった採用担当者にお礼を伝えましょう。また内定を承諾する場合は、企業に対して入社後の意欲も伝えるとよいでしょう。自分の感謝の気持ちや入社後の意欲を、多く伝えたいあまり長文にならないように適切な長さで文章を作成してみてください。
まとめ
内定通知メールを受け取ったら、すぐにお礼メールを送るのがベストです。送信する時間帯に配慮して、内定承諾の場合は選考のお礼と入社後の意欲も含めた内容にして送るとよいです。内定辞退や保留の場合は、きちんと選考のお礼を述べた後に自分の意思を記載しましょう。今回紹介した状況別のお礼メール例文を参考にして、自分なりの誠意を込めたお礼メールを作成してみてください。