【就活生向け】秋インターンの時期はいつから?メリットや注意点も
はじめに
- 秋インターンは9〜11月に開催され、秋冬でまとめて開催されることもある
- 秋インターンは選考倍率が低い傾向にあり、早期選考や内定に直結しやすい
- 参加することで、他の学生よりも早く業界や企業のさまざまな情報を得られる
- 「服装自由」とは、オフィスカジュアルのような服装で、派手・ラフな格好はNG
秋インターンに対して、参加するメリットやスケジュールなど、いくつかの疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。秋インターンは、夏のインターンが終わって、授業が再開される時期に開催される傾向にあります。
この記事では、秋インターンの概要やメリット、参加する際の注意点をご紹介します。
秋インターンとは?
秋インターンとは、夏インターンが終わって授業が再開する、9~11月頃に開催されるインターンシップのことです。オータムインターンとも呼ばれます。企業によっては、12月以降に開催される冬インターンとまとめて「秋・冬インターンシップ」として開催される場合もあります。
夏インターンの直後のため、ベンチャーや中小企業などが開催するといった傾向が高いです。とはいえ、大手企業も開催する場合があるため、志望企業がある人は事前に情報収集を行って確認しておきましょう。
大まかな開催スケジュール
秋インターンの応募・選考の期間は、夏インターンの開催時期と重なっています。開催期間もまた、夏休みが明けて、授業が始まる時期と重なっています。
大まかなスケジュールは、こちらの画像を参照ください。
夏インターン中に情報が公開され、応募や選考も開始されます。夏インターンに参加している人は、参加しながら秋インターンの準備を行い、学業との両立を図ることが重要となります。余裕を持って準備を進めるといいでしょう。
インターン情報を確認する方法は、企業のWebサイトや就活サイト、逆求人サイトに登録してオファーをもらう、といったものがあります。Webサイトで確認する方法は、確認後そのまま申し込みすることも可能なため、おすすめです。また、大学のキャリアセンターやOB・OGからの紹介を活用して、情報の確認や申し込みを行ってみるのも、有効な手段です。
夏・冬インターンとの違い
夏・冬のインターンは、長期休みと重なり学生の都合がつきやすいことから、開催する企業が多い傾向にあります。同時に、参加申し込みが多くなる分、選考の倍率が高くなりやすいといったデメリットがあります。このことから、秋インターンは夏冬と比べて参加人数が少なく、選考の倍率も低い傾向にあると言えるでしょう。
インターン開催企業は、夏は「幅広く認知してもらうこと」を、秋には「志望度や自社への興味が強い学生を獲得すること」を目的としている傾向があります。秋インターンは早期内定を勝ち取れる、チャンスの場と言えるでしょう。
秋インターンに参加するメリットは何がある?
秋インターンへの参加は、必須ではありません。しかし参加することで、選考倍率の低さや早期内定につなげられるチャンス、夏インターンでの反省を活かせるなど、さまざまなメリットが得られます。
ここからは、秋インターンに参加するメリットを5つご紹介していきます。
1.夏冬と比べて倍率が低い傾向にある
先にも述べたように、夏冬の長期休み期間に行われるインターンと比べると、秋のインターンは応募者数が少ない傾向にあります。言い換えれば、選考の競争倍率が低い傾向にある、と言えるでしょう。
応募者が少なくなる理由として、以下の三点が挙げられます。
- 学業との折り合いがつかなかった
- 夏インターンが終わって、中だるみしている
- 志望企業が秋インターンを開催していない
応募者数が少なく、倍率が低い状況をチャンスと捉えて、有効活用しましょう。
2.企業のリアルな情報が得られる
インターンでは、就活に必要な企業情報をさまざまな角度から得られ、実際に業務の雰囲気を体感できます。業務体験を通じて想像とのギャップが埋められれば、ミスマッチを減らすことにつながるでしょう。また、社員と話す機会も多くなるため、Webや資料越しではわからないことや、企業全体の雰囲気なども直接確認できます。
参加人数が少なく、インターン期間も短期間が多くなる秋インターンは、より密に情報収集ができるでしょう。
3.早期選考や内定に直結しやすい
秋インターンの時期は『就活の軸』が定まり始め、同時に志望業界・企業も定まってくる時期でもあります。インターンを開催する企業は、そこに焦点を合わせて自社をアピールし、優秀な学生や志望度の高い学生を獲得しようと考えています。インターンで高評価を得られれば、一次選考が免除されたり最終選考に進めたり、早期内定へ大きく近づけるでしょう。
内定に直接つながらなかったとしても、一部の選考が免除されたり、インターン参加者のみの選考を受けられたりする場合があります。積極的にインターン参加することは、大なり小なり利点があり、他の学生よりも有利に進められるでしょう。
4.夏インターンに参加した経験や反省点などを活かせる
夏インターンに参加して得た経験や、感じた課題・反省点などをすぐに活かせる点は、秋インターン参加の大きなメリットと言えるでしょう。また、夏インターンで不完全燃焼もしくは後悔するようなことがあった場合は、その経験をもとに参加することで、秋インターンを有意義に活用できます。
悔いのないよう取り組むことで、企業側からの評価や自身の成長、更なる自己理解につなげられるでしょう。
5.夏に開催していなかった企業のインターンに参加できる
夏は多くの企業がインターンを開催しますが、すべての企業が開催するわけではありません。ベンチャーや中小企業など、秋のみインターンを開催する企業も存在します。また、夏とは違う内容をプログラムに入れる企業もあるため、参加することで新たなことを学べる機会にもなるでしょう。
夏冬の長期休み期間のインターンだけでなく、秋インターンにも注目しておくことが重要です。
秋インターンへ参加する際の注意点
ここまで見てきたように、秋インターンに参加することで、多くのメリットが得られるでしょう。ただし、参加する際にはいくつかの注意すべき点があります。
ここからは、秋インターン参加する際の注意点を5つ、ご紹介します。
募集の締め切りが早い傾向にある
秋インターンの募集は、夏インターン開催中に始まるため、募集締め切りが早い傾向にあります。締め切り日までにエントリーできないと、インターンに参加できなくなりますので、期日はしっかり確認しましょう。
また、夏休みが明けて授業が始まる時期でもあります。期日に慌てたり授業に支障が出たり、といったことがないよう、スケジュール管理をして進めましょう。
学業との両立が必須になる
前述したように、夏休みが明けて授業が始まる時期と、秋インターンのスケジュールには重なるところがあります。インターンの選考など、日程によっては授業を休む必要があるため、学業をおろそかにしないよう注意が必要です。インターンを理由とした欠席は、担当教授に伝えることで、公休や振替で対応してもらえる可能性があります。
無断欠席で単位を落としたり、留年したりしてはインターン参加の意味がありません。必ず、担当教授に伝えて参加するように心掛けましょう。
秋インターンの選考は入念な対策が重要になる
インターンは内定につながりやすい傾向にあるため、秋インターンの選考自体にも入念な対策が必要になります。自己PRやガクチカ、志望動機・理由などを聞かれることもあるので、面接対策が重要です。効果的なアピールのために徹底した自己分析を行い、面接やグループディスカッションなども事前に練習しておくことで、良い結果につなげられるでしょう。
一人で対策をすることが難しい場合は、大学で相談してみるのも一つの手段です。その他にも面接セミナーへの参加や、ディスカッション形式の授業参加などで対策していく方法もあります。
志望企業が秋インターンを行っているとは限らない
秋インターンは、すべての企業が開催するわけではありません。開催企業の中に「志望している企業の名前がない」という場合もあります。志望企業が定まっている人は、企業のインターン情報を確認して、見逃さないようにすることが大切です。
企業によっては、突然秋インターンを開催したり、秋冬でまとめてインターンを開催したりする場合があるため、最新の情報を確認しておくことが重要です。常に自分から新しい情報を仕入れておくことで、情報を見逃すことなく、必要なインターンへ参加できるでしょう。
「服装自由」であっても派手・ラフすぎるのはNG!
インターンに参加する際の服装で、企業が「服装自由」「私服」と指定している場合があります。この理由は「学生の素の姿を見たいから」であって、何を着てもいいというわけではありません。派手すぎたりラフすぎたりと、オフィスにそぐわない服装はNGです。どのような服装がいいのかわからない人は、ネットなどで「オフィスカジュアル」と検索して、参考にしてみるといいでしょう。
オフィスカジュアルに特化している服飾店もありますので、自分に合うオフィスカジュアルを相談してみる、といった方法もあります。店舗で相談する場合は、服装だけでなく靴やカバンなども相談できる可能性がありますので、試しに相談してみるのがおすすめです。
まとめ
秋インターンは9〜11月頃に集中しており、大手からベンチャーまでさまざまな企業が開催しています。応募者数が少ない傾向にあるため選考倍率が低く、早期内定のチャンスが高くなります。秋インターンのスケジュールは募集締め切りが早いため、参加する場合は志望企業などの情報を見逃さないことが大切です。
また、開催時期は授業が始まっているため、担当教授にインターン参加の旨を伝えるなど、学業との両立が重要になります。服装で「服装自由」「私服」と指定された場合は、オフィスカジュアルを指しているため、派手な格好やラフな服装で行かないよう、注意しましょう。