大学3年生で就活を何もしてない人向け|今すぐやることは?
はじめに
- 大学3年生で就活を何もしてない人は今から取り組んで巻き返そう
- おおまかな就活スケジュールを知り、予定を立てよう
- 就活解禁日前に自己分析や企業研究、持ち物の用意を済ませよう
- 単位取得や短期留学など大学3年生のうちにできることはやっておこう
大学3年生で就活を何もしてないのはまずい?
大学3年生で就活を何もしてないのはまずいのだろうかと、周囲の状況と比べて不安を感じている方もいるでしょう。
結論としてはこれから計画的に取り組めば問題ありません。しかし、年々就活の早期化が進んでいるため、早くから動き出した方が選択肢は多くなるでしょう。
この記事を参考にして、就活スケジュールや準備しておくといいものを知って、備えておきましょう。
就活は大学何年生から始めればいい?
就活は大学何年生から始める人が多いのでしょうか。
内閣府委託調査「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」では、卒業前年度9月から就活を始めたと5割以上の方が回答しています。このデータでは、就活解禁日である大学3年生の3月よりも早くから動き出している学生が多いことが読み取れます。
就活解禁日前でも取り組める事前準備は多いです。現段階でできることをピックアップして、余裕を持って動き出しましょう。
参考:内閣府 令和5年度委託調査事業|学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
調査結果 報告書
就活解禁日とは?
開始時期 | 内容 | 補足 |
---|---|---|
大学3年生の3月1日 | 就活解禁日 | 広報活動が可能となり、求人・エントリー・企業説明会が始まる日 |
大学4年生の6月1日 | 採用選考活動開始 | 採用試験が始まる日 |
大学4年生の10月1日 | 正式な内定日 | 企業と学生の契約締結が始まる日 |
日本経済団体連合会(経団連)が企業と大学の調整を行い、就活に関する活動が可能となる日を解禁日といいます。一般的には広報活動の解禁となる3月1日を就活解禁日と呼ぶことが多いです。
経団連に加盟していない企業や外資系企業は、就活解禁日よりも前に情報公開や選考を開始するケースもあります。気になっている企業の情報を見落とさないよう、志望する業界の傾向や昨年はどのタイミングで情報公開をしていたのかを調べておきましょう。
何月に何をすればいい?大学3年生の就活スケジュール例
一般的にはどのような流れで就活を進めていくのか、スケジュールを把握してやるべきことや優先順位を整理しましょう。
じっくり時間をかけて取り組みたい自己分析や企業研究は、エントリーや説明会が始まる大学3年生の3月までに着手しておくと、時間だけでなく精神的にも余裕が生まれます。
ここからは大学3年生の何月に何をしておくといいのか、就活予定の目安について解説します。
大学3年生の4月・5月:自己分析や企業研究に取り組もう
大学3年生の4・5月には、自己分析に取り組むのをおすすめします。自己分析は自分にはどのような業界・職種が合っているのか考えたり、企業への自己アピールを練ったりする際にも軸となる、就活の基礎といえる工程です。
自己分析を終えたら、企業研究をして志望する業界や企業をピックアップします。気になる企業がサマーインターンの受け付けをしていたら、忘れずにエントリーを済ませましょう。
大学3年生の6月・7月・8月:サマーインターンに参加しよう
この時期は積極的にサマーインターンに参加しましょう。
25卒からはインターンシップへの参加が採用選考へ大きく影響を与えます。特に就業体験が必須で5日間以上実施となる汎用能力活用型、2週間以上実施の専門活用型が狙い目です。
インターンシップの参加にあたってスーツやビジネスカジュアルの服、小物類が必要になります。まだ用意をしていない方はこのタイミングで準備しておくと安心です。
大学3年生の9月・10月・11月:説明会の参加やOB・OG訪問をしよう
「就活は大学何年生から始めればいい?」で解説した通り、約半数の学生が大学3年生の9月頃から就活を開始しています。まだ何もしてない方も、秋頃から準備を進めれば充分間に合います。
業種や企業によっては10月頃からエントリーを受け付けています。特にマスコミ関係や出版業界は他の業界よりも早く採用を行う傾向にあるため注意しましょう。
この時期は本選考に向け、エントリーシート(ES)作成や説明会の参加に取り組むのがおすすめです。企業研究の一貫としてOB・OG訪問もしておくとよいでしょう。
大学3年生の12月・1月・2月:本選考に向けてES準備や面接・Webテストの対策をしよう
選考が進むと面接や適性テスト・WEBテストがあることも多いです。本選考に向けて、練習や対策を前倒しして進めておきましょう。
就活が本格化する大学4年生には卒論制作もあり、スケジュール管理が難しくなってきます。まだ就活を何もしてないという方は、大学3年生の2月までにやることをリストアップして進めておくと後が楽になります。
就活の事前準備となる自己分析や企業研究にまだ取り組んでいなかった方は、年内を目安に終わらせておくとよいでしょう。
大学3年生の3月:就活解禁日で採用受付を開始した企業へエントリーしよう
「就活解禁日とは?」の項目で解説した通り、大学3年生の3月1日が就活解禁日となります。志望する企業へエントリーしたら、次のステップに備えて応募書類の準備や面接練習に取り組みましょう。
この時点でまだ就活を何もしてない方は、合同企業説明会などの就活イベントに参加してみましょう。さまざまな企業の情報に触れることで、興味がある分野や得意なことが見えてきて、就活の方向性を決めるのに役立ちます。
大学3年生で就活を何もしてない人が準備しておきたい物
就活をするにあたって必要となるアイテムは多いです。
例えば、以下のようなものがあります。
- スーツ
- カバン
- 時計
- 靴
- 印鑑
- 証明写真
- スケジュール帳
私服OKの企業を除き、基本的にはリクルートスーツを着用して説明会や面接に臨みます。カバンや時計も、プライベートで使用するものとは別にビジネス向きの物が必要です。直前で慌てないように前もって準備しておきましょう。
大学3年生のうちにしておきたいこと
大学4年生になると、卒論制作や卒試など卒業に向けたタスクもあるため、時間配分が特に重要となります。
ここからは大学3年生のうちにしておきたいことについて解説します。
学業やサークル活動に打ち込んだり、友人や先輩と交流を深めたり、就活準備以外のことに時間を使うのも大切です。残りの大学生活を有意義に過ごすために、以下を参考にしてみてください。
卒業に必要な単位を取っておく
大学4年生になると就活も本格化して、説明会や面接の予定も増えます。時には講義と日程が重なってしまうケースも出てきます。
採用担当者へ別の日程に変更してもらえないか交渉することもできますが、毎回こちらが希望する日時に調整してもらえるとは限りません。そのような事態を極力避けるため、卒業に必要となる単位はできる限り3年生のうちに取得しておきましょう。
就活の時間が確保しやすくなって、精神的にも余裕が生まれます。
サークル活動やアルバイトに励む
サークル活動は学年や学部の異なる生徒と交流できる貴重な機会です。就活関連の情報交換をしたり、ガクチカのエピソードを探したり、交流を深めましょう。
これからアルバイトを始めようと思っている方は、志望業界で募集を行っていないかチェックしてみましょう。業界への志望度の高さとしてアピール材料にできますし、実際に働いてみて仕事が自分に向いているかどうかを見極める判断材料にもなります。
就活で有利になる資格を取得する
資格取得にはある程度まとまった学習時間が必要となります。比較的時間に余裕がある3年生のうちに取得しておくのが望ましいです。有利になる資格は業界によっても変わってきますが、以下の資格は幅広い企業で重宝されるため、取得しておいて損はないでしょう。
- 普通自動車免許
- 英検やTOEICなど語学系の資格
- MOSなどパソコンスキルの資格
旅行や留学をする
社会人になると学生の頃よりまとまった休みを取りにくくなるため、在学中に海外旅行や留学を体験してみるのもおすすめです。友人たちと学生時代の思い出を作ったり、一人旅をして見聞を広めたりするのもよいでしょう。
現地で過ごすことで、書籍やWebでは知り得なかった刺激的な経験を得られるかもしれません。ネイティブスピーカーとの会話を通じて、より実践的な語学スキルが磨かれれば、将来的にビジネスシーンでも大いに役立つでしょう。
まとめ
就活をまだ何もしてないと焦ってしまっている方も、今から計画を立てて進めていけば問題ありません。
まずは何月までに何をするといいのか大まかな流れを理解して、やることの優先順位を付けましょう。大学4年生になると卒業へ向けてやるべきことも増えて、スケジュールがタイトになります。3年生のうちから少しずつ就活の準備を進めておきましょう。