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NNTを回避したい就活生必見!特徴から脱却方法を紹介!

date2023年07月21日
NNTを回避したい就活生必見!特徴から脱却方法を紹介!
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はじめに

就活中に「NNT」という言葉を聞いた人もいるかもしれません。また「NNT」からの脱却には何をすればいいのか、悩んでいる就活生もいるでしょう。この記事では「NNT」の意味や対義語とされる「ANT」について、省略されている就活用語や「NNT」になりがちな就活生の特徴などを、注意点も交えてご紹介していきます。

「NNT」とは?

「NNT」とは、どの企業からも内定や内々定をもらえていない、という状態を表す就活用語です。『Nai Nai Tei(無い内定)』の頭文字をとった略語であり、ハッシュタグなどSNSの投稿で使われる傾向にあることから、ネットスラングとも言えます。就活中、企業説明会や面接会場などに出向くことも多いでしょう。その際に口にすることの無いよう、気をつけるべき用語です。

対義語にあたる「ANT」

「NNT」の対義語とされる「ANT」は、少なくとも1社以上から内定や内々定をもらっている、という状態を表す就活用語です。『Aru Nai Tei(有る内定)』の頭文字をとった略語であり、SNSの投稿で使われる傾向にあるため「NNT」同様にネットスラングと言えるでしょう。
就活生の多くは内定を得るため、非常にナイーブな状態にあることが多いです。もし自分が内定を得られてうれしい状況だったとしても、軽々しく「ANT」という言葉を使ってしまうと、無意識のうちに相手を傷つけてしまう可能性があります。使用方法やタイミングに要注意な言葉であり、就活の場では非推奨の用語であると認識しましょう。

他にもある?略された就活用語

就活用語の中には他にも、略語のまま使用されている用語があります。使用する機会や耳にする機会の多い用語を4つ、ご紹介します。

他にもある?略された就活用語

「NNT」になりがちな就活生の特徴

「NNT」と呼ばれる状態は、就活生にとって回避したい状態でしょう。その状態に陥りやすい就活生には、いくつかの共通した特徴があります。
ここからは、共通している特徴についてご紹介します。もしも例に挙げた特徴が当てはまる場合は、ご自身の不足している点やできていない点を見つめ直すことが、何より重要と言えるでしょう。

ガクチカを上手くアピールできない

ガクチカとは、学生時代に力を入れたこと、熱意をもって取り組んでいたことをアピールするものです。とはいえ、何かの大会で優勝した経験や、○○で賞をとった経験のような、華々しいエピソードである必要はありません。目指したいものが明確にあって「毎週土日に欠かさずボランティア活動に参加してきた」のであれば、これも『ガクチカ』にあたります。
本来、ガクチカや強みは誰にでもあるものです。あまり難しく考えすぎず「自分が何を頑張ってきたか」振り返ってみるといいでしょう。また、ガクチカを記載する際には実績だけでなく、以下の3点を意識し、自身の考えや価値観をしっかりとアピールできるよう記載することがポイントです。

  • なぜ行おうと思ったのか
  • 具体的に何をしたのか
  • その経験から何を学んだのか

自己分析が不足している

しっかりとした自己分析は、内定を勝ち取るために重要なポイントです。自己分析が充分にできていないと、自身の軸や価値観を見失いやすくなります。そのため、志望動機や自己PRに欠かせない自身の強みや弱みを把握できず、選考で失敗する要因になってしまいます。
企業に対して自分をアピールするためには、これまでの行動やそれに伴う「好き・嫌い」「得意・不得意」といった感情や価値観を明確にすることが大切です。明確にした感情や価値観をしっかりと言語化することで、自分を分析・把握できるでしょう。

エントリー先が大手や有名企業のみになっている

大手企業や有名企業は、当然ながら知名度が高いものです。知名度が高ければ商品や製品のイメージがしやすく、面接時の受け答えを想定しやすい点も、人気の要因かもしれません。しかし、人気の高い企業は多くの応募者が集まる傾向にあるため、競争倍率も非常に高くなります。企業によっては、応募条件のハードルが高かったり、独自のフィルターを用いていたりする可能性があるので注意が必要です。
もし大手に就職できたとしても、自分のやりたい仕事ができなかったり、自分に合った仕事ができなかったりと思い悩む場合もあります。「大手」「有名」に固執せずに、得意不得意、やりたい仕事かどうか、といった相性も考えてエントリー企業を選ぶことが重要と言えるでしょう。

就職意欲がなく、とりあえず就活している

就活生の中には、就活・就職することに意味や価値を見出せず、就活意欲が湧かない人もいるのではないでしょうか。「就活の時期だから、とりあえず就活している」といった意識では、こだわりや重視しているポイントなど「自分の軸」と言えるイメージが無いまま就活を進めなくてはなりません。社会人経験が無ければ、就職して働くこと自体がイメージしづらく、職業選びの段階でつまずいてしまう可能性もあります。
そういった場合はまず、就活・就職のメリットを考え、自分なりの理由や目的を明確にすることが重要です。メリットに目を向け、明確な目的や目標をもつことで、前向きに取り組めるでしょう。

エントリー数が少ない

就活では、エントリー数が多ければ多いほど、内定を勝ち取れる可能性が高くなります。逆にエントリー数が極端に少ないと、内定をもらえる確率が低下します。条件の良い企業に就職したいと考える人は多いため、そういった企業の倍率はどうしても高くなりがちです。もしエントリー数が少ないと、選んだ企業の倍率によっては内定をまったく得られなかった、ということになりかねません。
大切なことは、バランス感覚を持ってエントリー企業を選ぶことです。倍率の高い企業ばかりにエントリーしたり、確率を上げるため闇雲にエントリーしたり、といった行動は後悔する可能性も高まります。エントリー企業を選ぶ際は視野を狭めず、求人倍率の低い企業や採用傾向の異なる企業などもしっかりチェックすることが重要です。自分に合うかどうか、といった基準も忘れずに選びましょう。

社会人としてのマナーがなっていない

しっかりとした自己PRや志望動機があったとしても、社会人として最低限のマナーが守れていなければ、内定を得ることはできません。マナーが身についていないと、マイナスの印象を持たれやすくなるため、就活生は注意しましょう。「マナーがなっていない」と見なされやすい行為は、以下の7点です。

  • 約束の時間に遅刻する
  • 連絡ができない、連絡がつかない
  • 敬語が使えない
  • 提出書類に書かれた字や、紙が汚い
  • ビジネスの場に相応しくない服装をする
  • 身だしなみに清潔感がない
  • 人の話を聞けない

面接時のマナーはさまざまな決まりがあり、緊張してしまうと誰しも「普段なら気を配れることに気付けない」場合があります。事前に面接やマナーに関する練習を何度も行うことで、必要なマナーや流れを身につけ、緊張をしてしまう場面でも適応できるようになるでしょう。しかし、間違ったマナーや、マナーに不備があるまま就活を続けてしまうと、いつになっても内定を得られない場合があるので要注意です。自分自身のマナーを見直すだけでなく、友達や家族などの第三者に見てもらうと、自分では気付きにくいマナーの不備が見つけられるでしょう。

強い不安や焦りを感じている

多少の不安や焦りは、就活生であれば誰しも感じるものであり、さほど気にする必要はないでしょう。ですが、心身に影響が出るほどの強い不安や焦りは、自身と周りを比較してネガティブな考えを誘発しやすく、本来の力が発揮できなくなる要因となってしまいます。「自分はまだ内定が出ないのに」と、ネガティブに考えすぎず、自身の価値観に合った企業に勤めることを目指しましょう。
また、就職先が早く決まればいい訳ではありません。早期に内定をもらっても合わなければ早期退職してしまいますし、内定が遅かったとしても自身に合った分野であれば長く働くことが可能です。
就活シーズンは一斉に就活を行っているため、一切の比較をせずに就活することは難しいでしょう。ですが、人の状況と比較するよりも、自分が就職したいと感じた企業に入社できるよう、自分自身のことに意識と労力を向けることが重要です。

業界・企業研究が不足している

内定を得るためには、その企業への志望度が高いことや、将来的に目指すことをアピールする必要があります。そのために重要となるのが「業界・企業研究」です。研究が不充分だと「なぜこの業界を選んだのか」「なぜこの企業を選んだのか」といった質問に対して、明確に答えることが難しくなります。同時に、志望動機や自己PRの内容が薄くなってしまう可能性もあります。
「業界・企業研究」を行うために必要なことは、企業のホームページや企業説明会、OB・OG訪問などを積極的に利用することです。企業側が発信する情報に触れることで、就活生に知っておいてほしい情報に気づきやすくなる可能性もあります。自分にマッチした企業かどうかを見極めるためにも、利用できるものを積極的に活用し、企業が求める人物像を探っていくといいでしょう。

NNTから脱却する方法

NNTになりやすい特徴の中で「もしかしたら当てはまるかも」と感じた方は、NNT脱却の対策を考えることが大切です。ただ、対策と言っても個人差があるため「これをやっておけば大丈夫!」とは言い切れません。
しかし、最低限必要となる対策は存在します。ここからは、NNT脱却に利用できる対策方法を5つ、ご紹介します。

自己分析をしっかりと行おう

自分では入念に自己分析したつもりでも、不十分であったり、やり方が効率的でなかったりする場合があります。自己分析は就活の方向性や軸、自分の強みや弱みを把握して言語化する、非常に重要なものです。自分自身を深堀し、しっかりと向き合うためには、まとまった時間を作って自己分析を行うことが大切です。徹底的に自己分析を行うことで、自身のアピールポイントや強みが見つかるでしょう。

選考を振り返って、落ちた要因を分析しよう

就職活動では、選考の振り返りを行って分析する、といった行動が必要不可欠です。選考がどこまで進んだのか、どこで落ちたのかを整理して、失敗の要因を分析しましょう。
書類選考の段階で落ちているのであれば、エントリーシートや履歴書などを見直すことが大切です。面接段階で落ちている場合は、面接時の自分を振り返って苦手な項目を把握し、どういった受け答えをするべきだったか、といった対策を練るといいでしょう。

エントリーシート(ES)や履歴書を見直してみよう

エントリーシートや履歴書を完成させるためには、自分の強みやガクチカといった、アピールポイントを自身で把握しておくことが重要です。自己分析や選考の振り返りで見直した点も考慮し、以下の5つのポイントを意識してまとめてみるといいでしょう。

  • 志望動機
  • ガクチカ
  • 自己PR
  • 自分の強みと弱み
  • 長所と短所

一度で完成させることも悪くはありませんが、急ぎすぎると粗が出やすくなります。焦ったり急いだりせず、少しずつ修正を加えながら完成させることを意識すると、自分の強みや魅力をしっかりとアピールできるでしょう。

面接でのアピール・受け答えを対策しよう

前述したように、入念な自己分析を経て自分の強みやアピールポイントを理解していても「面接となると緊張してしまい、うまく話せなかった」という失敗経験もあるでしょう。緊張対策は、面接経験を多く積み、緊張していても話せるようにしていくことが重要なポイントです。実際の選考で試すことは可能ですが、卒業前であれば友人や教諭などに頼み、面接の練習相手になってもらうことも可能です。新卒応援ハローワークや就活エージェントといったサービスを利用することも一つの手段ですので、自分に合った方法で、面接の練習を積んでいくといいでしょう。

適性検査・選考テストの対策をしよう

選考では、筆記試験や適性検査といった試験も存在しています。就活生であれば、一度は耳にしたことがある「SPI」も、試験の一つです。最近ではWebテストが主流となっていますが、筆記やマークシートの形式もあります。
これらの試験には基本的な学力や一般常識、時事問題への知識などが求められるため、対策本をもとに取り組むことが重要です。時間制限もありますので、決められた時間内で問題を解く練習や、新聞やニュースを見聞きして知識を蓄えることも必要な対策と言えるでしょう。

まとめ

NNT脱却のためには、NNTになりやすい特徴を把握・理解して、対策を行うことが重要です。入念に自己分析を行って、大手や有名企業だからと流されず、自分の軸や価値観と合う企業にエントリーを行うといいでしょう。面接の練習は、友人や教師陣、またはハローワークなどのサービスを利用することも可能です。
就活は誰しも失敗を経験するものです。うまくいかない時は、悩んだり一人で抱え込んだりせず、就活応援サービスやエージェントなどを利用して解決を図りましょう。

最後のチェックポイント

  • 「NNT」は内定がない「ANT」は内定があることを意味する就活略語
  • 「NNT」「ANT」ともにネットスラングに近いため、軽々しく使わないこと!
  • 自己分析がしっかりできているかどうかが、内定を得るカギになる
  • 社会人としてのマナーが身についているかは、第三者に確認してもらおう
  • 不安や焦りで人と比べるより、自分自身の就職のために意識を向けよう
  • 面接対策はマナー込み、ハローワークなどを利用するのも一つの手段!
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