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大谷翔平選手のマインドから学ぶ!就活が成功する秘訣とは

date2024年02月01日
大谷翔平選手のマインドから学ぶ!就活が成功する秘訣とは
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はじめに

子どもから大人まで多くのファンが大谷翔平選手の魅力に惹かれ、人気を集めています。敵チームのファンでさえ、大谷翔平選手は才能があると認めざるを得なくなるなど、大いに実力を発揮していることが伺えます。本記事では彼がなぜ超一流と言われるのか、その背景や理由とともにこれまで、どのような目標を達成してきたかについてくわしく解説します。

なぜ大谷翔平選手は超一流と言われるのか?

メジャーリーグのエンゼルス・大谷翔平選手は日ハムドラフト一位指名、2021年にはア・リーグのMVP獲得に輝くなど立て続けに話題になっています。昨今ではWBCで大活躍するなど注目を集め、トップアスリートとしての才能は世界中でも絶賛されました。アメリカ放送局「FOXスポーツ・ウエスト」の中継解説者であるマーク・グビザ氏も次のように述べています。「オオタニは超一流の投手からきっちり結果を残すことで実力を示している-、投手として超一流の打者と対戦することでもう一段上のレベルに自らをあげた-」

大谷翔平選手のメンタリティーは就活する人や働く人にとっても大きな影響を与えています。以下では大谷翔平選手が立ててきた目標とは何なのかについて見ていきましょう。

参考:パ・リーグ.com|【MLB】大谷翔平が超一流から認められる理由とは

大谷翔平選手が立ててきた目標とは?

大谷翔平選手は花巻東高校一年生の冬に、「8球団からドラフト1位指名」という大きな目標を掲げました。花巻東高校野球部の佐々木洋監督が指導のひとつとして大谷翔平選手含め他の選手たちに、目標達成するには何が必要なのかを引き出す目的で「夢実現シート」を書かせたことから始まりました。「夢実現シート」の内容はまず軸となる目標が「8球団からドラフト1位指名」です。続いて「体づくり」「人間性」「メンタル」「コントロール」「キレ」「スピード160km/h」「変化球」「運」と、8つの要素に分けられています。その8つの要素からまたイメージを細分化することで目標達成するために必要なことが見え、大谷翔平選手は目標に向けてそれを実践し、次々と実現させていきました。彼が目標達成のために「夢実現シート」を実践してきたように、就活やビジネスでも活用することで目標実現への道標になるはずです。

マンダラートで勝ち取る習慣づけ

大谷翔平選手が活用していた夢実現シートは「マンダラート」という目標とアイデアを埋めるためのフレームワークであり、9×9のマスで構成されているものです。別名として「マンダラチャート」とも呼ばれ、主に自己分析や思考を深める目的として活用されています。
もともとはチベットの仏教の「曼荼羅 」から由来しており、1987年に日本のデザイナー今泉浩晃氏によって考案されました。曼荼羅模様のアートをヒントとしたアイデア思考法のフレームワークです。

日常的にマンダラートを取り入れ、思考をデザインする習慣づけしていくことで新たなアイデアを発見できる可能性が高まります。では、どのような用途として活用されているのかについて見ていきましょう。

どのような用途で活用できる?

マンダラートはスポーツだけでなく、就活やビジネスシーンなど幅広い分野において、自分の将来設計などの用途に活用できます。業務におけるアイデアや整理、事業拡大などに役立ち、複数人によるブレーンストーミングでも効率的に提案ができるなどの相乗効果をもたらすのです。

マンダラート活用における3つの効果とは

ひとつの目標を達成するには関連する要素をひとつひとつクリアしていく必要があります。
重要目標達成指標や重要業績評価指標などに活用ができるとして、多くの企業でも取り入れられています。ビジネスの分野でも使われるマンダラートで得られる3つの効果について見ていきましょう。

1.目標実現のための行動の可視化

たとえば、自分の部署で「営業売上No.1獲得」という目標を立てたとしても、どのような工程を踏めばいいのか分からないと実現することは不可能です。最初に定めた目標から必要な要素を割り出していくことで、目標を達成するための情報や取るべき行動のヒントなどプロセスが明確に見えていくでしょう。

2.中間目標の可視化

目標を定めて行動する途中で、「目標に向けて確実に進んでいるのか? 」など不安に陥ることがあります。ビジネスでもやはり、大きな目標には行動指針という中間目標設定が必要不可欠です。こうしたことからマンダラートの要素を埋めていくことですべき行動について細分化され、中間目標も明確になる上に情報の抜けや漏れなど盲点がくっきりと見えていくのです。

3.思考整理と問題・課題点の洗い出し

マンダラートで細分化したアイデアによって、複雑な思考が整理できると同時に目標を達成するまでに問題や課題点などの洗い出しができます。つまり、要素を埋めていくことによって、アイデアをさらにブラッシュアップできるということなのです。主観的になりがちな思考を客観的な視点に変えられるのもマンダラートならではの魅力でしょう。

就活で役立つ・マンダラートの作り方

つづいて、マンダラートは場所を問わず作成することができ、必要な道具は紙とペンです。ExcelやGoogleスプレッドシートでも簡単に作成ができるので、自分に合ったやり方で実践してみましょう。マンダラートはやみくもに要素を埋めるだけでは、目標を実現するために必要なプロセスを把握することが難しいでしょう。まずは順序に沿ってマンダラートの作成から始めてください。

マンダラートの作り方の説明図

1.まず中心に目標を設定

まず、自分にとって最も叶えたい目標を決めて、中心に入れます。ここのマス目はマンダラートにとってメインテーマとなり、重要な位置です。注意として、関連する要素や期間などを考慮して、具体的なワードを決めておくのが良いでしょう。

2.中心の外側8マスに要素を埋めていく

メインテーマとなる目標を埋めた後はサブテーマの設定です。外側の8マスに目標に関連する要素を埋めていきます。ポイントとして必ず、メインテーマに関連する語句であることを意識して書き入れます。難しく考える必要はなく、思いのままに記入してみましょう。

3.8マスの要素をさらに外側の中心マスに分散して埋める

サブテーマを設定した後、さらに外側の中心マスへ分散するように書き写していきます。このサブテーマはいわゆる「中間目標」であり、より具体的な行動を掘り下げるための工程です。これで新たな8個のマンダラートづくりへの準備完了です。

4.残りのマスを全て埋め込む

最後に個々のサブテーマに関連する要素を全て埋めます。最初の工程と同じ要領で埋めていくことがポイントです。全て埋め込んだ後は類似した内容がないかを確認する必要があります。もし、類似した内容があれば、優先順位を決めて取捨選択してみると良いでしょう。

テンプレートで実践してみよう

マンダラートの作成方法について理解できたら、次は実践です。まず、就活目的であれば、どの仕事に就きたいか、そのためにすることは?などを掘り下げるためにこちらテンプレートに書き出してみましょう。順序通りに進めていく必要はなく、思いついたら埋めていく要領でもまったく問題はありません。そこから新たなアイデアや発想が生まれる可能性を高められるはずです。

マンダラートのテンプレート画像

強いマインドを手に入れる秘訣

四方八方で「二刀流は絶対、無理だ」と言われていたのに、大谷翔平選手が目標実現できたのには理由があります。「大切な思い。大切なことは変えない」「成功する確率を上げるためにデータを活用する」「成長する楽しさ」、それらが重要であると類まれなる強い信念があったからなのです。その揺るぎない信念があるからこそ、強いマインドを手に入れたのでしょう。就活への成功もまた、ひとつひとつの目標から成り立つのです。自分にとっての信念をひとつでも作っておき、自分流マインドを手に入れましょう。

参考:salesforce|大切なことは、ずっと変えない。大谷翔平選手とSalesforceの共通点

まとめ

大谷翔平選手がメジャーリーガーになるまでのエピソードの裏にはマンダラートの存在がありました。高校時代に出会った「夢実現シート」の存在が、彼を成功に導いたことは言うまでもありません。彼がどれだけスーパースターであっても、同じ人間に変わりはないでしょう。やはり、社会人として何かを成し遂げたいと思うのであれば「努力」がすべてです。
まさに「努力なくして成功は無し」とはこのことでしょう。就活や将来設計にぜひ、マンダラートを取り入れ、自分が立てた目標を実現させてください。

最後のチェックポイント

  • 目標実現にはマンダラートが有効である
  • マンダラートは9×9のマスで構成されている
  • 新たなアイデアや思考整理のためのフレームワークである
  • 信念がひとつでもあれば自分流マインドを手に入れられる
  • 思考ツール活用とともに「努力」することを惜しまない
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