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就活は何社受ける?選考数の平均とエントリー企業の選びかた

date2024年02月07日
就活は何社受ける?選考数の平均とエントリー企業の選びかた
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はじめに

  • 2022年卒のエントリー数は10~19社がもっとも多い
  • 平均数はあくまでも目安で、合わせる必要はない
  • 企業を選ぶ際に重要なことは、自分の『軸』を意識すること
  • 選考数を増やす場合は、自身の『軸』がブレないよう注意しよう
  • 連続して落ちる場合は、焦るよりもリフレッシュや冷静になることが大事
  • 落ちたことを引きずるより、原因を探って次へ活かそう

就職活動を行う中で「何社受ければいいのか」と悩む学生は多く、受ける数で「多くするか少なく絞るか」を悩む人も多い傾向にあります。就活では選択肢を多くもつことが重要です。選択肢を絞りすぎることなく、事前対策や選考対策との両立が可能となるよう、バランスを取ることが大切と言えるでしょう。
この記事では、就活では何社受けるべきか、エントリー企業はどう選ぶか、といったことを紹介していきます。

就活は何社くらい受けるべき?

就活で選考を受けるためには、まずエントリーを行う必要があります。選考数を多くもつためには、エントリーの時点から、選考に進めるよう対策を行うことが不可欠です。
2022年卒の学生の多くは、10~19社へエントリーしています。平均を参考にエントリー数を決めるのであれば、平均は17社前後と考えていいかもしれません。また、内定獲得者はやや多めにエントリーしている傾向にある点も、覚えておくといいでしょう。

なお、エントリーは選考に参加する「権利」を得た状態であり、選考に進んでいる訳ではありません。エントリー後に応募書類を提出したり、適性検査を受けたりすることで、選考に進めます。エントリーしたら大丈夫、などと思い込まないよう気をつけましょう。

説明会は何社くらいが目安?

説明会の参加目安は、説明会の形式やスタイルによっても変わるため、明確な答えはありません。しかし、自身の知識や広い視野を養うための機会にもなるため、可能な限り多くの説明会に参加することが大切です。複数の業界にまたがって参加することも、知識や視野を養うことにつながるでしょう。
内閣府の『学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について』によれば、2020年度と比較してWeb形式での参加が倍増しているようです。感染症対策の影響を受け、Web形式の説明会開催が増えたことも一つの要因と言えるでしょう。

上記のグラフのように、2022年卒学生の多くは10~19社ほどの説明会に参加しています。30社以上の説明会に参加する人が少ないことから、興味を絞り込むことが難しい方は30社程度まで絞ってみるのも有効と言えます。少なくとも10社ほどは参加した方が、視野を広げる一助となる可能性もあるでしょう。

平均数はあくまでも目安!

エントリー数や説明会参加数などの平均をご紹介しましたが、どちらの平均数もあくまで目安です。平均に合わせなければいけない、などという決まりはありません。重要なことは、自身が事前準備や選考対策をしっかりと行える数にすることです。平均よりも扱えるのであれば、30社以上のエントリーをしても問題ありません。同様に、対策への自信が持てない場合は、少なくエントリーしても問題はないと言えます。
就活中は常に選択肢をもっていることが大切ですので、ご自分の裁量に合わせてエントリーを行い、選考数の調整を図りましょう。

エントリーする企業の選びかた

企業を選ぶ際、多くの企業の中からどうやって選べばいいかわからず、悩む人も多いのではないでしょうか。むやみにエントリーしても、選考で不利になる可能性があります。明確に意味をもった選びかたで企業を絞り込み、エントリーを行いましょう。
エントリー企業を絞り込むために必要なことを3点ご紹介します。

1.自分の『軸』をしっかり定めよう

エントリー企業を選ぶ際に重要なことは、自身の『軸』を意識することです。『軸』とは、働くにあたって大切にしたいことや、自身の価値観や目標を明確にするための指針となるものを指します。この『軸』は選考を進めるうえでも重要なものです。しっかりと自己分析を行い、自身と向き合うことが大切です。
自己分析で理解した自身の強みや興味から、得意なこと・好きなことをリストアップし、共通する要素や特徴を見つけると『軸』が定めやすいでしょう。また、就活中の出会いなどから自分の考えが変わった場合は、柔軟に『軸』を見直してみましょう。『軸』を変える際には、その理由や根拠を明確にしておくことが重要です。

2.興味のある職種・業界から探してみよう

定めた『軸』をもとに、インターネットや四季報などを利用して、興味のある職種・業界を探してみましょう。この時、興味のある職種だけをピンポイントで探すのではなく、似た仕事内容の職種なども調べておくことがポイントです。自身の可能性や視野を広げるきっかけとなるでしょう。また、自分がどのような環境や役割に向いているかを考えながら探すことも大切です。

3.『軸』とマッチしているか確認しよう

興味のある職種・業界を見つけたら、自身の『軸』とマッチしているかどうか、あらためて確認しましょう。この確認で重要となるのは『軸』の優先順位です。
たとえば、あなたの譲れない『軸』が「地元で働く」または「首都圏で働きたい」であったとします。「仕事内容が魅力的な企業」をピックアップした中に「地方配属や転勤の可能性が高い」企業があった場合、その企業はあなたの『軸』とマッチしていないと言えます。
あなたの『軸』の中で優先順位をつけ、どうしても譲れない『軸』とマッチしている企業をピックアップするようにしましょう。

選考数を増やす際の注意点

エントリー数や選考数の平均や、年度別に見た傾向から、選考数を増やそうと検討する人も多いのではないでしょうか。
ここからは、選考数を増やすにあたって意識しておくべき点を3つご紹介します。

定めた『軸』をブレさせない

選考数は、むやみに増やしていい訳ではありません。エントリー時点から、自身の『軸』と合っているか、自身の『軸』がブレていないか、しっかり確認しながら選ぶことが重要です。
就活では、自身の知っている企業以外にも興味をもち、視野を広げることが重要とされます。しかし、定めた『軸』と合わない企業に入社したとしても、早期退職につながる可能性があります。「入社するかもしれない」という意識をもって、自身の『軸』と合った企業を選ぶとよいでしょう。

無理のない範囲にとどめよう

選考数を増やすためには、エントリー数から増やす必要があります。エントリー数が多くなると、エントリーシートなどの提出が必要な書類も増えます。同時に、企業研究も増やす企業の分だけ行う必要がありますので、自分が無理なく対応できる範囲にとどめましょう。もしも今の手持ち分でも手一杯なのであれば、無理をして増やす必要はありません。
手一杯で大変な場合は、選考数を減らすことも一つの手です。しかし、手持ちを減らしたくないのであれば、サポートを行ってくれる就活エージェントなどを頼る方法もあります。一人で抱えて、思い悩みすぎないようにしましょう。

スケジュール管理はしっかり行おう

前述したように、選考数を増やすには、エントリー数そのものを増やす必要があります。エントリー数を増やすと、応募書類以外にも、選考に進むためのスケジュール管理を見直す必要も出てきます。エントリーのタイミングや、選考試験や面接といった予定は、無理に詰め込むものではありません。無理に増やしても一つひとつ丁寧にこなすことが難しくなり、質も下がってしまいます。
選考数を増やす前に「増やすことでどれくらい忙しくなるのか」「負担はどの程度増えるのか」などを確認して、スケジュールを見直すことが大切です。

もし何社も落ちてしまったら

選考に進んだとしても、すべての企業から内定をもらえる訳ではありません。複数の企業を受ける中で、連続して不合格となることもあるでしょう。その際、選考数を増やすために応募する必要がありますが、焦りは禁物です。タイミングが悪いと、自身の『軸』とエントリー可能な企業が合わない可能性もあります。
連続で落ちるといった場合は、一度リフレッシュなどを挟み、自分を落ち着かせることが大切です。冷静にこれまでの就活を振り返り、落ちた原因は何かを探るといいでしょう。

準備や対策の方法を見直してみよう

選考数を多めにすると、その分の準備・対策が必要になります。しかし、一つひとつの企業に対して時間がかけられなかった場合、準備や対策が雑なものとなってしまう人が多い傾向にあります。不合格の原因になりやすい点ですので、準備や対策が不十分でないかを見直してみましょう。
就活中は、疲れやストレスを溜めやすい人が多いものです。一定以上の疲れが溜まってしまうと、さまざまなことが雑になりかねません。今一度見直しを行って、丁寧さや初心を大切に、就活に臨みましょう。

失敗を引きずって落ち込みすぎない

何社も立て続けに不合格となると、自信を失ったり、失敗したことを引きずってしまったりすることもあるでしょう。「自分が受かる企業はない」「アピールできることがない」とマイナス思考に陥る場合もあるかもしれません。その状態で就活を続けていると、マイナス思考がふくらんで悪循環となり、さらなる失敗を引き起こす可能性があります。
内定をもらえないと自分を否定されたように感じるかもしれませんが、そういった企業とは「相性が悪かっただけ」と考えるといいでしょう。その考えに至れないほど気持ちがふさいでいる場合は、思い切ってリフレッシュしてから就活を再開するのも一つの方法です。失敗を引きずったまま落ち込みすぎないよう、意識しておくことがベストです。

失敗の原因を反省しよう

前述したように、失敗を引きずらないことは大切ですが、反省しなくていい訳ではありません。これまでの選考を振り返り、何が不合格の原因となったか、何が失敗だったかを分析・特定する必要があります。企業研究の不足であれば研究し直し、自己分析不足であれば分析し直すなど、特定した原因に合わせて反省と対処を行いましょう。
選考の反省は、悪かった点だけでなく良かった点も振り返ることが大切です。自己分析不足の場合、良かった点を振り返ることで自身の強みに気づけるため、改善につなげられるでしょう。

就活で重要な心構え

就活は、選考に進めばすぐに内定をもらえる訳ではありません。内定を得るためにはそれなりの事前準備が必要です。しかし、念入りに準備をしていても不合格となる可能性もあります。その対策として数をこなす、という方法もありますが、ただ数をこなすだけでは内定にはつなげられません。
きちんとした事前準備と選考対策を行い、失敗や不合格は何が悪かったかを反省して、次につなげる気持ちが必要不可欠です。
就活の心構えとして、たとえ何社落ちたとしても最後まであきらめずに臨むことが重要、と言えるでしょう。

まとめ

就活で何社を受けるべきか、といった悩みは、多くの就活生が抱えています。平均を目安に、数を増やすか減らすかで悩む方も多いでしょう。ただ数を増減するのではなく、ご自身の興味があるものや『軸』に合わせた選びかたを意識することが重要です。また、スケジュール管理が可能な無理のない範囲で選考数を決めるよう意識すると、業界・企業研究をしっかりと行えるでしょう。

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