転職初日の挨拶は怖くない!例文や注意点を紹介
はじめに
転職先が決まっても、うまく職場に馴染めるか不安な方も多いでしょう。転職初日をスムーズに過ごすためには、事前に挨拶や自己紹介を考えたり挨拶後の流れを把握したりしておくことが大切です。
この記事では、転職初日に役立つ挨拶の例文や一般的な転職初日の流れなどを紹介しています。
転職初日の挨拶では何を伝える?
挨拶や自己紹介では氏名と前職の担当業務に加えて、今後の意気込みを伝えると印象がよくなります。以下から挨拶の例文を紹介しますのでご参考ください。
転職先が経験職種の場合
経験職種に就く場合の例文をご紹介します。
おはようございます。本日付けで入社いたしました、静楽太郎と申します。前職ではITインフラエンジニアとして約5年間、サーバ・ネットワークの構築・運用などを担当しておりました。
同業種ですが、自身のスキルや経験に応じてステップアップできるこちらの企業に憧れておりましたので、入社できて大変嬉しいです。
前職の経験を活かしつつ一日でも早く貢献できるように精進いたしますので、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
転職先が未経験職種の場合
未経験職種に就く場合の例文をご紹介します。
おはようございます。本日付けで入社いたしました、静楽太郎と申します。前職では電機メーカ企業で営業職に8年間ほど従事しておりました。出身は京都府で趣味は寺社巡りです。
転職初日から皆さんが丁寧に対応をしてくださったので大変嬉しく感じております。
こちらの業界は未経験ですが、一日でも早くお役に立てるよう努力いたしますのでどうぞよろしくお願いします。
未経験職種に就いたすぐは、わからないことや疑問に思ったことは積極的に聞きましょう。以下の記事では、新入社員が仕事に対して意識すべきところをご紹介していますのでご参考ください。
新入社員が周りに差をつけるためには?入社に向けた準備も解説
挨拶をする際に気をつけること
挨拶や自己紹介はポイントを押さえることでよい印象が残せます。以下から解説します。
服装や持ち物に注意する
転職初日は服装や身だしなみ・持ち物にも気を配りましょう。スーツ・シャツ・ネクタイ、靴やかばんなどにシワやほつれや汚れがないか確認して清潔感を意識することが大切です。
企業によっては服装のルールがある場合も考えられますので、事前に担当者へ確認することをオススメします。
挨拶や自己紹介では名前や経歴だけでなく人柄も伝わります。「【回答例あり】面接で好印象な自己紹介のしかた」では好印象を与える自己紹介のポイントをご紹介していますのでチェックしてみてください。
挨拶は伝わりやすく簡潔に
挨拶は伝わりやすく簡潔にまとめることが大切です。転職の挨拶は就業中に行われるため、他の方の業務時間にも配慮して1~3分以内に終わるようにしましょう。不安な方は1分用と3分用の挨拶・自己紹介を考えておくと安心です。
また、挨拶や自己紹介の際には笑顔ではきはきと伝えることが大切です。姿勢を正して真っすぐ前を向き、自信を持って話しましょう。
うまく話を伝えるためには、SDS法が有効です。以下の記事ではSDS法を使った自己紹介の例文を掲載していますのでぜひ、ご覧ください。SDS法とは?メリットや就活での活用法を例文付きで紹介
謙虚な姿勢で挨拶に臨む
挨拶や自己紹介では前職の業務内容について話すこともあるでしょう。その際に、過去の実績や大きなプロジェクトに携わった話をすると自慢や嫌味に聞こえる可能性がありますので、避けるのが無難です。 新しい職場はゼロからのスタートですので、謙虚さを忘れないようにしましょう。
第一印象は覆りにくいため、その後もその人のイメージとして定着しやすいといわれています。「面接時に使える心理学5選!効果的な心理学を解説」では初頭効果(メラビアンの法則)について解説しており、有効な使い方もご紹介していますのでご参考ください。
一人ひとりへ挨拶をする
全体への挨拶だけでなく、個人への挨拶も大切です。出社時点ですでに来られている方にはもちろん、後から出社された方には来られたタイミングで挨拶をします。
個別の挨拶は「本日からこちらの部署に配属されました静楽太郎です。よろしくお願いします。」と簡単なもので構いません。個別に挨拶すれば、全体に向けて挨拶をする機会がなくても安心です。
リモートで挨拶をする場合はパソコンの設定を変更しておく
コロナ禍以降はオンラインで挨拶をするケースも増えました。注意点は対面時と一緒ですが、加えて目線や音声の設定に気をつける必要があります。モニターの画面越しに相手の目を見るのではなく、パソコンのカメラに目線を合わせましょう。
また、事前にマイクの音量やカメラのオンオフなどを設定しておくと慌てずにすみます。
「面接で第一印象をよくする!具体的なポイントやマナーを解説」では第一印象をよくするコツやポイントをご紹介しています。リモートにも活用できる内容ですのでぜひ、ご覧ください。
転職の挨拶をメールで送る場合
口頭で挨拶できなかった人には挨拶メールを送ります。以下から具体的な方法を解説しますのでご参考ください。
挨拶メールに含める内容は?
社内外問わず、業務で接点をもつ人には挨拶メールを送りましょう。入社後なるべく早く送るためには事前にひな形を作っておくといいでしょう。
挨拶メールの内容は口頭の内容と同じで構いませんが、趣味やプライベートのことを含めると違和感をもつ方もいますので、必要事項のみ簡潔に記載することをオススメします。
挨拶メールの例文
挨拶メールの例文をご紹介します。
○○部の皆様
はじめまして。本日○月×日、IT事業部に配属された静楽太郎と申します。
メールでのご挨拶となりましたことをご容赦ください。
前職では、電機メーカの営業に約8年間従事しておりました。IT業界はまったくの未経験ですが、一日でも早くお客様に信頼とご満足いただけるようなインフラ開発を行えるように努力いたしますので、よろしくお願いします。
挨拶を済ませたあとはどうする?
挨拶後はいつからでも業務に取り掛かれるように事前準備しておきましょう。以下から転職初日の流れを解説します。
転職初日の挨拶後の流れ
転職初日の流れは職場によって異なりますが、一般的な流れを覚えておくといいでしょう。以下ご参考ください。
流れ | 内容 |
---|---|
1.出社 | 出向く先は転職先により異なりますので、事前に確認しておきましょう。 |
2.入社の手続き | 必要書類のサインや提出を行います。貸与品の授与がある場合もありますので、取扱い方も聞いておきましょう。 |
3.オリエンテーション | 企業でのルールや必要事項の説明を受けます。数日間新人研修を行う企業もあります。 |
4.配属先へ移動 | 勤務する部署へ移動します。はじめから配属先へ出社する場合は、入社手続きとオリエンテーションがここで行われます。 |
5.挨拶・自己紹介 | 周囲への挨拶を行います。 |
6.業務内容の説明・指導 | 担当業務の内容に関する説明を受けます。 |
7.業務開始 | 転職初日から実務に入ることもあります。同じ業界からの転職者は、より積極的に取り組むことを求められるケースもあります。 |
まとめ
転職初日はほとんどの人が緊張しますので、普段通り振る舞えない方もいるかもしれません。慌てないためにも事前に挨拶の準備やその後の流れを把握しておきましょう。
あなたが幸先のよいスタートを切るためにも、ぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。
最後のチェックポイント
- 挨拶・自己紹介は「伝わりやすく簡潔に」
- 自己紹介と挨拶は謙虚な姿勢で臨む
- 全体の挨拶だけでなく一人ひとりにも挨拶をする
- リモートで挨拶をする場合はパソコンの設定を変更しておくと安心
- 挨拶メールは事前にひな形を作っておくと安心
- 挨拶後の流れも把握しておく