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面接結果が遅いのは不採用?選考結果の確認方法を紹介

date2023年08月29日
面接結果が遅いのは不採用?選考結果の確認方法を紹介
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はじめに

  • 面接の結果連絡が来るまでの期間は平均1週間から10日ほどである
  • 連絡が遅いのには企業側になんらかの事情があり不採用だと決まったわけではない
  • 合否フラグに惑わされないよう事前に連絡の予定を確認しておく
  • 連絡期日を過ぎた場合ビジネスマナーに注意して問い合わせをしてみる
  • メール・電話確認は「営業時間内・昼休みを避ける・始業1時間後から終業1時間前」に送る
  • 志望順位の洗い出しをしておくなど前向きに準備しながら落ち着いて連絡を待つ

面接の結果がどうなったのか、企業からの合否連絡を待つ時間は誰しも不安に感じるものです。この記事では、結果連絡が来るタイミングの目安とともに連絡がなかなか来ない理由を面接先側と応募者側に分けて、くわしく説明します。併せて、面接先への確認方法についても例文を紹介していますので、ぜひ役立ててください。

面接結果の通知はいつ届くの?

面接の結果連絡が来るまでの期間は、一般的に早い場合は3日程度、平均は1週間から10日ほどです。連絡が来るまでの日数の数え方は、企業によってはカレンダー通りではなく、その企業の営業日のみを数えることがあります。
たとえば、面接の結果を7日後に連絡する、と伝えられた場合は、土日を除き平日だけを数えて7日後という見方です。そうした状況や応募者の人数などによっては、連絡まで2週間以上かかることもあるのです。
もし、面接の際などに企業側から「何日後に連絡します」「1週間以内に連絡します」など具体的な期間を提示されているのであれば、ひとまずその日にちまでは待機するのがマナーでしょう。

不採用?合否通知書が遅い理由

面接の結果連絡が遅いと、「不採用だから連絡が来ないのでは? 」と考えてしまう人もいるかもしれません。たしかに、「選考の日から〇日以内に連絡が来なければ不採用」というように、結果待ちの期限を設けて選考結果とする企業もあります。しかし、その場合もほとんどの企業は「期限」を事前に知らせることで、応募者側が合否を判断できるようにしています。
いくら結果連絡が遅くても、連絡が来ないうちは不採用と決まったわけではないのです。

面接先の問題

面接先側の問題で連絡が遅い場合は、企業側になんらかの事情があることも考えられます。必要以上に焦らないように待つことが大切です。以下では結果連絡に時間がかかる3つの理由について見ていきましょう。

1.多数の選考による社内調整に難航している

想定外にも求人への応募者や採用予定人数が多い場合、他の応募者の選考がまだ終わっていない可能性もあります。一次・二次・最終など複数回にわたる面接が行われるごとに会場を確保し、担当者のスケジュールを調整しなければなりません。こうした理由から、次の面接の日程調整などで社内調整に難航してしまうのです。

書類選考を経た時点でまだ多数の候補者がいる状態であれば、その人数分の面接日程の調整や選考作業の必要性が出てきます。たとえ自分の面接がすでに終えていたとしても、他の候補者の結果が出そろうまでは結果連絡を受けることは難しいでしょう。

2.合格候補者の回答待ち

採用人数が限られているなどの場合、先に内定通知を出した候補者の回答次第で次点の候補者に内定を出すかどうか判断されます。この回答がなんらかの事情によって、他の候補者への連絡が遅れてしまうことが考えられるのです。
こういったケースでは、別の候補者が内定を辞退した場合の次の候補者としてキープされていることもあります。ただ、単純に不合格であるために連絡が合格者より後になっている場合も、残念ながらあるようです。

3.採用担当者が複数いる

選考作業が複数の部署にまたがるときや、上司・役員との相談が必要であるなど、採用担当者が複数いる場合は選考作業自体が難航することもあります。
たとえば、面接官の間で意見の食い違いが起こり、まとめるのに時間がかかっていることも考えられます。最終判断を仰ぐ責任者が不在であり、戻ってくるのを待っている状態かもしれません。逆に、採用担当者が一人しかいない場合も、多忙となり選考が遅れることもあります。

応募者側の問題

企業側の問題以外に、応募者側の理由から結果連絡が遅れることもあります。期日を超えてもなお、連絡が来ない場合は以下の2つの理由が考えられます。企業側の問題と併せて、対処方法を考えると良いでしょう。

1.合否メールに気づいていない

携帯電話の設定などによっては、面接の結果連絡に気づいていないという可能性もありえます。たとえば、企業からの合否メールが迷惑メールフォルダに入っている、もしくは送信時にトラブルが発生してメール自体を受信できていないなどの場合です。
電話で連絡を受ける場合、電話帳未登録の番号からの電話が着信できないようになっていることもあります。メールの各フォルダや電話の着信履歴を慎重に確認してみましょう。

2.サイレントお祈りをされている

本来、不採用に対しても、通知書や電話・メールで「今後のご活躍をお祈り申し上げます。」などといった連絡が一般的です。しかし、理不尽にも期日を超えてもなお、不採用通知が来ないといったケースがあり、「サイレントお祈り」をされたと感じるかもしれません。サイレントお祈りをされるのには理由があり、主に大手企業などで予想以上の応募者数に対して通知しきれていない傾向にあるからです。合否の連絡があれば、次の行動に移すこともできるのですが、「サイレントお祈り」によって釈然としない気持ちになり、判断が難しくなるのもうなずけますね。

目安としては、2週間と考えると良いかもしれません。

通知書が来ない場合の確認方法(例文あり)

企業からあらかじめ提示された結果連絡予定の日が過ぎていたり、2週間以上待っても合否の回答がなかったりした場合は、企業側に問い合わせをしてみてもいいでしょう。問い合わせをする際は催促にならないよう、マナーを守って行うのが大切です。

期日の翌日以降に問い合わせる

面接の際にあらかじめ結果期日を伝えられているのであれば、期日の翌日以降に連絡をするのがマナーです。面接の際に「〇〇日、〇〇週間後を目安に」など曖昧な期日を伝えられている場合、目安として2週間後以降に連絡するのが無難でしょう。それ以前ではまだ選考が終わっていない可能性もあるので、すぐ結果を聞くのは時期尚早だと言えます。

メール確認の場合

問い合わせの際は、担当者の業務の妨げになることを防ぐため、まずはメールで行いましょう。いつでも送信できることがメールの利点ですが、送信する時間帯に留意することもビジネスマナーです。「企業の営業時間内・昼休みを避ける・始業1時間後から終業1時間前」に送るよう心がけましょう。
メールは他のメールに埋もれないよう件名だけで内容がわかるようにするなど、いくつかの注意点があります。現在学生であるという場合は、自分の名前と一緒に学校名や学部名を名乗ることも忘れないようにしましょう。

【件名】
〇月〇日の面接結果につきまして【(学校名・学部名)(自分の名前)】

【本文】
(企業名)
(部署名)
(採用担当者名)様

お世話になっております。
〇月〇日に××職の面接を受けさせていただきました(学校名・学部名の)(自分の名前)と申します。
先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

面接の結果につきまして、
△月△日までにご連絡をいただけるとのことでしたので、
現在の状況を確認させていただきたいと思い、メールをお送りいたしました。

お忙しいところ大変申し訳ありませんが、
選考結果の連絡がいつ頃になるかにつきまして、ご教示いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

– – –
(自分の名前)
(学校名・学部名・学科名・学年)
〒(自宅郵便番号)
(自宅住所)
Tel:(自分の携帯電話番号か自宅電話番号)
E-mail:(自分のメールアドレス)

電話確認の場合

メールを送り、数日経っても担当者から返事がなかった場合や、他社からの内定に回答しなければならないなどの事情がある場合は、電話で問い合わせてみても構いません。メール同様、始業直後や終業直前、昼休みなどの時間帯は避けるようにします。現在学生であるという場合は、自分の名前と一緒に学校名や学部名を名乗ることも忘れないようにしましょう。
もしも担当者が不在であった場合、電話の相手に「こちらからあとで電話をかけなおす」「メールを送るので確認して欲しい」など担当者への伝言を頼み、その後の対応を伝えておきましょう。以下に電話をかける際の会話例を記載します。

お世話になっております。〇月〇日に××職の面接を受けさせていただきました、(学校名・学部名の)(自分の名前)と申します。(部署名)の(採用担当者名)様はいらっしゃいますでしょうか?

(電話の相手が採用担当者に交代)

〇月〇日に××職の面接を受けさせていただきました(自分の名前)と申します。先日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。今、少々お時間をいただいてもよろしいでしょうか?

(採用担当者から承諾をいただく)

ありがとうございます。このたびの選考結果につきまして、△月△日までにご連絡いただけるということでしたので、現在の状況を確認させていただきたく、お電話をさせていただきました。

(当初の予定より合否の連絡が遅れている、などの回答)

ありがとうございます。承知いたしました。おおよそで構わないのですが、いつ頃までに選考結果をお知らせいただけますでしょうか?

(あと〇日ほど待っていただきたい、などの回答)

承知いたしました。何卒よろしくお願いいたします。それでは失礼いたします。

キープされている?面接結果を待つ間にすること

面接の結果を待つ間に「もしかしてキープされている?」 と感じたら、できること・やっておくべきことがいくつかあります。とくに複数企業に応募している場合は余裕をもって待機するためにも、今後の方向性についてあらためて整理することで、スムーズな就職活動ができるでしょう。

志望順位を洗い出しをする

現在面接結果を待っている企業から仮に内定をもらえた場合、それを受諾するのかどうかを冷静に検討しましょう。内定通知から受諾・返答まで時間の余裕がないことも考えられますので、事前に整理しておくとスムーズです。
さらに志望度の高い企業がある場合、そちらの結果を待つかどうか、入社するうえでの条件面と照らし合わせながら考えておくとよいでしょう。もし他の企業の面接を控えているのであれば、その準備を進めておくのも大切です。

選考辞退を申し出る

複数の企業へ応募している場合など、結果待ちの間に選考辞退せざるを得ないこともあります。選考辞退するという場合は、できるだけ迅速に企業の採用担当者へ伝えましょう。
連絡はメールでも構いませんが、いつ開封されるかわからないので、メール送信後に電話連絡も行うと確実です。ただし、面接の直前や最終面接を辞退する場合には必ず電話で連絡しましょう。

面接結果を不安なく待つために

面接結果の連絡がなかなか来ないと、誰しもが不安になってしまうのは当たり前のことです。面接結果を待つ間にすることで説明した「志望順位の洗い出し」をしておくと対策方法も明確に見えてくるかもしれません。少しでも不安を和らげるためにも、面接の際や結果を待つ間は以下の3つのポイントを実践しておくとよいでしょう。

合否フラグに惑わされない

不安になるとつい気にしてしまうのが、主にインターネット上でうわさされる「フラグ」や「サイン」です。「面接の際、面接官にいつ入社できるか聞かれれば採用」、「話があまり弾まなければ不採用」など、目にしたことがあるかもしれません。
しかし、面接でこうした「フラグ」が実際にあったからといって、必ずそのとおりになるわけではありません。より不安が強くなってしまう恐れもありますので、決してうのみにしないようにしましょう。

面接時に通知時期を確認しておこう

面接の際に企業側から、面接結果の連絡がいつ頃になるか伝えてもらえることもあります。とくに何も言われない場合は、いつまで待機するべきか確認してみるとよいでしょう。
面接の終盤には面接官に質問できる可能性が高い場合もあります。そのときに「結果連絡が来るのはどのくらいの時期になるか」「不採用でも連絡はあるのか」「連絡方法はメール・電話・郵送のどれか」を確認しておくことが望ましいです。言葉遣いなどに気をつけて質問しましょう。

お礼メールでお伺いをたててみよう

もし面接の最中に結果連絡の予定が確認できなくても、あとでメールを使ってたずねる方法もあります。面接の終了後は、企業にお礼メールを送ることが大切です。このメールの中で、面接中に聞きそびれたことについて質問するとよいでしょう。
メールを書く時は自分の質問より先に、必ず、面接していただいたことに対するお礼を記載することが鉄則です。企業の営業時間なども考えながら、できるだけ面接終了後すぐに送信できるようにしましょう。

まとめ

「面接の結果連絡がなかなか来ないイコール不採用」とすぐ決めつけるなど、そういった焦りから企業側に負担をかけるような行動は避けるようにしましょう。面接結果が遅い理由を理解することで、必要以上に不安にならないよう過ごすことは可能です。
結果連絡を待つ間に、もし内定が出たら受諾するかどうか検討する、他の志望企業への応募に向けて準備を進める、など次へ向けての行動をはじめておくのも大切です。前向きに余裕を持ち、できるだけ落ち着いて待機できるよう心がけましょう。

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