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【面接対策】よくある質問と回答例 面接序盤編

date2024年09月02日
【面接対策】よくある質問と回答例 面接序盤編
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はじめに

面接序盤でよくある質問は、一次・二次面接に共通して、自己紹介や職務経歴、退職理由など基本情報についての質問が想定されます。以下から面接序盤でよくある質問の解説、そして回答例と失敗例をご紹介します。

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自己紹介をお願いします。

面接官は応募者の人物像、職務経験を知るうえで自己紹介を重視しています。第一印象の良し悪し、コミュニケーション能力、今までの職務経験などから総合的に自社との相性を判断できるためです。自己紹介ではまず名前を名乗りますが、新卒者は学校名や学部を伝え忘れないように気を付けましょう。

これまでの経歴や性格など、自身の詳細なアピールポイントは自己PRの際に伝えましょう。自己紹介はあくまで「これから面接を受ける人物の紹介」として、名前・仕事での役割・おおまかな実績と簡潔な志望動機を30秒~1分程度にまとめるのがポイントです。

  • 回答例

    「静楽太郎と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。 私は、〇〇大学を卒業後、20XX年4月から株式会社〇〇に入社し、サーバエンジニアとして新卒から3年間従事してまいりました。主に自社クラウドサービスを利用するユーザー向けにシステムの運用保守を行う中で、利用ユーザーからの要望に基づいた要件定義の作成から設計・リリースまでを担当しておりました。

    サーバを構築する際に初期の設計を緻密に立てておく必要があり、業務を通して計画性が身に付いたと感じております。そのような経験を御社でも活かせると考え、応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

  • 失敗例

    「静楽太郎と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。 私は誰とでもすぐに仲良くなれるため、常に人の輪の中心にいることができるような性質です。

    大学時代のサークルでは先輩・後輩問わず、コミュニケーションを取ることに努めており、学年に関係なく仲のよい友人が多数おりました。また、趣味のスポーツ観戦においても、スタジアムで初めて会った人とすぐに打ち解けることができます。

    卒業後は現在のIT企業の株式会社〇〇に入社致しまして、サーバエンジニアとして新卒から3年間従事しております。最初は思うように業務が進まなかったのですが、先輩方のアドバイスもあり、徐々に任される仕事が増えてきて、喜びと同時に責任感も増してきました。

    そのような経験を御社でも活かせると考え応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

    NGポイント

    自己紹介を求められているのにもかかわらず、長々と自己PRをしてしまうとマイナスイメージを持たれるので注意が必要です。自己紹介では、自身の名前や所属などの基本情報を簡単に伝えるだけに留めておきましょう。

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これまでの経歴を教えてください。

面接官は応募者に経歴を尋ねることで、どのようなスキルを持っているのか、スキルを自社で活かせるのかといった点を見極めようとしています。

転職者は今までの職務経歴を、新卒者は学生時代のサークル活動の経験や、専攻した学部で学んだことなどを簡潔に回答できるようにしておくことが大切です。履歴書や職務経歴書の文面では伝えきれなかった情報を補足説明してもOKですが、あまり長くなりすぎず、要点を押さえるようにしましょう。

また、説得力を持たせるためには実績や成果を具体的な数字で説明することをおすすめします。回答時間は30秒~1分程度を目安にしましょう。

  • 回答例

    「前職の△△株式会社では営業を5年間担当しておりました。

    お客さまとのコミュニケーションの中で自分なりに工夫し、常に「お客さまが求めていることは何か? 」と観察するように気を付けておりました。お客さまの話やご要望をよくお聞きすることで、ニーズを把握しながら対応に努めたところ、商品受注率が約30%向上しました。

    現在では、同僚の指導にも力を入れております。メンバーの状況を分析することで場当たり的な指導にならないように気を配った結果、部署全体の売り上げを前年より120%以上引き上げることにも成功しました。この経験を御社でも活かしていきたいと考えております。」

  • 失敗例

    「前職の△△株式会社では営業職に従事しておりました。

    コミュニケーションが得意なことと顧客ニーズをすぐにつかめるため、営業成績が良かったです。また、どのような方ともすぐに打ち解けることができ、周囲への気配りもできますので社内でもリーダーシップを発揮しております。責任感も強いので、新入社員の指導係にも立候補したことがあります。メンバー全員に目を配れているので小さな変化も見逃しません。

    御社では個人営業がメインとお聞きしましたが、前職の経験を活かして貢献できると考えております。」

    NGポイント

    経験や成果に具体性がなかったり、客観性に欠けていたりすると、実績がうまく伝わりません。

    また、応募企業が求めている経験やスキルと合致する内容でなければ、あまりアピールにはなりませんので注意しましょう。

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前職の退職理由について教えてください。

退職理由は、「〇〇が嫌だったから退職しました」ではなく、「△△を実現したいから転職を希望しました」としましょう。面接官はキャリアプラン、ストレス耐性、組織への適応力などを重視します。たとえば「上司とそりが合わなかった」という理由では、自社でも同じ問題を抱えて退職するかもしれないと懸念されてしまいます。

前職への不満などのネガティブな理由をそのまま伝えるのではなく、具体的な状況と、自分はどう対処しようとしたのかを交えます。さらに志望動機や実現したいキャリアプランを踏まえて、ポジティブな回答になるよう意識することが大切です。

  • 回答例

    「前職は保険の営業に携わっておりました。お客さまの課題解決をするうえで、専門的な知識を身に付ける必要を強く感じました。しかし、朝7時から夜10時までなど勤務時間が長引くことが多く、業務の合間を縫って資格取得に向けた勉強に取り組んだものの、なかなか時間を確保することが難しい状況でした。そのため、リモートワークや、資格取得への支援に積極的に取り組まれている御社への転職を決意いたしました。

    現在はFP技能検定1級取得に向けて勉強に励んでおります。資格を取得した暁にはより専門的な分野に挑戦しつつ、お客さまに信頼される存在となって、御社に貢献していきたいです。」

  • 失敗例

    「前職は営業職でしたが、残業や休日出勤が多くてプライベートな時間が取れないため趣味に使える時間がありませんでした。また、企業全体の問題として顧客ニーズに沿った商品を開発していないので部署全体の業績も傾いております。そんな中で仕事に対してのモチベーションややりがいを感じられなくなりました。

    他にも、上司の指示がしょっちゅう変わるため混乱することが多いのですが、マネジメントの問題は自己解決ができないため転職を決意しました。」

    NGポイント

    上司や企業への不満ばかりで愚痴のようになったり、なんでも人のせいにしたりすると、自身への印象も悪くなる恐れがあります。「プライベートな時間が取れない」などの退職理由も、仕事に前向きとは捉えられない可能性が高いです。

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当社を志望した理由はなんですか。

明確な志望動機を伝えるためには、自己分析と企業研究を行いましょう。面接官は志望動機を尋ねることで、応募者の強みやキャリアプラン、自社への理解度などをチェックしています。同時に、自社のどこに魅力を感じているのか、入社後長く貢献してくれるのかといった点も気にしています。前職の経験をうまく生かしつつ、その企業でなければならない志望動機を考えることが大切です。

「前職〇〇の経験を生かして、△△である御社に××として貢献していきたいと考えております」といった流れを意識しつつ、回答できるように練習しておきましょう。

  • 回答例

    「前職では〇〇言語や△△言語を用いて業務システムの開発に関わってきましたので、御社が奨めるCOMPANY®のシステムに今までの経験を活かして貢献できると考えております。また、即戦力としても期待にお応えできると思います。

    加えて、御社は企画工程からシステム開発にも携わっているとお聞きしましたので、よりお客さまの課題に寄り添い課題解決ができると考えました。

    今まで磨いてきた技術力やノウハウも存分に活かせる職場で、さらに利益や売り上げの観点も大切にしつつ、ユーザーにとって利便性の高いサービスを開発できるエンジニアへ成長していきたいと考え、御社を志望いたしました。」

  • 失敗例

    「前職では業務システムの開発に関わってきました。複数のプログラミング言語に関する知識は豊富なため、御社に貢献できる力は十二分にあると感じております。ですので、即戦力としてもご期待に応えられると思います。

    また、御社は企画工程からシステム開発にも携わっているため、設計・要件定義といった上流工程に関われる力を身に着けたいとも考えております。日々スキルアップができる御社なら、成長を重視する私にとって最適の環境だと感じたため御社を志望いたしました。」

    NGポイント

    経験や実績はなるべく具体的に、さらに自分の主観だけでなく、その企業目線でどう戦力になるのかという視点で伝えられると望ましいです。また、「入社して学ばせてもらう」といった受け身の姿勢ではなく、「自分は企業にこう貢献したい」という意識が大切です。

まとめ

今回は、面接序盤によく尋ねられる質問と回答例をご紹介しました。緊張から頭が真っ白になることもあるかもしれませんが、自己紹介・経歴・退職理由・志望動機などは面接でよく聞かれる代表的な質問です。

あらかじめ「どのような点に気を付けて回答できれば好印象を残せるか」を踏まえて対策しておくことで、焦らずに対応することや、面接通過の確立を上げることも可能です。事前の準備を怠らずに面接に挑むことをおすすめします。

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