仕事行きたくないは甘え?モチベーションを上げ方を解説!
はじめに
仕事に行きたくない、仕事を辞めたい、そう思うことがありますか?職場に着いて仕事を始めると、マイナスな気持ちも忘れて普段通り仕事ができる。そうした軽い感覚のものなら、働く人の大多数が1度は経験しているかもしれません。
こうした気持ちは、それが一時的なものなら大きな問題にはなりませんが、続くうちに仕事に対する拒否感が増し、突然仕事を辞めてしまうような結果に至ることもあります。
この記事では「仕事に行きたくない」「仕事を辞めたい」そう感じたときに、まずできる対処法について紹介します。
今までの経験を活かしながら異業種に挑戦したい方には初級ITエンジニアがおすすめです。詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。
仕事を辞めたいと思い悩んでしまう際は以下の記事をご参考ください。ケース別にどう自分と向き合えばよいか徹底的に解説しています。
仕事行きたくない!辞めたい!家にいたい!毎日そう思ってしまう原因は?
仕事に行きたくない、仕事を辞めたい、毎日そう思ってしまう原因はどこにあるのでしょう。毎日のように思い始めると、辛さでいっぱいになり、自分でもその理由が見えなくなっていることがあります。自分の気持ちを少し客観的に観察して、自分の「仕事に行きたくない病」の症状を分析してみましょう。
例えば、出勤時に「人に会いたくないので家にいたい」と感じている場合、仕事以外のプライベートでも「人に会いたくない」と思っているのか、職場の人とだけ会いたくないと感じているのか、それがどんなときに特に強く感じられるのかをメモしてみるのもいいでしょう。対処法を考えるにも、誰かにアドバイスを求めるにもまず自分の状態を知ることが大切です。そして次に原因を見ていきましょう。
会社に行くのが面倒
仕事を辞めたいと思う原因に、通勤の問題がないでしょうか。朝早く起きるのがつらい、満員電車での通勤で疲れてしまうなど、仕事そのものがストレスなのではなく、通勤がストレスになっているケースです。
朝が苦手だと感じていた人が、在宅勤務では朝からしっかりと仕事ができ、苦手なのは早起きでなく朝の通勤だと判ることもあります。「会社に行きたくない」の中で通勤の要素が大きくありませんか。
残業続きで疲れている
仕事に行きたくないと思う原因に、残業による疲労がないでしょうか。残業が続き疲労が蓄積して、仕事に行きたくなくなるケースです。
残業による長時間労働が続くと、休んでも疲れがとれにくくなります。残業のために帰宅が遅くなり、リフレッシュのための時間もとれず睡眠時間も不足しがちとなるからです。体への負担が、仕事を辞めたいと思う原因になってはいないでしょうか。
人間関係が辛くストレス
仕事を辞めたくなる原因が、職場の人間関係のストレスにないでしょうか。仕事で接する人のことを考えると、仕事に行きたくなくなるケースです。
上司や先輩とのランチタイムなど、業務に直接関係しない時間でも強くストレスを感じていることもあるでしょう。
全体的にあまりチームワークがよくない部署での人間関係でストレスを感じることもあれば、「雰囲気がいい」と言われているチームで、自分だけが溶け込めていないように感じてストレスになることもあります。
人間関係で悩んでいる方は人間関係で仕事辞めたい! 対処法や円滑にする秘訣を紹介で考えられる原因と対処法を紹介しています。今の職場で感じている人間関係の悩みと近いものがないか、チェックしてみてください。
仕事でミスして怒られてばかり
仕事を辞めたいと思う原因が、ミスを連発する自分に自信がなくなってしまったということはないでしょうか。上手くこなせない自分が情けなく感じられ、仕事を辞めてしまいたくなるケースです。
誰にでもミスはあるものですが、上司に叱責されたり同僚に迷惑をかけてしまったりすると、自己嫌悪に陥りがちです。ミスが重なるとまたミスをしてしまうのではないかと委縮してしまい、さらに仕事が上手く回らなくなってしまうということも起こります。
こうした負のスパイラルに入ってしまい、仕事に行くのがつらくなってしまいます。
営業業務や店舗運営でストレスを感じていませんか?もしキャリアチェンジを考えているのなら、IT業界がおすすめです。
営業経験を活かしたい方はこちらの記事をチェックしてみてください。
店舗経験を活かしたい方はこちらの記事をチェックしてみてください。
仕事のやりがいが感じられない
仕事に行きたくない原因に、仕事にやりがいを感じられないからということはないでしょうか。自分が今の仕事をする意味が見出せず、仕事を辞めたくなるケースです。
何がやりがいにつながるかは個々人で違いますが、自分の仕事が社会のためになっているという実感が得られない状況や、成果が数字となって見えることなどがない状況が続くと意欲が低下してしまうことが多いものです。また、会社組織の中で必要とされていない、自分がいなくてもいいと感じることもやりがいを感じられない原因かもしれません。
仕事内容がミスマッチ
仕事に行きたくない原因が、仕事内容への違和感ということはありませんか。自分の希望や能力と仕事とのミスマッチを感じているケースです。
希望していた業務ではない仕事を任されたという場合に起きやすいように思われますが、やってみると描いていたイメージと違い「自分には合わない」と感じて辞めたくなることも多いのです。また違和感の内容は現在ではなく、自分の目指す将来像との違いを感じる場合もあります。
仕事に行きたくない時の身体と心の危険なサイン
「仕事に行きたくない」と感じることは決して甘えではありません。仕事にやりがいを感じていても辞めたいと思うなど、同時に相反する気持ちを抱くのは自然なことです。
仕事で達成感と成長を感じていても、心と体に負荷はかかります。そしていつの間にか注意が必要な状態になっていることがあるのです。仕事に対する「拒否反応」は、体からの「助けて」というサインです。
ここでは、心と体に現れる少し注意が必要な状態を紹介します。あてははまる項目がないか、チェックしてみましょう。
仕事に行きたくなくて朝泣いてしまう
翌日の仕事のことを考えると夜泣くことがある。通勤中の電車で泣きたくなる。これは注意が必要な状態です。とくに理由もなく涙が出るというのは、体が強い負荷を感じているときにおきやすいからです。
極度の疲労で自分の感情を察知できなくなると、自分が無理をしていることが分からなくなりやすいのですが、涙はそれを教える自分からのサインと受け止めてください。
出勤時間になると吐き気や腹痛がでてくる
仕事に行くのが怖いと感じると、不安が身体の不調となってあらわれることがあります。
とくに腸は脳腸相関とも言われるほど脳の動きと密接に関わっているため、ストレスでお腹が痛くなった経験のある方も多いでしょう。
出勤途中でお腹が痛くなりトイレに駆け込むことが続く、出勤しようとすると気持ちが悪くなる、仕事の不安から吐き気がするなどの症状を感じたら注意が必要です。
出勤が憂鬱でなかなか眠れない
翌日の出勤を考えると身体は疲れているのに眠れなくなる、寝ても途中で目が覚めてしまうということはありますか。「休日が終わってしまうのが怖い、休日の夜にはとくに寝たくない気持ちになる」と自覚している人もいるかもしれません。
「仕事行きたくなさすぎ」という気持ちが強くなると寝つきが悪くなり、翌朝は起きられないという悪循環に陥りがちです。健康のバロメーターの中でもとくに重要な要素が睡眠です。「眠れない」のサインを見逃さないようにしましょう。
「倒れたい…」と思ってしまう
仕事に行きたくないという気持ちが強くなり、それでも休めない状況が続くと、仕事に行かなくてもいい理由を探すような心理状態になることがあります。台風や大雨など、自然災害で交通機関がストップすることを期待したり、「病気で入院すれば行かなくてもいいのに」「怪我で救急搬送されれば休めるのに」と自分が倒れることを望んでしまったりする精神状態です。これはとても危険な兆候と言えます。追い詰められている自分を決して無視しないでください。
少し客観的に自分を見るためには、こちらの記事も参考になるかもしれません。【新卒】仕事辞めたい!辞めるリスクと辞めるべきか判断する方法特に新卒で入社したばかりの時期に抱えやすい悩みについて解説していますが、仕事の中で感じるストレスについては新卒以外の方でも共通するポイントについて書かれています。
仕事に行きたくない時やってはいけないNG行為
「仕事に行きたくない、仕事を辞めたい」という気持ちが強くなってきたときに、やってはいけない、でもやりがちな行動があります。「なんとか対処しよう」とがんばったものの、かえって問題の悪化につながりやすいパターンですので、できるだけ避けてください。
無理をして出勤する
最初にお伝えしておきたいのは、無理をして出勤すべきではないということです。「仕事に行きたくない」という気持ちを押し殺し、「休めない」という責任感で出勤しつづけてしまうことはよい結果にはつながらないことがほとんどです。
無理を続けるうちに、自分の状態を客観的に見ることもできなくなりがちです。ちょうどセンサーが故障したまま動いている機械のようなものですから、体と心にダメージが蓄積され、突然動けなくなることもあります。
無断欠勤してしまう
どうしても仕事に行きたくないという場合でも、無断欠勤は絶対に避けるべきです。社会人としてのNG行為というだけではなく、周囲の人も不安にさせてしまうからです。とくにひとり暮らしの人は、自宅で動けなくなっているのではないかとの心配もあります。
欠勤が分かれば、会社としての対処もできます。できるだけ早く電話で連絡することが基本ですが、話すのもつらいと感じるときはメールやSNSなどを使って一報を。無断欠勤だけは避けましょう。
衝動的に仕事を辞めてしまう
今の仕事を続けることが難しく、一日も早く辞めたいと思うことがあっても、衝動的に退職してしまうことは避けるべきです。会社に迷惑をかけるからNG行為というだけではなく、自分を追い詰めることになりかねないからです。
衝動的に退職したことが、次の就職の際に問題視される場合もあります。展望もなく離職すると、生活の不安から焦って次の仕事に就こうして、希望とはかけ離れた仕事についてしまう方も少なくありません。
「今、辞めたいと思っている仕事より、もっと辛い思いをするかもしれない」という可能性も考えて、衝動的に仕事を辞めてしまうことは避けましょう。
仕事に行きたくない時にすぐできる対処法
「仕事にいきたくない」と感じる憂鬱な朝でも、ちょっとした工夫で気分が変わるかもしれません。すぐにできる簡単な対処法をお伝えしますので、ためしてみてはいかがでしょう。
好きな音楽をかけてテンションを上げる
やる気を出すために音楽を使う方法があります。仕事に行きたくない朝には、テンションが上がるお気に入りの曲を聴いて仕事に向かいましょう。アスリートが試合前に音楽を聴いて集中力を高めるように、自分が元気になる曲を選んで、仕事へのモチベーションを上げるやり方です。
音楽には気分を変える効果があります。休憩時間に好きな音楽を聴いて一度緊張を緩め、また仕事に戻る前に切り替える音楽を聴く、というような使い方もできます。
運動をして体力を上げる
次に運動を取り入れる方法をご紹介します。軽いストレッチや運動は、血流を良くし、気分をスッキリさせてくれます。駅ではエスカレーターをやめて階段、会社のエレベーターも1階分だけなら階段で上がる、休憩時間に少し離れたコンビニまで歩くといった、ちょっとした運動でもいいのです。
パソコン作業の合間にできる運動を取り入れて体力を上げていきましょう。緊張すると浅くなりがちな呼吸を意識して、ゆっくりと大きく腹式呼吸をするだけでも体が少し温かくなります。息を吐くときにお腹を思い切りへこませるようにすると腹筋も鍛えられます。脳の疲労も軽減され、仕事へのやる気につながります。
仕事終わりに楽しみをつくる
ご褒美作戦もあります。仕事終わりには、自分なりの小さな楽しみを用意しましょう。趣味の予定や友達との食事など、できるだけ仕事から気持ちを切り替えられるようなものがリフレッシュに向いています。好きなスイーツを食べたり、マッサージに行ったり、がんばった自分を認める具体的な行動がモチベーションを高めます。
リフレッシュできる習慣を取り入れる
リフレッシュタイムを設定しましょう。毎日でなくても、通勤時にはひと駅歩いてみる、少し早く家を出てカフェに寄って出勤する、マッサージに通ってみるなど、自分をリフレッシュさせる習慣を取り入れてみましょう。
ここ数年サウナが人気ですが、自宅でも寝起きに少し熱めのシャワーを浴びるとスッキリと目が覚め、夜はぬるめの温度でゆっくりとお風呂につかるとリラックスできます。
仕事に対するモチベーションの上げ方
コンディションを整える努力とともに、やはり仕事そのものへの意欲も高めたいものです。しかし、ただひたすら「もっと頑張らなくてはいけない」と自分に言い聞かせても、仕事に対するモチベーションは上がらず、さらに悩みを深めている方も多いと思います。実践できる具体的な方法を紹介します。
小さなゴールを設定し達成することで成功体験を積む
仕事への不安は漠然とした大きなものに見えるかもしれません。そんなときは、自分なりの小さなゴールを設定してみましょう。マイルストーンにするためのものですから、一つ一つのゴールは今の自分にとって無理のない目標にするのがコツです。スモールステップを重ねて、小さな実績を自分の中に作っていきます。自分の能力に自信が持てなくなっているときにはとくに有効です。
集中力を高めて短時間で仕事を終えてみる
集中力を高めて、短時間でいっきに仕事を終わらせるチャレンジをしてみるのもいいでしょう。残業が多く長時間労働に慣れてしまうと、実は能率の悪い働き方になっていることも多いのです。「同じ仕事をするのなら、もっと早く片付けてみよう!」とゲームのような感覚を持ってみるのもモチベーションをあげる方法の一つです。
スキルアップの為に勉強する
スキルアップを目指して、仕事に関する勉強をするのもいいでしょう。取り組んでいる分野の知識が増えると、目標がイメージしやすくなります。登山で、少し高い所まで登ると視界が開けてくるように、それまでよりも広い範囲で仕事を見通せるようになるからです。求められているニーズが分かったり、次に学ぶべき分野が新たに見えてきたりといった気づきもあるでしょう。
スキルが上がると手早く仕事ができるようにもなります。視野が広がり、仕事に面白さが感じられるようになるメリットもあるので、取り組みやすいところから勉強を始めてみることもおすすめです。
それでも仕事に行きたくない時の対処法
モチベーションを上げる努力をし、仕事のやり方を工夫してみたところで、それでも仕事に行きたくない気持ちが増していくことがあるでしょう。自分がその段階にあることを感じたら、次の方法があります。
思い切って休んでみる
仕事のことはとりあえず手放して、思い切って休んでみましょう。目覚まし時計をかけずにゆっくりと眠り、予定を入れずにただのんびりと過ごす。行きたかった場所に出かけたり、見たかった映画を見たりと、1日中思いっきり好きなことをして過ごす休みです。
特別な用件がないと仕事を休んではいけないと、休むことに罪悪感を持つ必要はありません。休む理由はいらないのです。少し法律上の話も加えますが、有給休暇取得の際に休暇の理由を伝える必要はないと規定されています。
友人/家族に相談してみる
信頼できる家族や友人に相談してみることもいいでしょう。よいアドバイスがもらえることもあるでしょうし、話すことで張り詰めていた緊張が解け、それだけでもリラックス効果があります。
話すことで自分の気持ちも整理されていくと、自分では見えづらくなっていた現状が見えてきます。その結果、実際よりも複雑に考えていたことがわかり、自分で対策が見つけられることもあるでしょう。
相談する相手は、自分が信頼して打ち明けられる人であること、あなたの様子から心と体の状態を察知してくれる相手であることがより重要です。
誰かに話す際には、自然と今の状況を整理しながら伝えることになります。その過程で、自分が実際よりも複雑に考えていたことに気づくことも多いのです。話すことで、気持ちも整理されていきます。
転職も視野に入れる
転職を考える前にしておきたいことをまず検討したい場合は仕事辞めたいは甘えなの?辞めたい理由や辞める前にしたいことの記事がおすすめです。原因をはっきりと把握することから始めて辞める前にできることがないか確認しましょう。
それでも今の仕事に行き詰まりを感じたら、転職を視野に少し行動してみる手もあります。実は転職を視野に入れて情報収集などを始めると、これまで自分がやってきた今の仕事に対する捉え方も変わってくるからです。
転職をシミュレーションしてみたときに、業務内容が違っても役立ちそうな自分の能力を再確認できることもあります。仕事で感じていた閉塞感を打ち破る意味でも、転職を視野に入れた行動をすることで具体化されることもあります。転職活動通じて現状打破の道を探ることもおすすめです。
初級ITエンジニアは比較的早く活躍ができるようになるのでキャリアアップにおすすめです。詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。
まとめ
仕事に行きたくない、仕事を辞めたいと感じたときにできる対処法についてお伝えしてきました。注意が必要な状態や、かえって悪化させてしまいがちな行動についても、当てはまる項目がありましたらお使いください。がんばりたいと思っても、無理を重ねた状態は長くは続けられません。会社や周囲の方々に迷惑をかける行動は慎むべきですが、自分を守ることも大切です。転職を視野に入れることも含めて、まずは変えられる小さな工夫を重ねてみてはいかがでしょうか。
最後のチェックポイント
- 仕事に行きたくない・仕事を辞めたいと感じることは甘えではない
- 無断欠勤・衝動的に辞めることはNG
- 自分の身体からのサインを無視しないようにする
- モチベーションを上げる工夫を試してみよう
- 転職を検討してみると現状を確認する契機にもなる