通勤時間を無駄にしない!通勤中に時間を有効活用する方法
はじめに
日々繰り返される通勤の時間は、つい何もせずぼんやりとしてしまいがちです。しかし、過ごし方を工夫すれば、仕事や生活の質を向上させることにつながります。この記事では、通勤時間の具体的な活用法について、詳しく解説します。
通勤には多くの時間がかかる
そもそも、社会人は通勤にどれだけの時間を費やしているのでしょうか。総務省が令和3年に実施した調査によると、日本人の通勤時間は1日あたり往復で全国平均1時間19分という結果になりました。これは、ひと月に20日通勤すると仮定すれば、年間で316時間(約13日ぶん)を通勤時間にあてていることになります。これだけの時間を無駄にしないためにも、通勤時間の使い方を検討し、より有意義なものに改めていきましょう。
参考:総務省統計局|令和3年社会生活基本調査 47都道府県ランキング『通勤・通学時間が長い!?ランキング』
通勤時間の過ごし方7選
ちょっとしたスキマ時間でも、スキルアップや業務効率化など、発想や工夫次第でさまざまなことを実践できます。ここからは、通勤時間を有意義に過ごす活用方法の例を、7つの項目に分けて紹介します。
勉強する
現在の仕事に関わる勉強はもちろん、資格や語学など、新しいことにチャレンジするための学習に通勤時間を利用してみましょう。たとえば、資格取得に必要な勉強時間の目安が100時間~300時間とされる「簿記2級」や、「FP(ファイナンシャルプランナー)2級」などの人気資格にチャレンジしてみるのもおすすめです。
社会人におすすめの資格や具体的な勉強のコツについては、社会人が働きながら資格を取るには?資格取得のメリットやおすすめ資格も紹介にて詳しく解説しています。
音楽を聴く・動画を見る
現在は数多くのサブスクリプションサービスや配信サービスなどで、スマートフォンがあれば手軽に音楽や動画を視聴できます。仕事に向けて気分を高めたり、帰宅時であればリラックスしたりと、仕事モードのON・OFFやストレス解消に役立てましょう。通勤時間が2時間以上であれば、映画1本をまるごと楽しむことも可能です。
読書をする
ビジネス書や小説・マンガなど、読む本のジャンルによって、仕事の知識を得る、趣味を楽しむなどさまざまな時間の使い方ができます。電子書籍であれば、持ち物がかさばることなく多くの本を読めるのがメリットです。書籍の内容を聴いて楽しむ「オーディオブック」を利用してみるのもよいでしょう。
情報収集
仕事の前に新聞・インターネット・ラジオなどでニュースをチェックしたり、SNSで最新の話題をリサーチしたりすることで、社会情勢の把握やビジネスシーンでの会話などに活用できます。可能であれば、複数のメディアやサービスを並行して利用することで、偏りのない情報収集と自身の視野を広げることにつながります。
仕事の準備・振り返り
スマートフォンのToDoリストアプリなどを利用し、通勤時間でその日のスケジュールやタスクの整理・優先の確認をしておくと、出社時に効率よく仕事を進められます。また、帰りの通勤時間で同様に仕事の振り返りや反省を済ませてしまうことで、思考に区切りがつき、仕事モードを引きずらずに帰宅できるでしょう。
軽い運動
駅ではエスカレーターではなく階段を使うなど、ちょっとした工夫で通勤時間でも運動は可能です。軽い筋トレやストレッチはもちろん、電車内で立つときにはできるだけ姿勢を正す、歩くときには歩幅を少し広くとって早めのペースで歩くなどもおすすめです。小さなことから無理のない範囲で運動を取り入れてみましょう。
周りを観察してみる
通勤の電車内ではスマートフォンの画面をずっと見ていることもありがちですが、車窓からの景色など、時折遠くを眺めることでリラックスにつながります。また、電車内の中づり広告や動画広告、街を行きかう人を観察してみると、トレンドの把握や仕事につながる新しい発想のヒントになるかもしれません。
まとめ
退屈に過ごしていると無駄だと思ってしまうような時間でも、考え方や視点を少し変えてみることで、気分転換や仕事の効率化など、さまざまなことに有効活用できます。社会人としての生活をより快適に過ごすために、まずは毎日の通勤時間から見直してみてはいかがでしょうか。
最後のチェックポイント
- 日本人の通勤時間は一日あたり1時間19分、年間で316時間になる
- 通勤時間で仕事に関する勉強や、語学・資格などへの挑戦がおすすめ
- 音楽を聴いたり読書をしたりすると、気分転換やリラックスにつながる
- 仕事に役立つ情報収集や、業務の準備・振り返りに時間を使うこともできる
- 通勤時間を工夫することで、日々の暮らしを充実させることにつながる