通勤にもスニーカー!ビジネスシーンにも合うスニーカー選びのコツ
はじめに
- スニーカー通勤がOKの企業も増えている
- スポーツ庁もスニーカーでの通勤を推奨している
- 通勤スニーカーは色や素材などポイントを押さえて選ぼう
- スーツの場合はスラックスの丈などに注意しつつ革靴との違いを楽しもう
- オフィスカジュアルの場合きれいめなアイテムと合わせるのが〇
- 他アイテムと同系色のスニーカーでコーディネートするのがおすすめ
ビジネスシーンでスニーカーを履くのはアリ?
夏も快適に働きやすいように軽装化を推奨する環境省主導のクールビズや、テレワークをはじめとした働き方の多様化などの影響を受けて、ビジネスシーンでの服装の選択肢は広がっています。スーツと革靴といった従来のビジネスウェアにこだわらず、スニーカーでの通勤もOKとする企業も増えています。いつもと違う靴を履いて通勤すれば、足取りも軽く、新鮮な気持ちで仕事に取り組めるかもしれません。
通勤スニーカーのメリットとは?
通勤スニーカーを選ぶメリットは複数あります。まず、足への負担が少なく、動きやすい点です。営業など外回りが多い職種の場合、軽快に歩けるスニーカーは重宝するでしょう。次に、スーツと革靴といった従来の服装にとらわれず、自由度が高く柔軟で先進的なイメージを演出することが可能です。その他、革靴と比べてお手入れが簡単であることや、休日にも使いまわせるといったポイントがあります。
スポーツ庁も推奨!通勤時のスニーカースタイル
FUN+WALK PROJECTは文部科学省外局のスポーツ庁による、歩くことをきっかけに健康増進を促す官民連携プロジェクトです。気軽に取り組める「歩く」ことを通じて運動する習慣を定着させ、スポーツ参画人口拡大によって国民の健康増進を目的としています。この取り組みでは歩きやすい服装や靴での通勤を推奨していて、通勤スニーカーやビジネスカジュアルの参考スタイルを紹介しています。
参考:スポーツ庁|FUN+WALK PROJECT
通勤スニーカーなら革靴よりも歩きやすいので、通勤や休憩時間を利用して軽い運動もできます。通勤時間を無駄にしない!通勤中に時間を有効活用する方法では、通勤時の過ごし方を工夫することで仕事や生活の質が向上するアイディアを紹介しています。
通勤用スニーカー選びのポイント
ここからは通勤スニーカー選びのポイントについて解説していきます。通勤スニーカーはビジネスシーンでの着こなしに馴染むよう、カジュアルすぎない落ち着いた印象のものを選ぶのが重要です。以下のポイントを押さえれば、スーツやオフィスカジュアルにもぴったりな通勤スニーカーを手に入れられるでしょう。
- 色
- 柄
- 素材
- 形
- 機能性
色:ベーシックなカラーを選ぼう
通勤スニーカーは、ベースカラー(黒・茶・紺・グレー・ベージュ・白)を選びましょう。スーツやオフィスカジュアルにも馴染みやすく、カジュアルすぎないきれいめなコーディネートにまとまります。基本的には着用しているスーツや洋服と似た色のスニーカーを選ぶとよいでしょう。靴紐や靴下も、スニーカーに合わせてベーシックな色をセレクトするのもおすすめです。同系色に揃えると、統一感が出てすっきりとした印象になります。
柄:無地がベスト!柄やラインは控えめに
無地がベストですが、柄のサイズや色次第では問題ない場合もあります。スポーツブランドのスニーカーはロゴマークが入っているものも多いですが、ワンポイントのものや、スニーカー生地同様ベースカラーであればOKです。ラインの色は2色程度に抑えましょう。総柄やカラフルなラインが入っているスニーカーは、カジュアルな雰囲気でビジネスシーンには不向きなので、避けた方がよいでしょう。
素材:スーツに馴染みやすい革やスエード素材がおすすめ
スニーカーのカジュアルでスポーティーな印象はスーツと合わないのではと不安に感じる方は、素材に注目して選ぶとよいでしょう。革素材のものは高級感があり、スーツと合わせやすいです。革靴メーカが手がけたスニーカーも販売されています。スエード素材のスニーカーは、温かみがあってオシャレでこなれた印象となります。カジュアルすぎない抜け感を演出できますので、オフィスカジュアルでのコーディネートにぴったりです。
形:シンプルなローテクスニーカーが〇
すっきりとしたシルエットのローテクスニーカーやスリッポンタイプを選びましょう。ローテクスニーカーとは後述するハイテクスニーカーに対する呼び名で、各ブランドのスタンダードモデルとなるシンプルな見た目のスニーカーを指します。ハイテクスニーカーは、ムレにくい素材でできていたりソール部分に足が疲れにくい工夫を凝らしていたりと、テクノロジーを駆使して機能性を高めたモデルのスニーカーです。近未来的なデザインや厚めのソール、ボリューミーなシルエットが特徴で、カジュアルテイストの強いアイテムなのでビジネスシーンでは避けた方がよいでしょう。
機能性:高品質インソールや防水・撥水で快適
せっかく購入するなら、機能性にも着目して通勤スニーカーを選びましょう。先ほどハイテクスニーカーはビジネスシーンには不向きであると解説しましたが、高品質なインソールのスニーカーであれば、見た目の問題をクリアしつつ足への負担を軽減できます。防水・撥水機能のスニーカーを選べば、雨の日も快適に歩けます。ほどけにくい靴紐や伸び縮みして着脱が楽になる靴紐に付け替えて、自分好みにカスタムするのもおすすめです。
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通勤スニーカーのコーディネートのポイント
ここからは男女別にスーツとオフィスカジュアルでの通勤スニーカーコーディネートのポイントを紹介します。理想的な通勤スニーカーを手に入れたら、通勤時のスタイルについて考えてみましょう。革靴やパンプスを履いていたときとは異なる部分に注意して、着こなしの参考にしてみてください。
メンズ・スーツ
メンズのスーツと通勤スニーカーを合わせる場合、スーツと同系色のものを選ぶのがベターです。今まで通勤時に履いていた革靴とソールの厚さが変わって不自然な着こなしになっていないどうか、スラックスの丈にも気を配りましょう。裾を引きずっていたり、反対に短すぎて靴下や脚があらわになってしまっていたりすると、ルーズな印象を与えてしまいます。鏡で全身をチェックして、全体のバランスを確認しましょう。
メンズ・オフィスカジュアル
カジュアルすぎないコーディネートを目指すなら、ジャケットや襟付きのトップスといった、きちんとした印象を与えるアイテムと合わせるのがおすすめです。コーディネートは、3色程度にまとめると落ち着いた雰囲気になります。通勤スニーカーを選ぶときは、他のアイテムと色調を合わせるようにするとまとまりやすいです。例えばジャケパンスタイルの場合はジャケットかパンツどちらかの色に合わせ、クールビズ期間ではシャツやカーディガンなどのアイテムと近い色を選ぶのがよいでしょう。
レディース・スーツ
レディーススーツでスカートの場合、脚が見える範囲が大きいため、パンプスを履く時と同様にストッキングを着用した方が自然に見えます。パンツスタイルの場合は靴下やショートストッキングと合わせても問題ないでしょう。通勤スニーカーの色はメンズと同じくスーツと似た色をセレクトするのが無難ですが、白・ベージュ・グレーの明るい色と合わせると抜け感のある軽やかな印象となります。気分や演出したいイメージに合わせて組み合わせを楽しみましょう。
レディース・オフィスカジュアル
レディースのオフィスカジュアルは、すべてきちんとした印象のアイテムで固めてしまうとスニーカーだけ浮いて見えてしまいます。清潔感のあるコーディネートになるよう意識しつつ、適度にカジュアルダウンするとバランスが取れます。ジャケットをカーディガンにして、インナーを襟付きトップスからクルーネックシャツにするという風に、1アイテムずつ入れ替えてみましょう。黒の通勤スニーカーはどのようなテイストの服とも合わせやすいので、一足持っておくと便利です。
まとめ
通勤スニーカーを履くことによって、足への負担が軽減されて疲れにくくなったり、通勤や休憩時間を利用して運動不足を解消したりと、さまざまなメリットが得られます。天候に合わせてタイプの異なるスニーカーを履いて、気分転換するのもよいでしょう。大事な商談や会議がある日など、ここぞというときには革靴で決めるといったマイルールを作ることで、仕事へのメリハリもつけられます。ビジネスシーンにも使える通勤スニーカーを見つけて、足元のオシャレを楽しんでみてはいかがでしょうか。