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システムエンジニア向き不向きの特徴、生かせるスキルや資格

date2023年07月12日
システムエンジニア向き不向きの特徴、生かせるスキルや資格
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はじめに

システムエンジニアとは実際どのようなことをしているのでしょうか。ここではシステムエンジニアの仕事内容から向いている人・向いていない人の特徴、仕事に役立つスキルや入門編の資格を紹介します。システムエンジニアになる方法も解説してきます。実は興味を持ったら飛び込みやすい業界ですので、参考にしていただければ幸いです。

システムエンジニア(SE)とは

システムエンジニアとは英語で「System engineer」と表記され「SE」と呼ばれることもある職業です。企業にもよりますが、主に情報システムに関わる業務を行うことが多いでしょう。システムエンジニアはITエンジニアの1種類です。

システムエンジニアとITエンジニアの違い

システムエンジニアはITエンジニアの1種です。そのほかITエンジニアにはプログラマーやインフラエンジニアなどさまざまな業種や業務が存在します。

システムエンジニアの仕事内容

企業によって多少のばらつきはありますが「要件定義」「基本設計」「詳細設計」「テスト」「運用・保守」が主な仕事です。プログラマーがシステムエンジニアの設計をもとにプログラムを組みます。プログラマーがプログラムを書きやすいように設計を行い、組まれたプログラムのテストと運用・保守を行うのがシステムエンジニアの仕事です。

システムエンジニアに向いている人の特徴

  • モノづくりが好き

    要件が満たされるものをつくるのには、モノづくりの好きな人が向いているでしょう。どのような機能が必要か不要か、どのような形が使いやすいかといったことを想像し、設計を行い形にしていくことは要件定義や設計段階で必要な力です。

  • コミュニケーション能力が高い

    業務上、発注をいただくお客様とのやり取り、設計とテストの間にプログラムを組むプログラマーとのやり取りが発生します。このときに、相手の言いたいことを読み取り自分の思いを丁寧に伝えるコミュニケーション能力が高いとよいでしょう。

  • 細かいところに気がつく

    お客様が欲している機能はそれだけでよいのか、テスト時にチェックを行う項目は足りているのか、発注を受けたものに対して細かいところまで確認できるとより完成度の高い製品をつくることが可能です。

システムエンジニアに向いていない人の特徴

  • ひとりでやり遂げようとする

    製品をつくるのは自己製作と違いチームワークで行います。お客様と対話をしてどのような製品が必要か、プログラマーとはどのように設計を行ったらプログラムが組みやすいかなどを行うため、ひとりで製品を完成させるのは難しいでしょう。

  • 大雑把

    要望に寄り添った要件定義・設計やプログラムが正常に動くかといった細かい気づかいが必要です。大雑把な仕事では機能が足りていない、エラーが起きるといったミスを生み、見逃してしまう可能性が高くなるでしょう。

  • 自ら進んで勉強や研究をしない

    自ら進んで勉強や研究を行わないと、最新の技術でなにができるのかわからない状態になってしまいかねません。日々、勉強や研究を行うと要件定義や設計時にスムーズにいく方法が浮かびやすくなります。

システムエンジニアの仕事に役立つスキル・入門編資格

システムエンジニアの仕事にはどのようなスキルがなぜ役に立つのか紹介します。どのような知識があるとよいのか入門編の資格もピックアップします。どのようなスキルや知識が求められるのか参考にしてみてください。

スキル

  • 論理的思考能力

    各仕事や全体の流れを遂行していくために、ものごとを整理しながら進めていくスキルがあるとよいでしょう。

  • 提案能力

    要件定義やテストなどほかの人と関わる作業のとき、さまざまな角度から提案を行う能力があるとよりよい製品を作ることができるでしょう。

  • 問題解決能力

    全体の流れに関わる仕事があるので、一つひとつの問題を解決できるスキルがあるとよいでしょう。マネジメント能力やプログラミング能力があると役に立つ可能性があります。

入門編資格

  • 基本情報技術者試験

    IPA情報処理推進機構が行っている試験です。IT製品やシステム・ソフトウェアを作るために必要な基本的知識・技能を持っている証の資格です。

  • CCNA

    シスコシステムズ社が行っている試験です。ネットワーク関連へ従事するにあたり、必要な基本知識・シスコシステムズ社の製品知識や技能を持っている証の資格です。

  • LPIC-1

    Linux Professional Institute Inc.が行っている試験です。日本ではLPI日本支部による認定が行われます。Linuxの基本的構造・設定や登録の知識や技能を持っている証の資格です。

システムエンジニアになる方法

ここからはより具体的に、これからシステムエンジニアになるにはどうしたらよいか説明していきます。

IT関連の勉強をしたことない人や他業種からの転職

経験不問の企業があるので、転職サイトや企業の求人欄から応募が可能です。勉強をしてから就職をしたいという方はITスクールやハローワークの職業訓練の利用ができ、就職先あっせんをしてくれる所もあります。独学では、参考書や動画学習サイトを活用して自宅に開発環境を用意し、企画・設計・開発まで行い、ポートフォリオとして会社に提出するとよいでしょう。

専門学校や大学を卒業する

企業に入る前に基礎から応用まで勉強をしたい、という方は専門学校や大学で勉強をするのがよいでしょう。自分がどのような仕事に就きたいか仕事の中身と授業内容を照らし合わせて入学するとよいです。夜間開校している学校や学科もあるので自分が進みたい進路の学科があれば、昼間働いている方でも通うことが可能です。

未経験からシステムエンジニアとして勤務・成長するには

システムエンジニアは過去勉強してきた文系や理系を問われない職業です。未経験から転職の場合は、業務上さままざま人とやり取りを行う可能性があるため、会社によって折衝経験などを求められることがあります。未経験で入社をする場合、会社で数週間~数か月研修を受けてから実際の現場に出ることがほとんどです。研修中に研修の復習と同時に必要だと感じた自己学習を行うことで、研修終了後も勉強や研究に励むくせをつけやすくなるでしょう。

まとめ

システムエンジニアは未経験からでもなることができる職業です。転職や学校卒業後の進路決定どちらも早いにこしたことはありません。文系だから、理系だから…といった今までの得意不得意関係なく興味や好きからはじめることができます。やってみたいと思ったときがはじめどきです。思い切って飛び込んでみましょう。

最後のチェックポイント

  • 主な仕事内容は「要件定義」「基本設計」「詳細設計」「テスト」「運用・保守」
  • 相手がいる仕事なので、コミュニケーション能力や提案能力が求められる
  • システムエンジニアはさまざまなチームのマネジメントを行うことがある
  • 初歩的な知識でもさまざまな資格を取っておくとよい
  • 知識がない未経験からでもシステムエンジニアとして入社することはできる
  • 自己学習をしてから入社したいときはポートフォリオがあるとよい
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