社会人でも友達を作りたい!作り方と気を付けたいポイントとは
はじめに
社会人になると、学生の頃とは違って自然に多くの人と接する機会が減ってしまいます。そのため仕事仲間以外の輪が広がらず、友達ができないと感じる人は多いものです。また環境の変化や仕事の忙しさから、新しい友達はおろか、元々仲の良かった人と疎遠になることも珍しくありません。
しかし、社会人になっても友達を作りたいと思う人はたくさんいます。そこで、今回は「社会人でも友達を作れる方法」を具体的に解説します。友達を作る上で欠かせない基本的なポイントもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
社会人の友達作りの方法/出会い方
社会人が友達を作るためには、まずは出会いがなければ始まりません。相手が誰でもいいというわけではないでしょう。
社会人になってから自分に合う友達を作るには、いくつかの出会い方があります。次からは具体的な方法を見ていきましょう。
その他にも、社会人は出会いがない? 出会いのきっかけ&すぐ出会える趣味5選の記事もございます。異性・同性の友達または恋人候補がみつかる場所や趣味を紹介していますので是非、参考にしてみてください。
アプリを活用する
スマホのアプリを使えば、新しい相手にも気軽に出会うことができます。次に紹介するようなアプリなら利用者も多く、いずれも無料で使うことができます。今までは「見るだけ」だった人も、友達作りのために活用してはいかがでしょうか。
ただネット上では相手のことが分かりづらく、不安に思う人も多いかもしれません。確かに身元を詐称している人やサクラがいる可能性もあるため、実際に会う際は相手を見極めましょう。トラブルに巻き込まれることのないよう十分な注意をしてください。
TwitterはすでにおなじみのSNSです。匿名性が高く、不特定多数の人と簡単につながることができます。利用者数が非常に多いため、気の合う相手を見つけやすいでしょう。リアルタイムで同じ話題について盛り上がることも可能です。
デメリットとしては、ツイートは多くの人の目に触れるため、匿名のつもりが「身バレ」してしまったり、不用意な発言で炎上したりすることもあります。個人を特定される可能性がある投稿には注意し、誰かを不快にさせるような内容は避けましょう。
検索やハッシュタグを通じて同じ趣味の人、気になるテーマについても手軽に調べられるので、まずは気になる人をフォローするところから始めてください。そして「いいね」やコメント(リプライ)をして積極的に交流することがポイントです。
Instagramも言わずと知れた人気SNSアプリです。以前は若い女性が多い印象でしたが、今では幅広いユーザー層が利用する場になっています。
Instagramは画像や動画をメインとしたSNSであり、その人の投稿をパッと見るだけで直感的に自分と合いそうかどうか判断することができます。ハッシュタグの活用が盛んなため、気になるワードから興味・関心の近い相手を探すことも簡単です。
ただし始めたばかりの頃は、すぐにフォロワーが増えにくい傾向があります。Twitterに比べて投稿の拡散性が低いこともあり、待っているだけでは新しい出会いにつながりません。画像や動画にこだわったり、投稿時のハッシュタグを工夫したり、コメントやフォローなどでまずは自分の存在を知ってもらいましょう。
ジモティー
SNSではなく、地元特化型の掲示板サイト「ジモティー」を利用する方法もあります。ジモティーと言えば中古品の売買・譲り渡しのイメージが強いかもしれませんが、友達募集に活用することも可能です。ご近所さんを簡単に探すことができるので、近くで会える友達が欲しい人にはおすすめです。全国各地で募集数が多いこともメリットと言えます。
しかし、いきなり1対1で会うのは注意が必要です。ビジネスやセミナーの勧誘も多いため、できれば複数人が参加するイベントやオフ会などに参加した方が安全でしょう。ジモティーでは異性との出会いを目的とした行為は禁止されていますが、まれに違反行為と思われるような人に出会うこともあります。相手は慎重に見極めるようにしてください。
習い事をする
友達を作るために習い事を始めるのも有効なひとつの方法です。新しい相手と自然に出会えるのが大きなメリットと言えます。
同じ趣味や目的の人と知り合うことになるので、共通点があり会話も弾むでしょう。また仲良くなってからも一緒に趣味を楽しめるのがいいところです。もちろん習い事を通じてスキルも身につくので、一石二鳥と言えるかもしれません。
また同じ教室やスクールに通うということは、近いエリアに住んでいることになります。気軽に会ったり遊んだりできる関係にもなりやすいでしょう。
いざ習い事を始めてみようと思い立っても、どんな習い事がいいのか分からないと悩んでいませんか?本サイトでは、社会人の習い事おすすめ7選!自分にぴったりな習い事の見つけ方と注意点を紹介している記事もございます。ぜひ参考にしてみてください。
ダイビング/マリンスポーツ
アウトドア派の人であれば、ダイビングやマリンスポーツを始めるのはいかがでしょうか。ダイビングは一人で行くものではなく、何人かで行くため友達作りには最適です。仲間と思い切り海を楽しむ時間は、仕事で疲れた心を大いにリフレッシュしてくれるはずです。
サーフィンやヨットなどのマリンスポーツは日頃の運動不足解消にもなるため、体を動かす機会が少ない社会人にはぴったりです。上達を目指して練習に励む中で仲間意識が生まれ、深い友情につながります。
ダイビングやマリンスポーツを通じて出会った友達とは海の話題で盛り上がり、一緒に旅行へ行くのも楽しそうです。生涯を通じて楽しめる趣味と、一生ものの友達に出会うことができるでしょう。
絵画教室
インドア派の人には絵画教室もおすすめです。絵を描くという共通の趣味の友達ができると、一人で描くよりもより楽しさを味わえるでしょう。
絵画教室なら体力がなくても始められますし、天候にも左右されず、長く続けられる趣味になります。お互いの作品を見せ合うなどして自然に交流ができるので、無理なく距離が縮まることもメリットです。
最初は絵を描くことに自信がなくても構いません。教室に通うことで必ず上達しますし、成果が目に見えるので成長した実感も得られます。お互いに刺激し合えるのも良いところです。芸術の世界を一緒に楽しめるので、美術館に行ったりアートイベントに参加したりなどもできるでしょう。
ボランティアに参加する
友達を作りたいと思った時に、ボランティアに参加するのも一つの方法です。ボランティアとは基本的に無償で「社会の役に立ちたい」「困っている誰かを支えたい」という思いから参加する活動です。すなわち、優しい心を持った人が集まりやすいと言えるでしょう。
ボランティアには様々な種類があります。数時間で参加できるものから長期的に関わるもの、近所でできるものもあれば、遠くへ派遣されて活動するものもあり、内容もさまざまです。まずは自分の興味のある活動から参加してみましょう。
ボランティアでは大変な場面も多々あります。だからこそ、活動をともにする中で仲間との絆も深まり、強い友情と信頼関係が生まれるはずです。また色々な人と関わるためコミュニケーション力も上がり、友達を作りたい人にはおすすめだと言えます。
友達作りで気を付けたいポイント
社会人になってからは仕事以外の出会いが減るため、一つひとつの機会を大切にしなくてはなりません。相手の立場に立って行動するといった、人としての基本的な部分を忘れないことが何よりも大切です。
すぐに友達を作りたい寂しさから、焦って行動することは禁物です。すべては人と人との関わりなので、丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。そういう意味では学生時代の頃と何かが大きく変わるわけではありません。
次からは気をつけたいポイントをいくつか紹介します。当たり前の内容に感じるかもしれませんが、今一度ぜひ確認してみてください。
積極的に行動する
友達を作りたいならまずは積極的に行動することです。何も行動を起こさなければ何も変わらず、自然と友達ができるようなことは無いでしょう。友達が欲しいとぼんやり考えているだけではなく、主体的に行動し、出会いがありそうな場に行くことが近道です。
上記ではアプリや習い事、ボランティアを紹介しましたが、自分に合った方法でまずは一歩踏み出してみてください。気になる場所やイベントに行ってみると、思わぬ出会いが訪れることもあります。積極的に動くことで出会いのチャンスは必ず広がるため、友達作りに行動力は欠かせません。
笑顔でポジティブに接する
友達になりたいと思える相手に出会ったら、そこからはあなたのコミュニケーション次第です。にこやかな笑顔でポジティブに接することを忘れないようにしてください。
ネガティブなことばかり言っている相手と友達になりたい人は稀だといえます。社会人になれば仕事のグチや聞いてほしい悩みも増えますが、まずは「一緒にいて楽しい」「話していると元気になれる」と思ってもらうことが大切です。
どんな出会いの場面でも、前向きな言葉で話すようにした方が良い印象を与えます。しっかり友達関係を築くために、この姿勢は常に心がけたいものです。
相手の話を聞く
会話の中で相手の話を聞くことはとても大切です。誰でも自分の話を聞いてほしい、自分のことを分かってほしいと考えているものです。そのため、相手の話にしっかりと耳を傾けることで「この人は自分の話を聞いてくれる」と心を開いてもらうことができ、信頼関係が築けます。聞き上手な人ほど多くの人に好かれるのです。
逆に、自己中心的に自分の話ばかりをしているようでは、相手が疲れてしまうことは容易に想像できるでしょう。一方的な話はうんざりしてしまいますし、友達として長く付き合いたいとは思えなくなってしまいます。会話のキャッチボールが成立するように、自分の話もしつつ、相手の話を聞くことを強く意識してみてはいかがでしょうか。
他人に優しくする/大切にする
最後は他人に優しくする、大切にするということです。子供の頃から何度も聞いてきたことですが、やはり人としての基本と言えます。せっかく仲良くなって友達になったとしても、どちらかが我慢するような友達関係は続きません。思いやりを持って相手に接し、自分本位ではなく相手のことをきちんと考えて行動・発言をしましょう。
社会人になってからの交友関係はとても貴重です。一度できたご縁を簡単に壊してしまわないよう、当たり前のことをおろそかにしてはいけません。「仲良くしてくれて当たり前」と傲慢になることなく、友情を深めていきましょう。気を使いすぎる必要はありませんが、長く付き合える友達に出会えたのであれば、やはり気遣いは大切です。
また友達とはいえ礼儀・マナーは重要ですし、相手のプライベートにどこまで踏み込んでいいかはその人にもよります。自分がされて嫌なことはしない、相手の気持ちや状況に対して想像力を働かせるといった基本的な姿勢ができているか、今一度振り返ってみてください。
まとめ
社会人になると学生の頃とは違って自然な出会いの機会は減ってしまいます。それでも、仕事以外の場面で友達が欲しい人は意外に多いものです。 心を許せる友達がいれば、孤独や寂しさを感じることなく人生がきっと豊かになるでしょう。
まずは積極的に行動することで出会いの場を広げていきましょう。待っていてもなかなか自然に友達はできません。むしろライフステージや環境の変化、年齢などの理由でそれまでの友達とも疎遠になりがちです。
まずは自分に合った方法を選び「友達を作ろう」という気持ちで行動してみてください。そして仲良くなった相手には、人として大切な思いやりや丁寧なコミュニケーションを心がけながら、信頼し合える良い関係を築いていきましょう。
最後のチェックポイント
- TwitterやInstagramといったSNS、地元特化型の掲示板サイトなどが利用できる
- 習い事を始めれば新しい出会いがある
- 相手の立場に立って行動するような人としての基本を忘れない
- 待っているだけではなく積極的に行動することが欠かせない
- 笑顔でポジティブに接する/相手の話を聞く/配慮するなど気遣いを心がける