Salesforceエンジニアとは?業務内容も紹介!
はじめに
- SalesforceエンジニアはSalesforceに関する専門家
- 未経験でもSalesforceエンジニアとして働ける可能性はある
- Salesforceエンジニアは様々なツールを管理運用する
- Salesforceエンジニアはニーズをとらえるスキルが必須
Salesforceエンジニアとは?
Salesforceエンジニアとはクラウド型のビジネスアプリケーションシステム、Salesforceの導入や運用、保守やコンサルティングなど幅広い業務に携わるエンジニアです。
force.comでの業務アプリケーション開発や、Apexというプログラミング言語を使用した、複雑な自動化の設定やSalesforceのアプリ製作に携わっています。また、店舗や企業のニーズをヒアリングし、Salesforceの設定にも対応しているのです。ユーザーインターフェースの作成、ワークフローの自動化なども行い、上流工程から下流工程まで広く関与します。
Salesforceとは?
Salesforceは1999年にサービスを開始し、株式会社セールスフォース・ドットコムから提供されている、営業支援・顧客管理を支援するクラウドシステムです。米国カリフォルニア州に本社を持ち、2000年に日本で設立された法人を通じて、日本国内でも広く使われている統合型顧客管理プラットフォームです。
Salesforceは、顧客との良好な関係を構築・維持するCRM(顧客関係管理)や顧客の情報を管理し、マーケティング活動を自動化するMA(マーケティング自動化)などに対応できます。
Salesforceは様々なカスタマイズにこたえられるため、多様なニーズや企業独自の課題に対処できます。クラウドサービスのためサーバーの設置が不要で、PCとインターネット回線があれば規模の小さい企業でも利用可能です。安全に利用できるようにセキュリティ対策もされており、マルチデバイスにも対応しているため場所を選ばず使えます。
Salesforceエンジニアが活躍する業界は?
Salesforceエンジニアは、特定の業界に縛られることなくいろいろな場所で活躍できます。
なぜならば、Salesforceは汎用性が高くカスタマイズ性も高いため、多種多様な業界で利用されているからです。
Salesforceに対してそれぞれの業界により適したカスタマイズをしてほしいというニーズもあり、Salesforceエンジニアはあらゆる業界で活躍しているのです。
未経験でもSalesforceエンジニアとして働ける?
未経験でもSalesforceエンジニアとして、キャリアをスタートできる可能性はあるでしょう。
しかし、まずは勉強をして、Salesforceエンジニアとしての技術が証明できる資格をとることが大切な第一歩になります。
Salesforceには、複数種類の認定資格があり、簡単なものから難しいものまで多くの種類があるのです。認定資格は、世界中のどこにいてもSalesforceのスキルを保有しているという点を、資格の裏付けとともに説明できます。日本国外で仕事を探す際にも役立つ場面があるでしょう。
Salesforceエンジニアの仕事内容を紹介
Salesforceエンジニアは、企業がSalesforceを上手に活用できるように、Salesforceの導入から保守までの広範な業務に対応します。Salesforceを店舗や企業が導入する際にはオプション機能の最適化を提案し、コストがかかりすぎないようにサポートします。また、企業のニーズを実現できるように対応します。Salesforceエンジニアはシステムの不具合や障害へ迅速な対応を行い、機能の追加やシステムの改修などを通じて、他の業務ともうまく連携ができるように調整を行います。Salesforceエンジニアは様々な事案に対応できる、Salesforceのプロフェッショナルなのです。
Salesforceのカスタマイズや機能追加
汎用性が高いSalesforceであっても、実際に業務に利用しようとした際に必要な情報を入力する項目が足りない場合などがあります。また、企業が現行で使っている業務ツールにも、ほしい機能が足りない場合や、企業の業務に合っていない状況もあるでしょう。
Salesforceエンジニアはそのような際に機能を追加で製作し、企業の業務状況に合ったツールを提案できるのです。
Salesforceエンジニアの労働環境は?
Salesforceエンジニアの求人では、朝9時頃に業務開始、夕方6時頃に終業というケースが多かったです。ただし、繁忙期には月平均12時間程度の残業が発生する場合もあるという記載も確認できました。リモートワーク支援手当を設ける企業もあり、自宅や好きな場所での仕事も可能な求人も確認できました。
Salesforceエンジニアで身に付くスキルは?
Salesforceエンジニアとして働くと、どのようなスキルを獲得できるのでしょうか。
Salesforceエンジニアの獲得できるスキルについて紹介します。
Salesforceエンジニアの基本技術スキル
Salesforceエンジニアは、顧客である企業がどのような業務を行っているのか、何に困っているかをよく理解する必要があります。顧客のニーズをよく理解できていれば、数あるツールの中からからよりよいものを選んで、顧客に提示できます。しかし顧客企業の状況をよく理解できていないと、しっかりとした提案は難しいでしょう。そのため、顧客のニーズを正確にとらえるスキルが必須となるでしょう。次に、Salesforceというツールを熟知しており、顧客企業の業務にフィットする形式にカスタマイズできる力が必要です。また、SalesforceにはApexという専用のプログラミング言語があります。Apexを使いこなせると、顧客企業のニーズに対してよりよい形でこたえられるのです。Salesforceには様々なツールがあり、これらを効率的に管理運用できる技術は、Salesforceエンジニアの基本スキルとしてとても重要です。
Salesforce案件の特徴を紹介
Salesforceの案件の情報は、インターネットなどの求人サイトなどで確認可能です。案件報酬は概ね60万から80万円程度のものが多いようでした。在宅ワークで業務に従事できる案件もある程度あり、週5日の勤務が一般的なようです。
典型的なSalesforceプロジェクトの特徴
Salesforceを採用した企業のプロジェクトから、参考になりそうな特徴のある例を紹介します。
Webデザイン業:
この会社は、業務量がとても多く、社員の業務は多忙を極めていました。誰がどのような業務に従事しているのかわかりにくく、問題となっていたのです。そこで、Salesforceを採用しました。その結果、見積もりを素早くだせるようになりました。社員がそれぞれ現在何をしているか、どれくらい売上をだせるか、データで確認できるようになったのです。
印刷関連業:
この会社は印刷関連で顧客が大勢おり、顧客のニーズや商談の情報などが上手に共有できず、課題でした。Salesforceを採用すると、顧客についての情報を正確に共有できるようになりました。結果、営業活動全体で時間の使い方に変化が起き、営業力の強化につながりました。
情報(広告・通信・マスコミ)関連業:
この会社は、デジタル広告営業部門での課題がありました。解決策としてSalesforceを導入していました。しかし、活用ができていませんでした。Salesforceエンジニアとの連携を行い、在庫管理と売上管理においてSalesforceの標準機能を正しく使いはじめました。結果として現在では関連企業とタイムリーな情報共有ができるようになりました。
まとめ
Salesforceエンジニアについて解説してきました。Salesforceエンジニアは様々な事案に対応でき、人に物事を伝える提案力も大事な仕事です。そのため、パソコンスキルが必要なだけでなく、より多くの事案に対応できる力が必要な仕事といえるでしょう。Salesforceエンジニアの経験はそこから派生した新しいお仕事を見つけるチャンスにもなりえます。興味のある人は挑戦してみてはいかがでしょうか。