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電子決済とは? 種類やシステム・おすすめサービスを紹介!

date2024年01月29日
電子決済とは? 種類やシステム・おすすめサービスを紹介!
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はじめに

買い物をしたとき、外食をしたとき、電車に乗るとき……。もはや私たちの生活に欠かせないものとなってきているのが電子決済です。しかし、その種類やサービスをきちんと知ったうえで使いこなしていると、自信を持って言い切れる人は案外少ないのではないでしょうか。この記事では電子決済の種類、メリットやデメリットについてわかりやすく解説します。

電子決済とは?

電子決済とは

電子決済とは、買い物などの決済時に現金の受け渡しをせず、電子データの送受信によって決済処理をおこなうものです。「キャッシュレス決済」ともいいます。海外に比べると日本国内での普及率はまだ低いものの、普及拡大を目指す政府の後押しもあり、今後ますます普及が進むことが予想されています。

消費者のメリット

消費者は電子決済を利用することで現金を持ち歩くわずらわしさから解放されます。またレジでは現金のやり取りがないため不要な接触を避けられるうえ、スピーディーに会計を済ませられます。利用することでポイントがたまるシステムの電子決済も多いのでお得に買い物ができるのも魅力です。

企業・店舗のメリット

電子決済によりレジ業務の効率化が進み、人件費が削減できたり、マンパワーを他の業務や顧客サービスに向けられたりします。店舗に多くの現金を置かないで済むため防犯面でもより安心です。また、多様な決済方法に対応することで新規顧客やリピーターの獲得も期待できます。

電子決済の支払い方式は3種類

電子決済の支払い方式は3種類

支払い方式は支払いのタイミングによって3種類にわかれます。以下で簡単に説明しますので、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

プリペイド方式(前払い)

先に電子マネーの購入やカードなどへの現金チャージを済ませてから、商品やサービスの料金を決済する方式です。代表的なプリペイド方式としては交通系ICカードがあります。プリペイド方式には小中学生といった未成年でも利用できるものがあります。

リアルタイムペイ方式(即時払い)

決済処理と同時に銀行口座から利用金額が引き落とされる方式です。金融機関のデビットカード、ネットバンキングなどがあります。現金払いとほぼ同じ感覚で利用できます。

ポストペイ方式(後払い)

商品やサービスの利用金額を後日まとめて支払うタイプです。代表的なポストペイ方式の電子決済サービスにはクレジットカードがあります。クレジットカードと連携させたスマホアプリで決済する方式の電子決済サービスも増えています。

電子決済サービスの種類と仕組み

電子決済サービスの種類と仕組み

電子決済サービスには非常に多くの種類があります。ここからはそれらをタイプ別に紹介します。それぞれの仕組み、メリットやデメリットについて見ていきましょう。

クレジットカード決済

日本の電子決済シェアの8割以上がクレジットカードです。毎月決まった引き落とし日に、指定した口座から利用金額が引き落とされます。店舗だけでなくネットショッピングや病院、税金などさまざまな決済の現場で利用されています。申し込み時には審査が必要です。

メリット

分割払いやボーナス払いなどの指定ができるので高額の買い物をするときに適しています。また、利用金額に応じてポイントがたまるシステムが多いのもうれしいサービスです。加えて国際カードブランドなら海外でも利用可能なので出張や旅行の際に便利です。両替の手間なしに買い物やサービスの利用ができます。

デメリット

利用限度額が高額に設定されている場合、使いすぎてしまう心配があります。分割払いには手数料がかかるカードがほとんどですし、カードの種類によっては年会費も必要です。加えて申し込み時の審査に時間がかかるため、使いたいと思ってもすぐには使えない場合もあります。そして必ずしも審査を通過できるわけではありません。

デビットカード

決済と同時に指定の銀行口座から利用金額が引き落とされる、リアルタイムペイ方式の電子決済サービスです。国内のみで利用できるタイプと海外でも利用できるタイプの2種類があります。原則的に審査がなく、15~16歳以上なら誰でも作ることが可能です。

メリット

ATMや銀行窓口で現金を引き出さなくても買い物やサービスの利用が可能です。口座の預金残高の分しか使えないので使いすぎの心配がありません。チャージする必要もありません。クレジットカードを作ったり、クレジットカードの情報をインターネット上でやり取りしたりすることに抵抗がある人に向いているでしょう。

デメリット

クレジットカードと違って後払いができないので、今後の収入を見込んでの買い物ができません。支払い回数が一括払いのみなので、大きな買い物をするのにも不便かもしれません。毎月の携帯電話料金の引き落としやETCカードの発行などができない点も不便だと感じる人はいるでしょう。

電子マネー決済

電子マネーの支払い方法にはプリペイド方式と、クレジットカードに連携させたポストペイ方式の2種類があります。電子マネーに多いのは交通系ICカードと流通系ICカードです。カードタイプだけでなく、スマホに搭載できるタイプもあります。交通系ICカードの代表格、Suicaはカードとスマホ、いずれのタイプにも対応しているので、ライフスタイルに合わせて使い分けが可能です。

メリット

端末にスマホやカードをかざすだけでスピーディーに決済ができます。暗証番号の入力も基本的に不要です。現金を引き出したり持ち歩いたりするわずらわしさがありません。現金に直接触れないので衛生的でもあります。アプリと連動させれば利用履歴がひと目でわかるので家計の把握にも便利です。

デメリット

オートチャージ機能が付いていない場合、残高が少なくなったら駅や店舗、アプリでのチャージをする手間がかかります。また、後払い式の電子マネーの場合はクレジットカード同様使いすぎる心配があるでしょう。加えてカードタイプの電子マネーの場合、管理の仕方によってはカードが磁気不良になって使えなくなる可能性があります。

キャリア決済

キャリア決済とは、商品やサービスの料金を携帯電話利用料とまとめて支払う電子決済サービスです。携帯電話やインターネット回線を契約していれば利用可能です。IDとパスワードを登録するとクレジットカードがなくても後払い式で決済ができます。音楽やゲームの料金支払いによく利用されます。

メリット

携帯電話会社と契約していれば利用可能なので、クレジットカードを持たない学生や高齢者も利用できます。インターネット上でクレジットカードの情報を入力することに抵抗がある人にも向いているといえます。また、電子マネーのようにチャージをする手間がかかりません。

デメリット

利用可能額には上限があり、高額のショッピングには向いていません。クレジットカードのような分割払いもありません。大手キャリアを中心に展開されているサービスであり、格安SIMカードの契約では利用できない場合があります。また、利用可能店舗が比較的限定されているのでキャリア決済が可能かどうか事前に把握しておく必要があります。

二次元コード決済

二次元コードといえばQRコードが知られていますが、二次元コード決済とは店舗が提示する二次元コードをスマホで読み取ったり、スマホの二次元コードを店側が読み取ったりすることで決済が行われるものです。近年利用者も種類も増えているタイプの電子決済サービスで、なかでもPayPay(ペイペイ)が有名です。ペイペイはペイペイ残高にチャージして電子マネーとしても使えます。

メリット

最初にクレジットカード情報を登録しておけばスマホ1台でスピーディーに決済が完了します。現金を持ち歩き、会計時に小銭をやり取りする手間も必要ありません。財布を自宅に忘れても、スマホさえあれば買い物も食事もできます。また、二次元コード決済サービスにはポイントがたまるタイプが多く、お得感があります。

デメリット

対応していない店舗もあるので事前に二次元コード決済が利用できるか確認したほうがいいでしょう。また、スマホを忘れて出かけてしまうと当然ながら利用できません。スマホのバッテリー切れにも注意したいところです。加えて、通信環境がよくないと読み取りがうまくいかず、決済に時間がかかることがあります。

ネットバンク決済

オンラインショッピングを行う際に、スマホやパソコンの操作を通じて自分の銀行口座のお金による決済ができるサービスです。クレジットカードを持っていなくても利用できます。自分で振込先や金額を入力する必要のあるオンラインの銀行振り込みとは別のシステムです。利用するには事前にネットバンクの口座を開設しておく必要があります。

メリット

口座開設から利用、支払いまでインターネット上で完結できます。わざわざ現金を引き出してコンビニなどに支払いに行く必要がありません。銀行の窓口やATMに行く必要がないので24時間365日利用可能です。金融機関にログインするだけで利用できます。クレジットカードを作ることに抵抗がある人にも向いているでしょう。

デメリット

ネットバンク決済はオンラインショッピング向けの電子決済サービスです。実際の店舗・飲食店で即時払いをしたい場合はデビットカードを作ったほうがいいでしょう。銀行の預金残高のぶんしか使えないので高額の買い物には向いていません。対面でのサポートが受けられないのも人によって向き不向きがあるといえます。

使い方別電子決済おすすめサービス

使い方別電子決済おすすめサービス

これまで見てきたように、電子決済の種類は多種多様です。何を選ぶべきか迷ってしまうという方も多いでしょう。ここでは使い方によって変わってくるおすすめの電子決済サービスをご紹介します。

コンビニで使うならスマホでの電子マネー決済

コンビニで買い物をする機会が多い方におすすめなのはスマホでの電子マネー決済です。事前にスマホにアプリをダウンロードしておけば、会計時に「〇〇で」と電子マネーの種類を伝えて、端末にスマホをかざすだけで決済が完了します。ただし、公共料金の支払いなどには使えないことがあるので注意してください。

スマートウォッチでも電子決済が可能?

アップルウォッチなど、スマートウォッチの代表的な機種では電子マネーを搭載させることが可能です。スマートウォッチをかざすだけで電車に乗れ、コンビニや飲食店で決済ができます。スマホを取り出す手間さえ必要ありません。手荷物をできるだけ少なくしたい人におすすめです。

ポイント狙いなら同系列クレジットカードと連携を

二次元コード決済などでは利用額に応じてポイントがたまるものも多いですが、できるだけお得に使いたいという方には同系列クレジットカードとの連携がおすすめです。
電子決済そのものだけならポイント還元率は0.5%程度ですが、同系列のクレジットカードを支払先にすると2倍以上のポイントがつくこともあります。また、特約店で利用したりキャンペーン時に利用したりすることで、ポイント還元率がさらにアップするタイプの電子決済サービスもあります。

まとめ

社会のIT化が進むにつれ、電子決済は日々進化しています。レジ効率化や顧客獲得に効果が期待できる電子決済を取り入れる店舗や企業は今後ますます増えるでしょう。使う目的やライフスタイルに合わせて自分にぴったりな電子決済サービスを選ぶことで、より便利で快適な暮らしを手に入れましょう。

最後のチェックポイント

  • 電子決済とは現金を使わず電子データのやり取りで決済をするもの
  • 電子決済を利用するとスピーディーに会計を済ませられる
  • 支払いは先払い方式、即時払い方式、後払い方式の3種類
  • 主な電子決済にはクレジットカードや電子マネー、二次元コード決済がある
  • 同系列のクレジットカードと連携するとポイント還元率がアップするものも
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