AIサイト・サービス(無料~)のできること・利用と注意点
はじめに
- AIサイト/サービスは多くのものを自動で作れる
- AIサイト/サービスの作成物は多くの分野で使うことができる
- 注意点が4つあり、確認しないと多くのリスクが発生する 確認しておかないとリスクや手間が の発生する注意点がある
- 上手に活用すると作業効率が格段にアップする
- 今後の社会ではAIサイト・サービス をこれを扱うスキルが求められる
近頃、AIを利用したサイト・サービスがよく見られるようになりました。社会への浸透が日々進んでいるAIですが、うまく活用すれば、何倍ものパフォーマンスを出すことが可能です。私たちは「AI」を使って何ができるのでしょうか。
AIサイト・サービスとは?何ができる?
ネットにはAIを利用した「AIサイト・サービス」があふれています。AIは「人工知能」のことで、機械学習やディープラーニングなどを利用して作業を自動で処理するテクノロジーのことです。AIを利用した「AIサイト・サービス」は「いろいろなものを自動で作れるWebサービス」で、具体的には以下にあげる分野で利用できる成果物を出力してくれます。
- 文法や事例データを参考にした文章作成
- こちらの要望を忠実にくみ取った画像・イラスト、動画の生成
- こちらの質問内容に対する回答作成
- 指示した条件に合わせた作曲
無料から使える!AIの利用ジャンル
AIサイト・サービスはうまく使えば非常に便利なものです。出力されたものを利用できる代表的な5つのジャンルについて解説し、その中でも無料~有料までいくつかのAIサイト・サービスを紹介していきます。
1 文章作成分野
ひとつ目の利用ジャンルとしては「文章作成」です。たとえば、あなたがした質問に対して適切な文章を自動作成してくれたり、会議録を要約してくれたりする、といった具合でいろいろと種類があり有用に活用できます。代表的なものとしては以下があげられます。
サイト・AI名 | できること |
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Chat GPT |
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Notion AI |
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AI GIJIROKU |
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2 画像生成分野
2つ目は「画像作成」です。多くのサイト・サービスがあり、ひと口に画像生成といってもいろいろな方式が存在します。テキストのみでの指示出しする方法(プロンプト)だったり、画像のサイズや映り込む人物の詳細まで指示出しできたりするもの(モデル、LoRA、コントロールネット、img2imgなど)もあります。
プロンプトに向いているものもあれば、適切な画像・イラストを作成できるものもあります。それぞれのサイトによって特色があるので、自分の使いやすいAIサイト・サービスを利用するのがいいでしょう。代表的なものとしては以下があげられます。
サイト・AI名 | できること |
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Canva |
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bing Image Creator |
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3 会話(チャット形式)分野
3つ目は「会話」です。AIサイト・サービスには、人間と話すようにAIと会話できるものもあります。チャットのように対話型で友達同士のような会話ができたり 、気になる話題に対する質問をすれば回答したりしてもらえます。友達と雑談する感覚を1人でも楽しめるのは、AIサイトの大きな魅力のひとつです。代表的なものとしては以下があげられます。
サイト・AI名 | できること |
---|---|
Chat GPT |
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Bing AI |
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4 動画作成分野
4つ目は「動画作成」です。AIサイトでは、画像生成だけではなく動画の作成も可能で、撮影やカットなど、手間のかかる作業を自動化できます。
たとえば、テキストによる指示で動画を作成するものや、画像などの素材を感覚的に操作して動画作成をするものがあります。動画編集経験のない人でも、それなりの動画を作成することができるので非常に便利です。代表的なものとしては以下があげられます。
サイト・AI名 | できること |
---|---|
elai |
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lumen5 |
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5 作曲分野
5つ目は「作曲」です。近年では多くの業界がAIを導入しており音楽業界も例外ではありません。
「感性が重要視される領域なのでAI化は難しいのではないか?」と考える人も多いですが、近年のAI技術発達により作詞や作曲の一部をAIが担うことも可能になってきています。AIに大量の譜面を学習させれば、作りたい曲のコンセプトを指示することで自動作曲をしてもらえます。代表的なものとしては以下があげられます。
サイト・AI名 | できること |
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Amper Music |
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Ecrett Music |
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AIを活用する際の注意点4つ
このようにAIサイト・サービスは非常に便利ですが、活用する際には必ず押さえておかなければいけない注意点が4つあります。しっかりと確認しないでいると、予期せぬトラブルや法律違反の可能性がありますので確認しておきましょう。
1 成果物の正誤を確認する
注意その1は「生成AIで作成した成果物(とくに文章だったり回答文だったり)には、誤った情報が混じっているかもしれないので確認する必要がある」です。
現在(2024年)のAIは、そこにあるテキストが文章的に正しいかどうか推測することはできますが、情報の正しさを判断することはできません。生成される文章自体はしっかりとしたものなので、その内容も合っているものと錯覚してしまうかもしれませんが、その情報が実はまったくのでたらめだったという場合もありえます。
2 商用利用の可否を確認しておく
注意その2は「AIサイト・サービス利用の際には「作成物が商業利用できるか明確にしておく必要がある」です。
商用利用の可否については各サイト・サービスによってさまざまですが、およそ利用規約か公式HP内で説明されていますので確認しておきましょう。もし許可されていないAIによる作成物を商業利用した場合、著作権違反や知的財産権の侵害につながるリスクがあります。あいまいな状態で商業利用するのは控えましょう。
3 個人情報や機密情報は共有しない
注意その3は「AIサイト・サービスを利用するときには個人情報や機密情報は共有しない、と心に決めておく必要がある」です。
画像やテキストのデータは、AIのデータベースや学習機能と共有する必要があります。個人情報や機密情報を同様に考えてしまうかもしれませんがそれは避けましょう。
具体的にいうと個人情報の特定につながる画像やテキスト・企業の機密情報につながる文章などを入力しないようにしましょう。もちろん、AIサイト・サービス側でもセキュリティに注意していますが、予期せぬトラブルで情報漏えいが起こる恐れはあります。
4 決算方法を確認しておく
注意その4は「AIサイト・サービスを利用するときには決済方法を確認しておく必要がある」です。
無料で使っている間は関係ないですが、有料プランを選択したときには必須の情報です。日本のAIサイト・サービスの料金支払いにおいては国内銀行にも対応しているところも多いのですが、海外のものでは、支払い方法が種類的に限定されてしまう可能性があります。決済方法にクレジットカードやPayPalなど、世界的に利用できる決済サービスしか利用できないケースも多いです。
まとめ
人工知能(AI)を利用した「AIサイト・サービス」とは、機械学習やディープラーニングなどを活用して作業を自動で処理するというものです。作成物をうまく使えば、今までは自分でやるしかなかった作業に対する時間だったり労力だったりを削減し、効率を何倍にも向上できます。
現在(2024年)のAIサイト・サービスで作成できるもので、代表的なものとしては以下の5分野があげられます。どれをとっても、従来は作業に時間と労力のかかるものばかりです。これらを自動で処理できる意義は大変大きいでしょう。
- 文章作成分野
- 画像生成分野
- 会話(チャット形式)分野
- 動画作成分野
- 作曲分野
ただ、AIサイト・サービスを利用する際には注意しておく必要のある点が4つありました。しっかりと確認しておかないと多くの危険の起こる可能性だったり、あらためて調べる手間がかかる事態になってしまったりします。
- 成果物の正誤を確認する
- 商用利用の可否を確認しておく
- 個人情報や機密情報は共有しない
- 決算方法を確認しておく
今やAIサイト・サービスは急速に浸透しつつあり、今後の社会では私たちも使いこなすためのスキルが求められるでしょう。ぜひこの記事を参考にしてAIサイト・サービスを上手に活用していってください。