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画像生成AIとは?無料で使える?おすすめサイト5選

date2024年02月08日
画像生成AIとは?無料で使える?おすすめサイト5選
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はじめに

  • 画像生成AIとは、文字を入力するだけで画像やイラストを生成するツール
  • ツールには無料のものと有料のものとがある
  • ツールには商用利用できるものとできないものとがある
  • 生成画像AIを利用することで時間や手間、コストが省ける
  • 人間が思いつきにくいユニークなコンテンツが楽しめる
  • 著作権や商標権の侵害にならないよう注意する必要がある

画像生成AIとは

画像生成AIとは、表現したいイメージや要素などを単語や文章で入力するだけで、AIを利用して自動で画像やイラストを作成するシステムです。それにより絵を描く技術のない人でも簡単にイラストを作成できたり、ビジネスでコストをかけずに大量の画像を利用できたりします(商用利用は一部制限あり)。

AIで画像・イラストを自動生成できるおすすめサイト・アプリ5選

画像生成AIサービスは今注目されていることもあり、数多くの種類があって選ぶのも一苦労です。ここでは無料のものを中心に、おすすめのサービスを5つ紹介します。

1.Bing Image Creator(ビングイメージクリエーター)

Microsoft社が提供する画像生成ツールです。プロンプト(指示)を入力することで画像を生成できます。MicrosoftEdgeを利用することが前提で、Microsoftアカウントでログインして使用します。無料ですが商用利用はできません。ビジネスで利用したい方には不向きですが、無料なのでいろいろ試して画像生成AIに慣れておきたいというケースには適しているでしょう。

Microsoft|Bing Image Creator

2.Canva(キャンバ)

Canvaは無料(一部有料サービスあり)で使えるオンラインのグラフィックデザインツールです。モバイルデバイスで使えるアプリバージョンもあります。Canva内のアプリ、Text to Image (現在の表記はMagic Media)にテキストを入力すると、自動で画像を生成してくれます。生成された画像の著作権については、公式サイトにおいて「現在、CanvaはText to Imageで作成された画像の著作権を主張しません」とあり、商用利用は原則的に可能です。

Canva| Text to Image

3.DALL・E2(ダリツー)

ChatGPTを開発したOpenAI社による画像生成AIです。2022年4月に発表されました。テキスト入力に基づき画像を生成します。高度なAI技術による高品質な画像を生成できるのが特徴です。サービスの利用は有料となっています。生成後の画像の隅にカラフルなクレジットを付与されますが、商用利用は可能です。

OpenAI| DALL・E2

4.Adobe Firefly(アドビファイアフライ)

Photoshopやillustratorなど、Adobeのサービスの中で使用できる画像生成AIです。業界最大手のストックフォトAdobe Stockから、著作権者がAIの学習データに使用することを許諾した画像やオープンライセンスの作品、著作権期限切れになっているコンテンツのみを使用しています。これにより著作権のトラブルを防いでいます。ビジネスでも安心して使えるでしょう。内容には一部有料サービスもあります。

Adobe| Adobe Firefly

5.Picsart(ピクスアート)

スマホでも利用できる画像編集ツールです。基本機能は無料ですが、一部有料サービスもあります。Gifアニメーションの生成もできます。ランダムにプロンプトを生成する機能があるので、いいプロンプトが思いつかない時は便利でしょう。商用利用は可能ですが、公式サイトが「生成画像が第三者の知的財産権を保証できない」という断り書きをしていることに留意しましょう。

Picsart| AI 画像ジェネレーターの使い方

AI画像生成のやり方

ここでは、実際に画像生成AIを使って画像を作成するやり方の一例を説明します。上で紹介したツールの中からCanvaを使用し、AI生成画像を使ったショップカードのデザインをします。

1.Canvaを開きます。アカウントを作成してログインするシステムです。Canvaは用意されたテンプレートを利用して手軽にデザインができるので、目的に合わせてテンプレートを選びます。ここでは「名刺」の中から1種類を選びベースとします。
テンプレートを選んだら画面左端にある「アプリ」を開きましょう。

Canvaのスクリーンショット

2.アプリの中からMagic Mediaを選んで開きます。

アプリの中からMagic Mediaを選んでいる場面のスクリーンショット

3.中央の欄にプロンプトを入力します。文章でなくても、単語を並べるだけでも大丈夫です。また、目指すイメージに沿った「スタイル」も選択します。

中央の欄にプロンプトを入力する場面のスクリーンショット

4.「黒猫、窓の外は海」というプロンプトを入力したところ、これら4種類の画像が生成されました。

「黒猫、窓の外は海」というプロンプトを入力した結果のスクリーンショット

5.このままでもいいのですが、せっかくAIを使用するので架空の画像を生成するために、プロンプトを「サーフィンをする黒い子猫」に変更して再生成します。

プロンプトを「サーフィンをする黒い子猫」に変更して再生成した結果のスクリーンショット

6.右下の画像を選んでテンプレートにはめ込み、テキスト部分も変更して完成です。

選んだ画像をテンプレートにはめ込み、テキスト部分も変更した完成イメージ

画像生成AIの注意点

画像生成AIはゼロからコンテンツを生み出すのではなく、既存のデータを学習してコンテンツを作成します。そのため、既存の作品に似たものが生成されてしまうこともあります。著作権や商標権を侵害しないよう注意が必要です。
また、文章を生成した場合でも、事実と異なる記述の発生が散見されるように、たとえば人間の手の指が少なかったり多かったりする画像が出来上がることもあります。AIに完全にお任せするのではなく、細部までチェックする必要があります。

まとめ

画像生成AIの登場により、絵心がなくてもイラストや画像を作成することが可能になりました。また、ビジネスなどで画像を使用する時に、イメージ通りのものがなかなか見つからず手間取ることがなくなるかもしれません。AIならではの、現実にはあり得ない画像を生成できるのも魅力です。著作権など、注意するポイントを押さえながら上手に利用しましょう。

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