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AIによる適職診断~メリット/デメリット・おすすめサービス

date2024年05月20日
AIによる適職診断~メリット/デメリット・おすすめサービス
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はじめに

  • 最近の適職診断はAIを活用している
  • AI適職診断には「機械学習」という技術が用いられている
  • AI適職診断は使うのに手間がかからない/従来の方法より詳細な分析結果が得られる
  • 会員登録時、個人情報を入力する作業に時間がかかる
  • 1つの診断結果を参考にするのではなく複数のサービスから情報を得よう
  • 診断結果を全て確認するには、会員登録の手間が必要となる

自分自身のことは意外とわからないものです。就職活動の際には、「適職診断」を用いてみると、気が付いていない新しい可能性が見つかるかもしれません。

適職診断にAIを活用する

近年、適職診断に対してのAI利用が盛んです。AI導入の大きな理由としては、以下に記載する3つが挙げられます。

  • 適職診断精度の向上:AIは膨大なデータの分析が可能。個人の性格、能力、価値観などを従来のアナログ方式より精緻に把握できる。
  • 個別化されたアドバイス:AIは個々の特性やニーズに基づいて、カスタマイズされたキャリアアドバイスを提案することが可能。強化されたキャリア選択をおこなうためのサポートができる。
  • 客観的で公平な診断:AIは人間の感情や偏見に左右されることなく、客観的な視点から診断をおこなうことが可能。適切なキャリアアドバイスができる。

AI適職診断に用いられる機械学習

AI適職診断には「機械学習」が用いられています。機械学習は、コンピューターに大量のデータを読み込ませ、データ内に潜むパターンを学習させることで、未知のデータを判断するためのルールを獲得することを可能にするデータ解析技術です。
機械学習を活用すると、人間では不可能とされる膨大なデータの処理や分析ができ、更には見つけ出すことが難しい法則や特徴を発見することが可能になります。つまり、これまで人間の勘や手に頼っていた仕事をAIに任せられるようになり、より客観的な結果を得られるのです。

AI適職診断を使うメリット・デメリット

AI適職診断には、従来の適職診断と比べて異なるメリットとデメリットも存在します。利用する際には注意が必要です。ここではメリットを2つ、デメリットを1つ解説していきます。

メリット1 AIによる自己分析をおこなえる

AIによる適職診断をすると、従来の方法でおこなう自己分析以上に「自分自身の強みや弱みが何か」を教えてくれます。自己分析が簡単に深くできることはAI適職診断の利点になります。AIによる自己分析のメリットは3つありますので以下に記載します。

  • 客観性:AIは、人間の主観や偏見に左右されることなく客観的なデータをもとに、自己の傾向や能力を把握できる
  • 効率性:AIは、膨大な量の情報を短時間で処理できるため、短時間で効率的に自己分析を進められる
  • 個別性:AIは、個々の分析結果に基づいて、それぞれに具体的なアドバイスができる

メリット2 スマホやPCで時と場所を選ばずに手軽に適職診断がおこなえる

従来の適職診断に比べてAI適職診断は、スマホ・PCで時と場所を選ばずに手軽に適職診断ができます。気負わずに適職診断を受けられるのは、AI適職診断の利点です。
就職活動の出だしとして「自分自身に何が向いている仕事なのかがわからない」とつまずいているのであれば、AI適職診断をきっかけとして仕事を探してみるのはよいのではないでしょうか。

デメリット 会員登録の必要な場合がある

AIによる適職診断サービスは、就職支援業者・団体がその業務の一環として運営しているものがほとんどです。であるので、「会員登録」をしなければ使えない場合もあります。
会員登録は時間や手間がかかるので面倒に感じる人・個人情報を登録するのに抵抗感のある人にとってはデメリットといえるのではないでしょうか。

適職診断サイトの正確性について

適職診断は信用してもよいのでしょうか? もしAI適職診断の結果が良かったからといっても、必ずその職に合うと決めつけることは危険です。
ひとつのサイトの結果を盲信せずに、他にはどんなものがあるかを調べ、複数のサイトを試し、あくまでも参考程度にするのがよいでしょう。診断結果以外にも「自身の興味、能力、価値観など」を加味して判断した上で、最終的な選択・決定をおこなう必要があります。

どの適職診断サービスを使用する?

どの適職診断サービスがあなたにあっているのかは、ニーズや目的によって異なります。しかし、適職診断が就職・転職就職支援サービスの一環として運営されている以上は、利用している就職支援サービスへの会員登録をしておく方が無難でしょう。登録しておけば適職診断結果をもとに、いろいろなサービスを使うことが可能になります。
「それでも会員登録はしたくない」という方でも、適職診断だけならば会員登録の不要なサイトもありますので試してみてはいかがでしょうか。

おすすめの無料で使える適職診断サイト3選

おすすめしたい3つのサービスについて紹介します。無料で使えて、業界でも主流のものを選びましたので安心して利用してみてください。

1 マイナビ・ジョブリシャス診断

1つ目は「マイナビ・ジョブリシャス診断」で、マイナビ転職が提供する無料の適職診断サービスです。
マイナビ転職に会員登録をすることで、診断結果の保存、他サービスとの連携などを行えます。
診断結果を参考に、就職・転職活動のきっかけとして活用してはいかがでしょうか。

2 リクナビNEXT

2つ目は「リクナビNEXTが運営する無料の適職診断サービス」です。
診断後は会員登録を提案されます。
特徴としては診断結果が以下に記載する3タイプに分類されるというものがあります。

  • アクティブタイプ:変化やチャレンジに向いている
  • スタディタイプ:知識や技術を深めることに向いている
  • ソーシャルタイプ:人と関わることに向いている

3 キャリアインデックス

3つ目は「キャリアインデックスが運営する無料の適職診断サービス」です。
「主体性」「協調性」「緻密性」「発想力」の4つを軸として診断され、レーダーチャートと詳細な解説で表示されてわかりやすいです。診断後はキャリアインデックスへの会員登録を提案されます。
この適職診断を受ければ、自分自身の強み・弱み・適職が理解しやすく、具体的なキャリアプランを立てやすくなるでしょう。

まとめ

従来の適職診断はアナログ方式で受けられる場所や機関も限られていましたが、近年は様相が変わっており、AIを活用しどこでも受けられる形式にシフトしています。

AI適職診断に使われているのは「機械学習」と呼ばれるもので、大量データからパターンを学習し、予測・判断・生成するAI技術です。
AI適職診断を利用するメリットが2つ、デメリットが1つありました。

  • メリット1:AIによる自己分析をおこなえる
  • メリット2:気軽に適職診断がおこなえる
  • デメリット:会員登録の必要な場合がある

また、十分にAI適職診断を活用するためには、就職・転職支援サービスへの登録が必要です。会員登録すれば、診断結果をもとにして、いろいろなサービスを利用することが可能になります。
AI適職診断利用時の注意点としては、あまり1つのサイトを盲信せずに、複数サービスを試し、あくまでも参考程度に考えておくのがよいということです。最終的には、診断結果以外にも多くの要素を加味して自分自身で選択・決定をおこなうことが必要になります。

この記事を参考にして、無料で使えるAI適職診断サイトを就職・転職活動に取り入れてみるのはいかがでしょうか。

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