【2022年最新資格】未経験からITエンジニアを目指すなら取っておきたいおすすめ資格【IT就活】
今回の出演者
新卒ITエンジニア
新卒ITエンジニア
ITインフラエンジニア
ITサプリについて
この記事は動画『ITサプリ』で配信している内容をもとにテキスト配信しています。ITサプリは未経験からIT業界へ転職したい方に向けて情報配信をしているYouTubeチャンネルです。IT業界で働く上で役立つ知識を発信していますので動画でもお楽しみください。
じま
今回は、ゲストのしんちゃんにお越しいただき『ITインフラエンジニアになるために必要なスキルや資格とは?』をテーマに、お話を伺っていきます。
ITインフラエンジニアとは?
じま
まず、ITインフラエンジニアとはどういった職種なのか、教えていただけますか?
しんちゃん
ITインフラエンジニアは、ITサービスを成り立たせるために必要な、基盤となる部分を扱っています。その必要な部分というのが『ネットワーク』や『サーバ』に当たりまして、この部分を扱う人が『ネットワークエンジニア』と『サーバエンジニア』になります。
ITインフラエンジニアになるには?
じま
ITインフラエンジニアになるには、どうすれば良いのでしょう。資格は必要になりますか?
しんちゃん
ITのスキルや知識は独学で学ぶことも可能ですが、中には自分で勉強することが難しい人もいると思います。そういった場合は、ITスクールに通って学ぶこともできますね。IT業界では「20代の未経験者大歓迎!」といった会社も多いですので、そういった会社に入って『研修を受けてITインフラエンジニアになる』といったこともできます。
じま
いきなり業界に足を踏み入れてしまっても、問題ないという感じでしょうか。
しんちゃん
未経験者を歓迎する企業様の多くは研修がしっかりしていますので、資格を取得させてくれるところも多いと思います。そこから『ITインフラエンジニア』という道を選ぶのも、1つの手かもしれないですね。
なぜ資格が重要視されているの?
じま
資格は、なぜ重要視されているのでしょうか?
しんちゃん
資格を取得することに、たくさんの価値があるからだと思います。例えば、資格取得のために勉強・情報収集する時間を確保する『タイムマネジメント能力』や、誘惑に負けずに勉強する姿勢・意欲を保つ『セルフマネジメント能力』が培われると思います。
じま
社会人として資格を取得する場合、業務も行いながらの学習になりますよね。そうなると、自分や勉強面のスキルだけではなく『社会人としての能力』といったものも身に付く、ということでしょうか?
しんちゃん
業務をしっかりと行い、帰った後に資格の勉強をするとなると、少なからず苦労はあると思います。努力して資格取得できれば自分の自信にもつながりますし、提出書類などにも書けますよね。その時に、今まで積み重ねてきた苦労や努力を含めてのアピールができるかと思います。
おすすめの資格は?
じま
ITインフラエンジニアで、おすすめの資格はありますか?
しんちゃん
ネットワーク系の資格であれば『CCNA』ですね。聞いたことはあるかと思います。
じま
よく聞きますね。
しんちゃん
サーバ関連の資格であれば『LPIC』や『LinuC』ですね。他にも、クラウド系なら『AWS認定資格』や『Azure認定資格』がありますし、国家資格として『基本情報技術者試験』というのもあります。初めての資格であれば、今言った中でも初級の資格を目指すと良いと思います。資格を取得すると書類に記載できますので、次の案件につながるとか、良い案件につきやすくなる、といったこともあるかもしれません。
資格の難易度や日程は?
じま
資格の難易度や、テスト日程はどうなっているのでしょうか?
しんちゃん
まず、ネットワーク機器の大手のシスコ社さんが認定している資格で、初級コースが『CCNA』で、上級コースとして『CCNP』があり、その上に『CCIE』というものがあります。CCNAは登竜門と言われますが、他の初級資格と比べると、やや難易度高めかもしれませんね。日程に関しては、パソコンで受験する『CBT試験』になりますので、近くにテストセンターなどがあればいつでも受けることができます。最近では自宅受験もできるようですね。
サーバ系の資格で挙げたLPICやLinuCも、難易度的には初級コースなので取りやすい資格になるかと思います。ただ、注意点がありまして、初級コースの『LPICレベル1』というのは、その中でさらに『101』と『102』という2つの資格に分かれています。両方の資格を取得することによって認定されるイメージですね。範囲がCCNAより少し狭くなるので、比較的取りやすいと思います。
じま
僕もLPICの101を取得していますが、確かに1ヵ月ぐらいで取得できましたね。月の初めに勉強を始めて、月末の試験で受かりました。ただ、その後に102にチャレンジできていないので、2つ合わせての認定ということにはなっていませんが(汗)
しんちゃん
次に、国家資格の『基本情報技術者試験』ですね。こちらの試験は春と秋、年に2回あります。昔は会場受験が主でしたが、最近ではCBT試験で受験可能になりました。
ただ、試験実施期間が年2回であることは変わっていないので、その期間中に申し込む必要があります。その他、Microsoftの『Azure認定資格』やAmazonの『AWS認定資格』などのクラウド系資格も、同じくCBT試験です。こちらもテストセンターが開いていれば、いつでも受験可能ですね。
じま
なるほど。挙げていただいた中では、難易度的に「CCNAが頭一つ抜けている」ということですね。
しんちゃん
『基本情報技術者試験』も範囲が広いですし、試験も午前と午後に分かれているので、他の資格より難易度は少し高いかもしれませんね。
じま
少し難易度高めのCCNAですが、しろは取得していますか?
しろ
取得しています。入社してから猛勉強して取得しました!
じま
すごいですね! 期間はどれぐらい掛かりました?
しろ
2ヵ月ぐらいですね。研修期間中ずっと、朝出社したら勉強して、退勤した後に家でも勉強して、みたいな生活をしていました。結構難しかったです。
じま
未経験で入社して、研修期間で取得できた、ということですよね?
しろ
そうですね。「登竜門にしては難しくないかな……?」って思いながら頑張りました(笑)
資格取得の勉強方法は?
じま
資格を取るための、勉強方法について教えていただけますか?
しんちゃん
一般的な方法は、参考書・過去問などを使って「ひたすら問題を解いて慣れる」ことだと思います。他にも、オンラインサービスを利用する人や、資格取得の学校に通う人もいるようです。ですがCCNAの場合、実際に機器に触れてみないと「ネットワークのイメージがつかない」ということも有り得ます。そういった場合は、シスコ社さんが出されている『パケットトレーサー』というツールを利用して学ぶのも一つの手かもしれませんね。
ちなみに、うちの会社では『実際に機器に触れて学ぶ』ことに重点を置いていまして、資格を取得したのに「ネットワークのイメージがつかない・ついていない」などの問題を解決するために実機を保有しています。
じま
「資格は持っているけど実務経験がない」ということの無いように実機が用意されていて安心して学べる環境、ということですね。
入社してどれくらいで取得できる?
じま
実際、入社後どれくらいで取得できるものなのでしょうか?
しんちゃん
未経験者でも、資格取得目標は1ヵ月ぐらいですね。期間が短いのでガッツリ勉強しないと合格は難しいかと思います。うちの会社に入社された方では、合格率7~8割といったところですね。期間が短い中でこの取得率は高い方だと思います。
じま
その7~8割って、ざっくり人数換算するとどれくらいになりますか?
しんちゃん
そうですね……ざっと、1000人ぐらいは超えているかと思います。
ITインフラエンジニアに向いている人
じま
最後に、ITインフラエンジニアに向いている人は、どんな人だと思いますか?
しんちゃん
『用意周到な性格の人』ですね。ITインフラにはトラブルはつきもので、運用していく中で予測できないことが起こる場合も多いです。さまざまな可能性を考慮して事前に手を打っておけるかどうかは、ITインフラエンジニアの腕にかかっています。非常に用意周到な人というのは「そういったことに向いている」と思います。
じま
僕の先輩にも、事前に答えを用意していて、いざその時になると素早く対応してくれる方がいます。そういう人は仕事も結構できる人なので、確かに向いているのかなと思います。
しんちゃん
『機械いじりが好きな人』も向いていると思いますね。ネットワーク機器だったり、サーバだったり、さまざまな機械を触ることがあるので。あとは『縁の下の力持ち的な存在になりたい人』でしょうか。ITインフラエンジニアというのは、やはり基盤的なところに触れることが多く、華やかな場所ではありません。ただ、そういった基盤部分を下からしっかり支える存在になりたい人は、向いている傾向にあると思っています。
その他ですと『安定した仕事や技術職を求めている人』が挙げられますね。何度も言っていますが、ITインフラはITサービスの基盤を扱う職種ですので、仕事としては安定しています。安定した仕事・技術職を求めている人には向いているかと思います。
じま
「エンジニア=ブラック」みたいな考え方はもう古い考え方で、今のエンジニアは仕事も多く安定している、というイメージでしょうか?
しんちゃん
確かに昔は「残業しまくって、いつになっても帰してもらえない!」といったイメージがあったかと思います。ですが、今ではそういった仕事は減りましたので、その辺は安心していただいて良いと思います。
まとめ
ITインフラエンジニアを目指すにあたり、おすすめの資格を5つ程挙げていただきました。初級資格の中でも「登竜門」と言われる『CCNA』は少し難易度が高めであり、国家資格である『基本情報技術者試験』も範囲が広く難易度は高めのことでした。紹介された資格は全てCBT試験が行われており、テストセンターでの受験が可能だそうです。試験期間が決められている資格もあるそうなので、受験の際は期間を調べて申し込むと良いでしょう。
資格取得の勉強方法としては「過去問などを解いて慣れる」以外にもオンライン学習法があり、CCNAの場合はシスコ社の『パケットトレーサー』というツールが良いそうです。また、実機に触れて学ぶことのできる会社に入社し、研修期間を活用して取得することも良い手段といえるでしょう。
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