ITコンサルタントは超稼げる!?気になる年収や実態を大公開!【転職】
今回の出演者
元役者ITエンジニア
新卒ITエンジニア
ITコンサルタント
ITサプリについて
この記事は動画『ITサプリ』で配信している内容をもとにテキスト配信しています。ITサプリは未経験からIT業界へ転職したい方に向けて情報配信をしているYouTubeチャンネルです。IT業界で働く上で役立つ知識を発信していますので動画でもお楽しみください。
てもし
今回はITコンサルタントのイチローさんにお越しいただき『ITコンサルタントの実態』というテーマでお話を伺っていきます。早速ですけれども、ITコンサルタントとはどういった職種なのでしょうか。
イチロー
私は『ITのいろいろな技術を使ってお客様の悩みを解決していく』のがITコンサルタントだと考えております。
てもし
お客様が「こういったことをしたい」というのに対して「では、こういったものはどうですか?」とITを使って提案していく、ということでしょうか?
イチロー
おっしゃる通りです。
1.具体的な仕事内容
じま
仕事内容というのは具体的にはどういったことをされているのでしょうか?
イチロー
お客様が今抱えられている悩みを聞いて、それに対して「こういう解決方法がありますよ」と提供できるソリューションなどをご提案させていただいて解決に導いていく、といった仕事内容になっております。
てもし
具体的に、お客様のどういったお悩みを解決されたことがありますか?
イチロー
最近よく聞く言葉にDX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術の活用によって新たなデジタル時代にも十分に勝ち残れるように自社の競争力を高めていくこと)というのがありまして、その関連ですね。
Excelでいろいろなことを管理されているお客様が結構いらっしゃって、それを例えばクラウド製品に変えて情報共有をすることによって、お客様の中で情報共有がシームレスにできるようになり売上の伸びにつながっていく、というようなコンサルタントをしています。
じま
今の時代に求められているような感じがしますね。
てもし
まさしく最前線な感じがしますね。ちなみに、お客様の具体的な悩みとか、お聞きしても良いですか?
イチロー
よくある悩みとしては『業務が属人化している』という悩みが多いですね。例えば「営業を効率化したい」という悩みがあった時、いわゆるトップ営業の方とあまり成績の良くない営業の方といらっしゃるかと思います。『できる営業とできない営業の違い』といったスキルの差が属人化してしまっているので「それを情報共有することで、みなさんのスキルを一定にしましょう」という提案をしていました。
てもし
最近CMで『テレワーク』とか『クラウド化』とか良く見ますけど、そういったことに悩まれる方とも、ITコンサルタントの人がお話をして「こういったものはどうですか?」という提案をするのですか?
イチロー
そうですね。「テレワークをしたいけど、まず何をすれば良いのか分からない!」という抽象的な悩みを抱えられているお客様もいらっしゃいます。例えば『A』『B』『C』というツールがあるとして、それぞれにメリット・デメリットがあるので「これを使うのがオススメですよ」といった、お勧めをしていくような業務をやっています。
2.仕事の流れ
てもし
ITコンサルタントの仕事の流れは、どのようになっていますか?
イチロー
最初は悩みをヒアリングするところから始まりまして、悩みを分析して解決のためにソリューションを提案し、立ち上がったプロジェクトの統括をして、最終的な効果が出たのかどうかを確認する、というのが1つの流れになります。
具体的に説明しますと、お客様にお悩み相談された営業担当からコンサルタントのところに相談が回ってきて、お客様と業務のヒアリング込みで『悩みをどう解決していくのか』といった点を細かく打ち合わせをします。解決のためにシステム導入が必要となった段階でプロジェクトを立ち上げて、最終的な解決確認のために、プロジェクトマネージャーやリーダー、エンジニアのみなさんと一緒にプロジェクトに入る、といった流れですね。
てもし
1つのプロジェクトが完遂した後は、ITコンサルタントは関わらない感じになっていきますか?
イチロー
そういう訳でもないですね。例えば「売上がなかなか上がらない」という悩みを抱えられているお客様に対して「売上を上げるためにこういう管理ツールを入れてみてはどうですか?」ということを提案させていただいた場合は、導入が完了した後にその効果が出ているかどうかを確認します。その際に別の悩みが出てくることもありますので、ずっとお客様とやり取りして関係性を築いていく、というのもコンサルタントの1つの仕事かなと。
じま
『悩みを解決』とか『効果が出る』というのが1つの区切りになると思いますが、掛かる期間も案件によって違うとも思います。1つの悩みを解決するにあたって、どのくらいの期間を必要としますか?
イチロー
悩みの種類によって変わりますが、先程の流れで解決するには1年~2年かかることもあります。
てもし
長いお付き合いの可能性もある訳ですね。なるほど。ではITコンサルタントとしてのやりがいや、楽しいところというのはどういったところでしょうか?
イチロー
お客様と一緒になって考えていくので、お客様がそれを喜んでくださると自分自身も「やって良かったな」「提案して良かったな」と嬉しくなるのが、楽しく感じられる部分ですね。
じま
どうして「ITコンサルタントになろう!」と思ったのか、きっかけのようなものはありますか?
イチロー
元々はエンジニアとして働いていて、エンジニアとしてお客様とやり取りしていく中で「もっとこうした方が良いのでは?」というのを考えるようになっていきまして。それをどんどんお客様に提案していった時に「ITコンサルタントになって、お客様にいろいろなことが提案できるようになっていったら面白いだろうな」と感じて、コンサルタントを志しました。
3.給与事情について
てもし
ちょっと踏み入った話になりますが、ITコンサルタントの年収や給与事情というのを教えていただければなと思います。
イチロー
先程申し上げた通り、私自身エンジニアからコンサルタントになりましたので、エンジニア時代から比べると「給与が高いな!」と感じていますね。やはりコンサルタントは、世間一般で見ても結構給与の高い部類になると思います。
てもし
経験年数も関わってくると思いますが、数字でいうと大体どれぐらいになりますか?
イチロー
一般論的なところでいうと、初年度から大体500万円は超えてくるかなと。早いところですと、5年で1000万円超えてくるような場合もありますので「コンサルタント業界は夢があるな」と思いますね。
てもし
今は結構需要もありますよね?
イチロー
そうですね。DXというのも叫ばれていますし、そこで『ITコンサルタント』というのは結構求められてくる職業になっています。
じま
ちなみに、エンジニアの経験を積まずにITコンサルタントになった方っていらっしゃいますか?
イチロー
自分の知り合いにいますよ。私の場合はエンジニアを経験しているので深く知識を持っていますが、元々いろいろな知識を広く持たれている方の場合は、エンジニア経験が無くてもできるのかなと思います。
4.悩みや苦労話
てもし
仕事での悩みや苦労話、やばい話などあれば教えて欲しいです(笑)
イチロー
ITコンサルタントは、お客様のシステムのリリースなどにお付き合いすることが結構ありまして、その場合タイミングによっては深夜まで作業することがあります。他にも『今動いているシステム』に対して何らかの変更を加える必要があると、それを使っている時間には作業ができないので、その日の業務終了後にやり始める訳です。そういった、次の日までに何とかしないといけない時は、本当にタフにやっていましたね……
じま
印象に残った現場はありますか?
イチロー
ちょうど大晦日ぐらいの頃にシステムを作っていまして、問題が発生して年明けぐらいまでやっていて会社で年を明けた、というのが結構印象的です(笑)
5.ITコンサルタントの今後
てもし
先程「ITコンサルタントは需要がある」という話をしましたけど、今後はどうなっていくと思われますか?
イチロー
今後はさらに拡大して、需要が高まっていくだろうなと思っています。『エンジニアが足りなくなる』といった情報を国が出していますが、そこに付随するようにエンジニアだけではなくITコンサルタントも人材不足になることによって、需要が高まり市場価値も上がっていくと思います。
6.ITコンサルタントを目指すにあたり
てもし
お話聞いている限りでは、ITコンサルタントを目指す方が増えそう気がしますね。ただ、ITコンサルタントって本当にインテリ感といいますか「数字に強くないといけない」「知識に貪欲でないといといけない」というイメージがあるのですが、プログラミングとかは必要になりますか?
イチロー
私自身プログラミングはできないので、そういった知識は無くても全く問題ないかなと思っています。「数字に強い」とか「インテリ感」といった言葉がありましたが、そういったところもイメージとは少し違うかな、と思います。実は私、前職でサービス業をやっておりまして、そこから今コンサルタント職をやらせていただいていますので「数字に強い」「プログラミングができる」という必要は無いですね。
てもし
これからITコンサルタントを目指す人がどんどん増えていくと思いますが、目指す方へのメッセージをいただければと思います。
イチロー
ITコンサルタントは、これからどんどん需要が高まって市場価値も上がっていくような職種になります。「やる気があれば何とかなる」と思っておりますので、ぜひとも目指していただければと思います。
まとめ
ITコンサルタントは、お客様から寄せられる悩みを聞いて解決へ導く、といった仕事が主とのことでした。最近ではDX化に伴い、ITコンサルタントの需要が高まってきているそうで、その分年収は初年度から高いようです。加えて今はITエンジニアの人材不足が叫ばれており、それに付随してITコンサルタントも人材不足や需要がさらに高まる可能性もあるそうです。また、プログラミングができなくてもITコンサルタントになれるとのことでした。
今後、需要や市場価値がさらに上がる可能性の高い職種ということもあり、目指す価値のある職といえるでしょう。
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