プログラマーの年収を大公開!仕事内容はキツイ?リアルな実態を暴露!
今回の出演者
5年目IT営業
新卒ITエンジニア
ベテラン プログラマー
ITサプリについて
この記事は動画『ITサプリ』で配信している内容をもとにテキスト配信しています。ITサプリは未経験からIT業界へ転職したい方に向けて情報配信をしているYouTubeチャンネルです。IT業界で働く上で役立つ知識を発信していますので動画でもお楽しみください。
いし
今回は、現役プログラマーのしゅんさんにお越しいただき『プログラマーの実態とは』というテーマでお話を伺っていきたいと思います。
プログラマーの仕事内容
いし
プログラマーの具体的な仕事内容について教えていただけますか?
しゅん
私の場合は主に開発をやっております。開発といっても仕事内容は多岐にわたり、大まかには上流工程と下流工程に分かれています。具体的に言えば、上流工程では要件定義と設計、下流工程ではシステム開発とテスト、みたいな分け方ですね。その工程内で設計書の作成をしたりプログラムを組んだり、テストやバグが発生した時のバグ解析、及び修正対応を一通りやっております。
しろ
結構やることが多いですね。
しゅん
プログラマーは『パソコンの前に座り込んでひたすらキーボードを打ち続ける』というイメージが強いかもしれませんが、実はコミュニケーション能力が必要になります。例えば、設計書からコーディング(プログラムを書くこと)に移る時に「この設計書の内容はちょっと読みづらい」「内容が分からない」といった確認があった時の説明には欠かせません。
同様に、自分がコーディングする場合もコミュニケーション能力は必要です。システム内のプログラムは1つだけではなく、チームに分かれて協力して開発を行っていますので『自分の担当箇所と他チームの担当箇所の連携はどう取るのか』とか、意外と人との関わりは多いですね。
いし
他の方とのやりとりは、大体どのぐらい発生しますか?
しゅん
多い時は1日中、ずっと会議に参加したりしています。逆に、1日中ずっと何も喋らずにキーボードを打ち続ける時もありますよ。
いし
上流工程の方が下流工程よりも会議が多いですか?
しゅん
そうですね。どういった仕様にするのかを決めるためには、やはり会議を開く必要があります。そこで相手が思った事をしっかり聞き取るとか、自分が思った事を伝えるといったことが必要になりますね。
いし
コーディング作業は、上流工程と下流工程ではどちらに該当しますか?
しゅん
下流工程になりますね。詳細設計書までが上流工程だったと思います。
1日のスケジュールや働く場所
しろ
1日の具体的なスケジュールと、どういった場所で仕事をするのか、残業はあるのかなど、教えていただけますか?
しゅん
私自身は主に常駐先で仕事をやっております。就業時間は常駐先によりますが、開始は大体朝9時~9時半、定時は18時~18時半くらいです。案件によっては残業する時もあります。
1日のスケジュールとしては、まず朝会に参加して課題があれば会議に引き継いで、何もなければ自分の作業に入ります。設計書作成やコーディングをして、途中で昼休みを挟んで、定時までに何もなければそのまま帰宅になります。ですが、プロジェクト自体が炎上して対応が必要な場合は、定時で帰れず残業になりますね。残業は少ない時は1~2時間、状況が酷い時は終電まで残る時もありますが、徹夜は滅多に無いと思います。
プログラマーの年収や給与事情
いし
プログラマーの方の年収とか給与事情など、お聞きしても良いですか?
しゅん
みなさん、そこ気になりますよね(笑)一般的なプログラマーの年収に関しては、平均して大体430万前後ですね。私の場合は役職を貰っているので少し上乗せがありますが、実際どれぐらい貰えるかは個人の実力によるところが大きいです。スキルがある人は当然平均より貰えますし、需要の高い言語を扱えるエンジニアであれば年収1000万を稼ぐのも夢じゃないと思います。
いし
扱える言語や経験値などによって変わってくるのですね。年収1000万も夢じゃないとのことですが、それは20代で実現可能なのでしょうか?
しゅん
可能だと思いますよ。重い開発案件で重要な役割を担当していれば、若くても目指せる範囲だと思います。
いし
20代でも頑張り次第では目指せる、ということですね。
しゅん
頑張れば行けると思います。
いし
ちなみに、しゅんさんが扱われている言語は何ですか?
しゅん
私は主にJavaを使っています。求人案件が多かったので「単価もある程度良いのかな」と期待していましたけど、現実は予想と少し違っていましたね(笑)
お客様先で良かったこと・悪かったこと
しろ
先程、常駐先……お客様先でお仕事をされていると伺いましたが、今まで経験されたお客様先で、良かった点や悪かった点などありましたら教えていただきたいです。
しゅん
ではまず、良かった事例をお話します。とあるデータ移行の案件で出向したのですが、自分が思ったことを相手に伝えやすい雰囲気で、相手の方も反応を返してくれたので居心地がとても良かったです。プロジェクトの資料は全て用意されていましたし、必要な情報はいつでも取得できる状態でした。急なスケジュール変更があっても、調整を即座に行っていただけたので遅れることも無く、管理がしっかり統一されているな、と感じました。
次、悪かった事例のお話ですね。とある大手企業の社内システム開発案件で、私は途中からのプロジェクト参加でした。既に案件自体が炎上していて現場の空気がピリピリしていました。プロジェクトマネージャーはいわゆる暴君タイプの方で、仕様を確認して開発者にフィードバックする段階で「お前が悪いからだよ!」と部下の人を問い詰めていて、自分が思ったことを伝えることが結構難しい現場でしたね。
いし
炎上しているプロジェクトに途中参加されたとお聞きしましたが、そういった途中参加するパターンは多いのでしょうか?
しゅん
多いですね。炎上すると人手が足りなくなってくるので、そこで「新規参加して欲しい」というリクエストが来るのかな、と思います。
いし
そういった現場は、最初から残業が多かったりしますか?
しゅん
はい、私の場合も入ってすぐ深夜11時~12時までやっていましたね。
しろ
……しゅんさんは、辞めたいと思ったことってありますか?
しゅん
時々は思ったこともあります。しかし、限られた期間の中で『いかに自分の効率を高めて挽回するか』といったことを考え、実現させることで効果を得られるので、自分のスキルアップにもつながります。貴重な経験でもありますし、ありがたいと思っていました。開発が終わった後の休暇でリフレッシュもできますし、今後似たような状況になったらどう対応するのか、ある程度ですが経験を得て対応方法が分かってきたのかもしれません。
しろ
大変だったけれど自分のためになった、ということですか?
しゅん
ですね、結構プラスになりました。
プログラマーを目指す方へメッセージ
いし
最後に、プログラマーを目指す方へメッセージをいただけますでしょうか。
しゅん
プロのプログラマーになるためには基礎をちゃんと身に付けることが大切で、そこに近道は無いです。ですが、意欲と適性があり、地道に頑張ることができれば、誰でもプログラマーになれると思います。
まとめ
「自身の効率化を図り、挽回しようとする姿勢はスキルアップにつながる貴重な経験」とのことでした。そういった前向きな考え方は学ぶ意欲も上向かせてくれますし、業務にも良い影響がありそうですね。
また、プログラマーは『ひたすらキーボードを打ち続ける』イメージがありますが、実際にはコミュニケーション能力が欠かせないようです。チームでの開発や会議といった場面や、常駐先や途中参加の作業ともなれば、円滑な業務のためにもコミュニケーションは必須といえるでしょう。
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