IT業界で働く上で役立つ本8選!【現役エンジニアが語る】
今回の出演者
元役者ITエンジニア
急成長中ITコンサルタント
金融系ITエンジニア
新卒ITエンジニア
ITサプリについて
この記事は動画『ITサプリ』で配信している内容をもとにテキスト配信しています。ITサプリは未経験からIT業界へ転職したい方に向けて情報配信をしているYouTubeチャンネルです。IT業界で働く上で役立つ知識を発信していますので動画でもお楽しみください。
てもし
今回は「IT業界への転職に役立った本」というテーマでお話します。
CCENT/CCNA Routing&Switching教科書
てもし
さっそく僕から本の紹介をしていきます。まず1冊目がこちら。いわゆる「黒本」といわれている本で、CCNAだけでなくネットワークエンジニアの技能が全部詰まっています。正直、全部読むのはかなり辛いですが、欲しい情報だけ読み抜いて、そこを読み解いていくことができる、本当に見たまま教科書です。資格を取った後でも仕事をしていて気になることがあったら、この本を開いて読み返します。重宝しています! インターネットの接続やルーティーン、IPやネットワーク知識に関することが多いですね。僕はこれを読んで勉強をして、無事CCNAの資格を取ることができました。
君たちはどう生きるか
てもし
もう1冊は『君たちはどう生きるか』。今回持ってきたのは漫画ですが、原作は小説です。自分の将来についてすごく考えた時期にこれを読んで、自分には自分の生き方があるのだと学べた本ですね。漫画にしてはページ数もいっぱいあって読み応えがありますし、小説を読むのは大変だけど有名な本だから気になるなという方には漫画版がおすすめです。また就職で悩んでいる方や進路を迷っている方も、この本を読んでいただけると助けになるかなと思います。
IT用語図鑑
てもし
前回の動画でもお話したのですが、IT用語がわからないとき、これを1冊持ち歩いているとすごく役立ちます。IT用語の由来などがわかりやすく書かれています。本を読んでも、その場ですぐに理解できないことも結構ありますが、この本だとネットの情報を見るよりもわかりやすく、IT用語が256選載っているので、仕事や勉強中にわからない言葉が出てきたときこの本で探すと出てきます。
コンサル1年目に学ぶこと
まる
私がおすすめの本は2冊ありまして、1冊目は『コンサル1年目に学ぶこと』という本です。ぱっと見ITエンジニアには関係ないのではないかなというイメージがあるかもしれませんが、この本はコンサル業界だけでなく、どの業界にも通用するスキルが学べる本です。社会人として大事な、仕事の進め方やその根底にあるコアの部分などがしっかり学べます。社会人1年目の方や未経験の業界に転職する方、15年ぐらい社会人をしているベテランの方が改めて仕事の進め方を見直したいときなどの場合にとてもおすすめです。
私は転職した後に仕事の進め方で迷っていた時期があったのですが、お客様と折衝する機会が多いので、そのために読みました。これを転職する前に読んでいたらもっとスムーズに成長も早くできたのではないかなと少し後悔している部分もあるので、みなさんにはぜひ転職する前に読んでいただけるといいかなと思います。
内容としては「ビジネスの基本ってどういうところなの?」というところで、常に相手の期待値を超え続けることや、そのためにはどういう考え方をしたら良いか、仮説を立てて検証をして、フィードバックまでの方法などが書いてあります。
TRAIL BLAZER 企業が本気で社会を変える10の方法
まる
2冊目は『TRAIL BLAZER(トレイルブレイザー) 企業が本気で社会を変える10の方法』。これはSalesforceの創業のマーク・ベニオフ氏が書いた本で、私自身がSalesforceに関わる仕事をしているので読んでおいた方がいいかなと手に取った本です。Salesforceに関わる方もそうでない方もいらっしゃいますが、すごく良いことがたくさん書いてあるので、ぜひ読んでみてください。
内容はそこまで難しくなく、マーク・ベニオフ氏がどんな風に育ってきたか、Salesforceの創業者になるまでの物語や、Slackを買収するようになるまでにどういう企業のバリューを持ってSalesforceが成長してきたか、どんなことを大事にしてきたかなどが学べます。読んだ後、自分も頑張ろうという気持ちになれました。
東大の先生!文系の私に超わかりやすく数学を教えてください
けい
僕が紹介したいのは『東大の先生!文系の私に超わかりやすく数学を教えてください』この本、本当にわかりやすいですよ。筆者と東大の先生との対談形式になっていて、数学がわかりやすく説明されている本です。
僕、大学では法学部だったのですが、最初に法的三段論法から学びます。簡単にいうと、AとBは同じ、BとCは同じ、だからAとCは同じだよねという内容です。これは言葉で言っているだけで、考え方としては数学の等式で表せるので、やはり、算数や数学とは全部繋がっているのだなと。
IT職は理系の方が多いですが、文系からIT職を目指している方は、簡単でいいので自分の中で噛み砕くのが大事だなと思っています。機械学習やAIでは微分や積分を必ず使うはずですが、微分や積分に関しても本当に噛み砕いて説明されているので、IT業界を目指す方にはおすすめですね。IT業界に入る前に読んでおくと、自分の中でイメージしやすいと思います。
インターネットマーケティング
じま
僕が紹介するのは『インターネットマーケティング』。僕は就活のときウェブや広告にフォーカスを当てて、将来そういった仕事に就きたいなと思っていました。この本は大学時代の教科書のような感じで、学生時代に特に読んでいまして、僕が広告やウェブの仕事を目指すきっかけになった本です。
内容としては基本的なウェブのマーケティングについて、BtoB やBtoC、トリプルメディアマーケティングといった用語が色々出てきますが、教科書というだけあってウェブ業界のマーケティング用語がたくさん載っています。ウェブマーケティングを勉強するうえで、かなり知識がインプットできる本です。
Webディレクション
じま
先ほどの本とちょっと似たような感じにはなりますが、『Webディレクション』。ウェブ系の検定のひとつにウェブ検定というものがありまして、ディレクションやデザインといった4つにカテゴライズされています。この本の内容としては資格の勉強に使えるもので、例えばECビジネスやウェブサイトのデザインの部分や、サイト作成のためのワークフローなどが載っています。サイト構築に関わるノウハウや、基本的な部分が説明されています。同じくウェブに興味があった同期の方がこの本を読んでウェブ検定の資格を取っていたので、僕もそのうち挑戦しようかなと思っています。
てもし
本日は「IT業界への転職に役立った本」というテーマでお話させていただきました。資格取得に向けての勉強や気になる知識などたくさんありますが、そういった知識は本から得るのが一番早くて便利だなと思います。普段仕事をしている中で気になることがあったら、『IT用語図鑑』など、こういった本を持っているとすごく便利です。気になる方はぜひ、今回、紹介した本以外にも様々な本がありますので、ぜひ探してみてください。
まとめ
IT業界で覚えておきたい用語や基礎が学べる本だけでなく、仕事への取り組み方のヒントを得られる本など、おすすめの本を紹介しました。仕事でわからないことがあったとき、教科書や用語集のような本が手元にあればすぐに確認できて便利ですし、自分が苦手な部分がどこか見つけやすくなります。また、進路や仕事について迷いが生じたとき、こうした本を読んでみると、自分がやりたいことや将来のビジョンが見えてくるかもしれません。
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