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短期内定を目指すには?成功するためのポイントと注意点

date2025年02月21日
短期内定を目指すには?成功するためのポイントと注意点
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はじめに

  • 短期内定とは、就活の時期に関係なく短期間で内定が出ること
  • 早期内定とは意味が異なる
  • 短期内定を得るには、自己分析や企業研究を行うことが大切
  • 短期内定を目指す場合は、メリットとデメリットを知っておく
  • 短期内定の保留・辞退は可能

短期内定とは?

近年、少子化や人手不足の影響を受けて、「早期に優秀な人材を確保したい」という企業が増えており、短期内定は社会的にも注目を集めています。
また、就活が長引くことで、就活うつを発症する学生も珍しくないため、短期内定を得ることは学生側にもメリットがあります。

早期内定とは?

短期内定とよく似た言葉に「早期内定」という言葉があります。一般的に、早期内定とは大学4年生の5月頃までに出る内定のことを指します。

これは、経団連のルールが深く関係しているためです。
経団連とは、日本の大手企業や団体が結成した経済団体のことであり、国や社会へ強い影響力を持っています。経団連が、新卒採用の選考解禁日を6月1日と定めているため、多くの企業では通常6月以前に内定を出すことはありません。

ただし、経団連に非加盟の企業はそのルールが適用されませんので、短期内定を出すこともあります。
また、早期内定を得るには早期選考に参加する必要があります。
以下の画像は、早期選考と本選考のスケジュールを比較したものです。

短期内定を得るための就活方法

先述したとおり、短期内定が出ることは学生側にもメリットがあります。短期内定を得たい学生は年々増えているため、選考を勝ち抜くための準備は念入りに行いましょう。
以下では、短期内定を目指すための準備や方法について解説します。

スケジュールを立てる

短期内定を得るためにはゴールまでの段取りが大切です。効率的に就活を進めるには、スケジュールを立ててから行動に移しましょう。
スケジュールを立てる際は、以下の手順を意識してタスクを管理してみましょう。管理方法は手帳でもアプリでも構いません。

  1. すべてのタスクを一か所に書き出す
  2. 優先順位を決める
  3. 時間がかかるタスクから優先順位を付ける
  4. タスクごとに時間を見積もる
  5. 1日のなかでタスクの増減・見直しなどを行う時間(タスクを管理するタイミング)を決める

短期内定を獲得するための情報収集をする

短期内定を目指すためにはまず、内定の獲得につながる情報を収集しましょう。
具体的には、以下のような情報を収集するのがオススメです。

  • インターンシップ・早期選考イベント・合同企業説明会の日程や詳細
  • 逆求人サイト・就活エージェントの比較
  • OB・OG訪問の相手を探す手段

自己分析をする

自己分析は就活の基本です。
「自分が何に向いているのか」「何がしたいのか」をきちんと把握できると、選考時にもうまくアピールができます。

自己分析がうまくいかない方は、「今までの経験やスキルの活かし方」を考えましょう。
「やりたいこと」や「活かすスキル・経験がない」場合は、「自分が苦手なこと」「したくないこと」から、志望企業を絞る方法があります。

逆求人サイトを利用する

自分に合う企業がわからない方には、逆求人サイトの利用をオススメします。
逆求人サイトとは、自分から企業へ応募するのではなく、企業からオファー(スカウト)が届くサービスのことです。

逆求人サイトには、事前に、自分の経歴・スキルなどを登録しておきます。
登録すれば必ずオファーが届くとは限りませんが、通常の選考よりも短期内定につながりやすいのが特徴です。

就活エージェントに登録する

就活そのものをサポートしてほしい方は、就活エージェントに登録してみましょう。
就活エージェントには、就活に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているため、悩みや相談を気軽に行えます。

また、就活エージェントは、取引している企業から報酬を受け取っているため、基本的に利用が無料であるのも安心です。

複数企業の選考にエントリーする

本命企業が決まっている方も、他の企業の選考にエントリーすることをオススメします。
就活の選考には「書類選考」「面接」「筆記試験」などがあります。
しかし、企業ごとに選考の特色が異なりますので、何社かエントリーして比較することが大切です。

また、本命企業でなくとも、選考には誠実な対応で臨みましょう。
中途半端な姿勢が採用担当者に伝わってしまうと、マイナスイメージを持たれて、選考に落ちてしまうことが考えられます。
選考後は、うまくいった点や改善すべき点を振り返り、次回に活かしましょう。

短期内定を目指すメリット・デメリット

以下では、短期内定を目指すメリットとデメリットについて解説します。

短期内定獲得を目指すメリット

短期内定獲得は、精神的・経済的負担の軽減につながります。
内定が決まらない学生のなかには、就活うつを発症する学生もいます。また、遠方から面接や採用試験を受けに来る学生ほど、交通費や宿泊費などの出費が嵩みやすいでしょう。そういった精神面や金銭面の負担から解放される点がメリットです。

さらに、短期間で内定が出ると、その後は入社までの準備期間として活用できます。
たとえば、入社前に業界知識やスキルなどを調べておくことで、精神面でも余裕が生まれます。

短期内定獲得を目指すデメリット

短期内定獲得後、他企業の選考を受けずにそのまま入社してしまうと、入社後にミスマッチが発生しやすいです。
たとえば、業界・企業研究などが不十分のまま入社してしまうと、業務内容・スキルの面でミスマッチが生じることもあります。
また、他社と企業風土・働き方などを比較する間もなく入社が決まると、後々疑問や不服が出てくることがあるかもしれません。

その他のリスクとしては、企業からオワハラ(就活終われハラスメント)を受ける可能性があります。
オワハラとは、企業が内定を出す代わりに就活を終了するよう強制することです。オワハラは問題視されており、年々対策も強化されていますが、完全になくなってはいませんので、誰にでもリスクがあることは覚えておきましょう。

短期内定の保留・辞退は可能?

以下では、短期内定の保留や辞退が可能か否かについて解説します。

短期内定は保留にできる

短期内定は基本的に保留可能です。企業に申し出る際は、保留したい理由と保留期限を伝えましょう。

短期内定の保留は電話で行ってもメールで行っても構いませんが、電話で伝える方がより丁寧です。
不安な方は、メールで一報入れたあとに電話をかけても構いません。

短期内定は辞退できる

短期内定の辞退は可能です。
法律では、誰もが自由に職業を選ぶ権利が保障されています。また、企業も一定数の学生が内定辞退することを想定していますので、過度に遠慮する必要はありません。

とはいえ、企業は莫大なコストをかけて採用活動を行っています。辞退の際は企業への敬意を持ち、マナーを守りましょう。
保留と同じく、辞退に関しても電話とメールのどちらで行っても構いませんが、電話で伝える方がより丁寧です。

以下では、電話で短期内定の保留や辞退を申し出る際の手順についてご紹介します。

  1. 名前と要件を簡潔に伝える
  2. 採用担当者の対応が可能かどうかを確認する
  3. 採用担当者の対応が可能であれば取りついでもらう
  4. 内定を保留、もしくは辞退したい旨を理由と共に伝える
  5. 保留の場合はいつまでに決断するか「保留期限」を伝える

まとめ

短期間で内定を獲得する方は、他の学生よりも早い段階で就活を始め、積極的にイベントやインターンシップに参加する傾向があります。
このように、選考を勝ち抜くためにはまず、早期から行動に移すことが大切です。

何から始めればよいか迷った場合は、まずスケジュールを立て、企業研究や自己分析を進めて就活準備を整えましょう。

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