内定辞退で後悔しないために|後悔の理由と乗り越える方法
はじめに
- 内定辞退を後悔する就活生も多い
- すぐに内定辞退するのではなく、返事を待ってもらえないか打診してみよう
- 一旦就活から離れてリフレッシュをするのも大切
- 自分の選択を受け入れ、前向きに次の一歩を踏み出そう
内定辞退後に後悔を感じる理由
よく考えて内定辞退を申し出たのに、後悔してしまうケースは少なくありません。その理由について詳しく解説します。
辞退した企業の方が自分に合っていると感じた
就活ではさまざまな点を比較して、より自分に合っていると感じた企業へ応募します。
しかし、入社して初めて企業の実情や自分の適性がわかることもあります。入社後にギャップを感じて、企業に関する情報不足だったかもしれない、内定辞退をした企業の方がよかったのではないかと後悔してしまうケースも少なくありません。
インターンシップに参加して社風を感じたり、OB・OG訪問で実際に働いている人の意見を聞いたりして、判断材料を増やすことで入社後のギャップを軽減させましょう。
内定を貰えそうだと思った企業に受からなかった
就活では複数の企業へ応募するのが一般的のため、選考期間が前後して、本命の企業よりも志望度が低い企業の内定が先に出る場合もあります。本命企業の内定を見込んで別企業の内定辞退をしたにもかかわらず、最終的に本命企業に受からなかったら、大きな後悔につながります。
就活生にとって内定が1つもないことは、将来への不安が増加するほか、自己評価が下がるなど非常に不安定な状況です。気になる企業の選考結果が控えている場合、即座に別企業の内定辞退をするのではなく、返事を待ってもらうよう打診するのもひとつの手です。
自分都合ではない理由で辞退することになった
家庭の事情などでやむを得ず辞退するという場合もあるでしょう。例えば、以下のようなケースが考えられます。
- 家業を継がなければならなくなった
- 家族が怪我や病気をして、介護が必要になった
- 内定をもらった企業に対して親から反対を受けた
このような理由で内定辞退した場合、自分の意思で選択したことではない分、後悔も募りやすいでしょう。
大手企業の内定を辞退した
自分がやりたいことや適性によっては、中小企業やベンチャー企業の方が合っていることもあります。しかし、雇用の安定や福利厚生の充実といった大手企業の強みを再確認して、内定辞退したことを後悔してしまう人も多いです。
大手企業は選考の競争倍率が高く、せっかく選考を潜り抜けて内定を獲得したのに、辞退したのはもったいなかったと悩んでしまうケースもあるでしょう。
後悔を乗り越えるための考え方
内定辞退の後悔を乗り越えるための考え方について解説します。
企業や状況にもよりますが、一度内定を辞退してしまうと撤回するのは難しいです。内定辞退の後悔を振り切り、前向きに行動するための考え方を見ていきましょう。
ポジティブに受け入れて就活をやり直す
一度行動を起こしてしまったことは戻せません。自分で判断したことを肯定して、ポジティブな気持ちに切り替えて就活をやり直しましょう。
内定辞退を選んだのには何かしら理由があったはずです。自分に合った企業と出会う可能性がひらけた、内定辞退をした企業に入社して起きていたかもしれないリスクを回避できたといった、ポジティブな事柄に目を向けてみましょう。
視野を広げて企業エントリーをする
現在応募している業界や業種以外にも、自分にマッチする企業があるかもしれません。
例えば、語学力に自信がある場合、公用語が英語の外資系企業だけでなく、海外に事業を展開している企業や海外支社を持つ企業、旅行会社など、英語力を活かせる職場は豊富にあります。
視野を広げて、エントリーする企業を改めて選定してみましょう。
一度就活から離れてリフレッシュする
一時的に就活から離れてリフレッシュするのも、後悔を乗り越える有用な方法です。就活に集中し過ぎると、内定辞退した後悔が頭から離れず、憂鬱な気持ちから抜け出せなくなってしまう恐れがあります。
学業やアルバイト、旅行など、他のことをして気持ちを一新することにより、視野が広がり前向きになれるかもしれません。
自分が働きたいと思う企業の理想像を明確にする
自分が働きたいと感じる企業の理想像が明確になっていないと、情報収集したり他人の意見を聞いたりしたときに、内定辞退したのは正しかったのだろうかと不安に思う原因となります。今一度就活の軸を考え直し、自分が理想とする企業がどのようなものかを明らかにしましょう。
実際にできる行動
内定辞退をして後悔している気持ちを前向きに切り替えて、実際にできる行動について詳しく見ていきましょう。
次の一歩を踏み出す
内定辞退の後悔を振り切るには、次の一歩を踏み出すことが大切です。内定が出ている他の企業への入社を検討する、新たな求人を探してエントリーするなど、新しいアクションを起こしましょう。
自分の判断に自信を持ち、これからのことに目を向けて、前向きな気持ちで次のステップへ進みましょう。
内定辞退をした理由を振り返る
同じような後悔を繰り返さないためにも、内定を辞退した具体的な理由を振り返っておきましょう。
「何となく」「内定ブルーに陥っていてとりあえず辞退した」などの曖昧な理由では、後悔も残りやすいですし、次に内定が出た際にも同じ悩みに直面する可能性が高くなります。
「職務内容が想定していたものと大きく違った」「地域に密着した働き方を希望しているのに、転勤の可能性が高い企業だった」というように、具体的な理由を通じて、自分の就活の軸を再確認することが重要です。
第三者に相談をする
内定辞退の後悔から抜け出せないときは、第三者に意見を聞いてアドバイスを求めてみましょう。
同じく就活に励んでいる同級生からは、就活に取り組んでいる人ならではの視点で悩みに共感してもらえたり、就活中に得た有用な情報をもらえたりするでしょう。人生の先輩である親やOB・OGからは、社会人としての客観的な意見がもらえるはずです。また、多くの就活生をサポートしてきたキャリアアドバイザーからのプロの視点も非常に役立ちますので、キャリアカウンセリングを利用するのもおすすめです。
まとめ
就活は人それぞれですので、絶対的な正解はありません。今は内定辞退したことを後悔していたとしても、その後に縁のあった企業に入社して活躍する可能性も大いにあります。より自分に合った企業に出会うチャンスだと前向きな気持ちに切り替えて、視野を広く持ち、引き続き就活に取り組んでいきましょう。