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早期選考に落ちたら本選考は受けられない?ポイントと対処法を解説

date2024年12月09日
早期選考に落ちたら本選考は受けられない?ポイントと対処法を解説
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はじめに

  • 早期選考とは、本選考よりも1年ほど早い時期に行われる選考のこと
  • 早期選考に落ちた企業の本選考が受けられるかどうかは企業によって異なる
  • 受からなかった際は、失敗を分析することが大切
  • 同じ企業の本選考にもエントリーしたい場合は、募集要項を確認する
  • 早期選考に落ちたからといって就活の失敗につながるわけではない

早期選考と本選考の違い

早期選考は卒業前年(4年制の大学であれば3年生)の春から夏にかけて始まるのが一般的です。
対して、本選考は卒業前年の3月1日以降に情報が解禁されて、翌年度(4年生)の6月1日以降より選考が開始されます。つまり、早期選考とは本選考よりも1年ほど早い時期に行われる選考のことを指します。

ただし、上記の本選考の日程が適用されるのは経団連(日本経済団体連合会)に所属している企業のみです。
経団連に入っていない企業には明確な規定がないため、企業ごとに選考のタイミングが異なります。

早期選考に落ちたら本選考は受けられない?

以下から、「早期選考に落ちたら本選考は受けられないのだろうか?」という疑問について解説します。

受けられるかどうかは企業ごとに異なる

早期選考に落ちた企業の本選考が受けられるかどうかは企業ごとに異なります。
早期選考に落ちてしまったものの、同じ企業に再チャレンジしたい場合は、ホームページや求人票などの募集要項から応募が可能かどうかを確認してみましょう。

応募の可否が記載されていなければ、人事部に問い合わせてもOKです。

早期選考を受けるメリット・デメリット

以下からは、早期選考を受けるメリットとデメリットについて解説します。

早期選考を受けるメリット

早期選考を受けるメリットについて以下にまとめました。

  • 早期選考を受けるメリット

    1.合格した場合、周囲よりも早めに内定が出るため精神的に余裕が生まれやすい

    2.その後の就活が自信を持って取り組める

    3.他の企業の面接で選考状況を聞かれた際、内定が出ていることをアピールできる

    4.他の企業に、「早期に内定が出ている優秀な就活生」と判断されることがある

    5.不合格の場合は、改善策を考えることで本選考や他の面接への対策になる

早期選考を受けるデメリット

早期選考を受けるデメリットについて以下にまとめました。

  • 早期選考を受けるデメリット

    1.企業によっては早期選考の競争率が本選考よりも高い場合がある

    2.反対に早期選考を受ける応募者が少なくても、対策が不充分であれば受かりにくい

    3.早期選考に落ちた応募者を本選考で受け入れない企業があるため、早い段階で志望企業を諦めないといけないケースがある

    4.内定をもらえた場合は、就活のモチベーション維持が困難になる

早期選考に落ちたときに見なおすべきポイント

早期選考に落ちる原因はいくつかあります。
以下からは、本選考を受ける際や他業種・他企業を受ける場合に見直しておきたい項目を解説します。

失敗を分析する

早期選考に落ちた際は、まず失敗を分析することから始めましょう。
チェックポイントを作成したので、以下のようなことがなかったかどうかを振り返ってみてください。

チェックポイント
  • 1.企業研究や自己分析が不完全でなかったか
  • 2.競合他社とうまく比較できたか
  • 3.面接で言葉に詰まらなかったか
  • 4.面接に遅刻しなかったか

根本的な原因を突き止めるには、失敗を掘り下げていくことが大切です。
根本的な原因が判明すれば、次回への対策もスムーズに行えるでしょう。

自己分析・志望動機を見なおす

自己分析を見直すことで、より志望動機が明確になります。
志望動機を伝える際は、「なぜ、自分はその企業を志望するか」という理由を添えることが大切です。
そのため、「自分が何に向いているか」や「自分が何をしたいか」といった自分自身のことを把握しておかなければ答えられません。

とくに、早期選考で落ちた応募者が同じ企業の本選考を受ける場合には、「この企業でなければならない」という強い理由が必要です。
より具体的な志望動機を見つけるためにも、自分の「したいこと」「できること」「自分と企業の共通点」などを自己分析で洗い出すことをオススメします。

ES・履歴書の書き方・面接対策を見なおす

ESや履歴書の書き方・面接対策などを見なおすことで、選考が通りやすくなります。
まず、早期選考では文章や言葉が簡潔にまとまっていたか、一貫性のある回答ができていたか、結論から述べていたかどうかを振り返ってみましょう。

また、次回のESや履歴書を書く際は誤字・脱字がないかチェックする、面接の練習時には話すスピード・表情が適切かなどに気を付けてみましょう。
その上で、「自分ならではの志望動機」や「企業のニーズに沿った自己スキルなど」をアピールできると効果的です。

業界・企業研究を行い企業と自分の相性を確認する

企業や業界に対して理解を深めることで、ESや志望動機に説得力を持たせられます。
企業研究には、「OB・OG訪問」や「企業説明会」などへの参加が有効です。

また、企業と自分の相性を確認しておきましょう。
自分の特性や希望などと社風や業務内容などが大きくかけ離れていた場合は、仮に入社できてもストレスを感じやすく長続きしない可能性があります。

他の企業の早期選考を受ける場合や他の企業を探す方法

早期選考に落ちたときは、再び同じ企業の本選考を目指すか他企業の選考に切り替えるかを決めましょう。
同じ企業の本選考を目指さない場合は、すぐにでも他の企業の選考への準備・対策を行いましょう。以下から詳しく解説します。

逆求人サービスや就活エージェントを活用する

他の企業の早期選考にも参加したい場合は、逆求人(逆オファー)サービスの使用をオススメします。
逆求人サービスとは、自己PRや希望条件などを登録すると、企業側からオファーが届くサービスのことです。逆求人サービスを利用すると通常の選考よりも内定をもらえる確率が高くなります。

一方、「自分に合う企業を紹介してもらいたい方」や「ESや面接対策に自信がない方」は就活エージェントに頼るのが有効です。
また、就活エージェントを頼ることで、自分と相性のよい企業の早期選考に関する情報をもらえるケースがあります。

インターンシップに参加する

インターンシップへの参加で、早期内定をもらえることがあります。優秀な人材を早期に獲得するためにインターンシップを実施している企業が多いためです。

ただし、インターンシップに参加したからといって早期内定が確約されるわけではありません。
優秀な人材だと判断された場合のみ早期選考へ案内されるのが一般的ですので、インターンシップの対策も怠らないようにしましょう。

選考直結型イベントに参加する

早期内定を獲得するために、選考直結型イベントに参加するのも有効です。
選考直結型イベントとは、「説明会と選考がセットになった複数の企業が参加している就活イベント」のことです。

選考直結型イベントのメリットは、一度に複数の企業と面接ができたり情報収集ができたりすることです。
また、優秀だと判断した応募者には、企業が書類選考や一次面接の免除など特別選考ルートへ案内する場合があります。

小規模の合同説明会へ参加する

中小企業から早期内定をもらいたい方は、小規模の合同説明会への参加を検討してみましょう。
一般的に、小規模の合同説明会には経団連に所属していない中小企業が集まっています。

先述したとおり、経団連に所属していない企業は選考スケジュールに関する明確な規定がないため、早めに選考へ進めたり内定をもらえたりできるケースがあります。
他には、一年を通して採用活動を行っている企業が参加していることもありますので、興味のある方はチェックしてみましょう。

社員による推薦制度を設けているOB・OG訪問に参加する

OB・OG訪問は選考に大きな影響を及ぼすわけではありません。
ただし、一部のデベロッパー(不動産・建築業界)では、OB・OG訪問で社員による推薦制度を設けている場合があります。社員による推薦制度をもらえると、インターンの参加者・優秀者と同様の特別選考ルートに案内されるケースがあるようです。

また、OB・OG訪問は量と質のどちらも重要です。
ただ参加するだけではなく、一回ごとに訪問の目的を明確にして、社員との対話から学ぼうとする姿勢で臨みましょう。

まとめ

早期選考に落ちた企業の本選考が受けられるかどうかは企業によって異なりますので、就活の初期段階で志望企業を諦めないといけないケースも考えられます。

しかし、早期選考に落ちたとしても就活自体の失敗につながるわけではありません。
企業とのミスマッチを防げたり自分に合う他の企業が見つかったりする可能性もあるので、1社だけにこだわりすぎず、焦らずに確実に就活を進めていきましょう。

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