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第二新卒が大手企業に転職する方法|書類や面接で受かる準備、考え方とは

date2024年09月12日
第二新卒が大手企業に転職する方法|書類や面接で受かる準備、考え方とは
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はじめに

新卒で就職したものの、やはり大手企業で働きたい。社会人として働き出したからこそ、そう思うのかもしれません。しかし第二新卒となると、なかなか大手企業への転職は厳しいと思っていませんか? 容易ではありませんが、第二新卒の人でも大手企業への転職は可能です。第二新卒の人が大手企業への転職を行うためのノウハウをご紹介します。

ムリではない?第二新卒の大手企業への転職

ムリではない?第二新卒の大手企業への転職

第二新卒の転職は厳しいと言われていますが、第二新卒だからこそのメリットもあります。もちろん新卒と比べれば厳しい戦いになるかもしれません。ですがメリット・デメリットをよく理解した上で行動したり、積極採用が行われる企業・職種を選んだりすることで、第二新卒からでも大手企業への転職は可能です。

積極採用している大手有名企業

大手企業のなかには第二新卒を積極的に採用している会社もあります。慢性的な人材不足の業種や、新卒の採用が計画通りにいかず、意図せず人材不足になってしまった企業などがその一例です。そうなると第二新卒の採用にも積極的になっていくのでしょう。若い労働力でありながら、すでに社会人としてのマナーやスキルを身に着けている第二新卒の人材は、育成コストも抑えられることから獲得すべきターゲットとなるのかもしれません。

メーカー

トヨタ自動車

トヨタ自動車の中途採用は、大手求人サイトや転職エージェント、トヨタ自動車公式サイト内からなど、エントリーできる方法にさまざまな選択肢が用意されています。選択肢が多いので、ご自身にあったエントリー方法を探すことも可能です。募集職種はエンジニアなどの技術職系か、事務系の採用のどちらかになります。大手メーカーとして多くの社員を抱えているトヨタ自動車には中途採用の人も多いことから、スキルや本人のやる気次第で活躍できる環境が整えられている点は魅力でしょう。

ソニー

大手電機メーカーとして常に上位に位置するソニーは、人気が高く中途採用としての難易度は高めです。公式サイトからの直接エントリーも可能ですが、転職エージェントなどを経由してエントリーするほうが確率はアップするでしょう。エントリーする人が多いので、エージェントからの推薦があれば、採用担当者に直接訴えかけられるので、有利に働く可能性があります。

シャープ

シャープは日本のモノづくり文化と伝統を支える大手工業系のメーカーです。技術職ではそのモノづくりの底力を発揮したやりがいが得られるでしょう。海外との連携なども多く、英語力を問われるシーンも多いため、職種を問わず語学力の対策を事前にしっかりとしておきましょう。

味の素

味の素は中途採用が少なく、あまり情報公開されないことから、転職は高難易度と言われています。多くの人たちは転職エージェントを利用し、転職活動をおこなっているようです。非公開案件を入手できるエージェントなら、対策を練り挑むことも可能です。基本的にどの分野でもスキルや知識のある人を採用しますので、得意分野に特化したアピールをするといいでしょう。

日本航空

日本航空は社会人経験の浅い若い人や、英語力の高い人を求めている傾向があります。社会人として実績・経験の浅い第二新卒の人でも、確かな英語力があれば、大いに採用のチャンスがあると言われています。ただし募集自体がさほど多くないため、募集枠に対しての応募数が多くなり、激戦になることも珍しくないようです。

IT企業

ヤフー

日本最大級のポータルサイトを運営しているYahooは、2016年に新卒一括採用を撤廃。新卒・既卒・第二新卒などにこだわらない「ポテンシャル採用」を導入しました。30歳以下であることが条件のため、第二新卒の人にはうってつけかもしれません。福利厚生が充実しているなど、ワークライフバランスの取りやすさにも定評がある上に、仕事への情熱や意欲をアピールできればやりたい仕事ができる可能性のある人気企業です。

サイボウズ

過去に「働きがいのある会社」ランキングで2位を獲得したサイボウズは、働き方改革を実践していることから転職先として人気の大手企業です。通常の採用枠以外にもU-29採用や、複業採用などもとりいれられています。第二新卒などを積極採用するだけではなく、さまざまな角度から多様性を認め働ける会社づくりができる体制を整えています。

メルカリ

メルカリは企業の成長のスピード感やレベルの高さに、多くの投資家が常に注目しています。中途採用の場合、エンジニアやデザイナーなどWeb関係の専門職の人が目立ちます。求人情報は会社のホームページや転職エージェントを利用してもいいですが、企業が独自に行うイベントなども注目しておきましょう。イベントの懇親会でエンジニアをスカウトすることもあるようです。

ワークスアプリケーションズ

経営に必要不可欠な人や物、資金などの資源を統合的にまとめるアプリケーション「ERPパッケージ」を取り扱うベンダー(製造元・販売供給元)ワークスアプリケーションズは、「働きがいのある会社」の1位に選ばれたベストカンパニーとしてアジアでも定評のある会社です。上司や部下という垣根を取り払い、意見を言い合える風通しのよい環境を整えています。第二新卒の場合、戦略コンサルタント職の採用が多いようです。

サイバーエージェント

日本屈指のネット広告代理店「サイバーエージェント」は、ネットリテラシーの高い人を好む傾向にあるようです。個性的でユニークな事業の数々から、IT関連の企業のなかでも大変人気の高い企業です。適切に自分がこの会社に向いている理由や、できることを的確にアピールすることが重要となります。転職エージェントや転職サイトでの採用募集はほぼされておらず、企業の公式ホームページからのエントリーがメインとなります。

大手企業へ転職するべき?

大手企業への転職が、必ずしも思い描く未来への架け橋になるかどうかはわかりません。ただ単純に大手企業のほうが給与や待遇がいいからという理由だけではなく、明確な転職したい理由を考え直してみてください。転職先で自分のやりたいことができるのかどうかを確認することも大切です。その上で第二新卒から大手企業に転職すべきかどうかを、この記事を参考にして、ご自身でしっかり考えて見極めてください。

メリット1:即戦力ではなく将来性を期待してもらえる

第二新卒で大手企業に転職するメリットは、新卒の頃とは違い将来性への期待値を加味して採用されるケースが多いことです。転職の人に対し企業は即戦力を求めがちです。しかし第二新卒の場合は、前職での経験は長くても3年程度と経験が浅いことを理解した上で採用を決定するわけですから、必要なスキルが完全に伴っていなくても働きはじめられることは大きなメリットでしょう。

メリット2:基礎は割愛。実践的なスキルをみにつける研修や指導

第二新卒を積極採用している企業の場合、新卒を多く採用している企業よりも研修が少ないこともあるようです。第二新卒や転職組が多い場合、すでに社会人としてのマナーやルールを守るための研修は終えていると判断されるのでしょう。ビジネスの基本部分の研修は省き、より実践に役立つ研修がある場合もあり、ムダの無さも大きなメリットとなるでしょう。

メリット3:生活を安定させられる

第二新卒の人が大手企業へ転職を考える際に、福利厚生や仕事のやりがいと同じぐらいに重きをおくのは、大手企業の安定感かもしれません。給与の面でも福利厚生の充実でも、しっかりとして安定感があってこその大手企業です。その知名度からは社会的信用も高く、経営も安定していることが多いので、安定し安心できる生活を維持することが可能です。働く質をアップし、生活も気持ちも安定できるのは大手企業ならではのメリットでしょう。

デメリット1:若手が活躍できるチャンスが少ない

大手企業には大手企業のやり方があり、中小企業などのように若手の社員でも努力次第で成果を上げたことに評価を得られないケースも多々あります。人数が多い大手企業は、どうしても縦社会になる部分も強く、若手が成果を上げてもそれは直属の上司の手柄となることも珍しくはありません。仕事のやり方や取引先との関係性など、業務に関する提案も若手からの声が反映することはあまりないこともあり、即戦力として会社に貢献したいと考えている人には、チャンスの場を探すだけでも一苦労するかもしれません。

デメリット2:やりたい仕事ができない可能性のほうが高い

大企業はよくも悪くも組織として成立していて、即戦力で働ける知識やスキルがあったとしても、希望の職種や部署にいきなり配属されるとは限りません。たとえ希望の部署に配属されても、希望する業務を最初から任せてもらえることは少ないでしょう。やりたい仕事・職種がある人は、その職種につくためにはどうすればいいかを、事前に確認し対策を練っておく必要があります。それでも最低でも1~2年は修行のように実績を積む可能性は高いでしょう。地道に実績を積み、成果を出してようやくチャンスが回ってくるかもしれないと思っておく必要があります。

デメリット3:働きやすいかどうかは実際働いてみないとわからない

ワークライフバランスが取りやすい、福利厚生が充実しているなど、外にいるときに見聞きした評価の本当のところは、入社してみないとわかりません。大手企業は、予想以上に仕事が激務な可能性もあり、思い描いていたものと異なることも珍しくないでしょう。大手企業に入ればやりたい仕事ができて、幸せになれると思い込みすぎないようにしてください。人が多くなることで、派閥争いや人間関係のトラブルに巻き込まれる可能性も増えるかもしれません。

オススメの職種

第二新卒の人が大手企業への転職を成功させるためには、どのような職種を狙うかという点も重要になります。とにかく大手企業をと考えるだけでは、何社受けてもよい結果にたどり着けないかもしれません。たとえば大学で学んだことがいかせる職種や、第二新卒だからこその若さや元気さを売りにできる職種もオススメです。また前職での経験が活かせる職種を探してみてもいいでしょう。

営業

第二新卒の若さと元気をいかして、営業職を目指す人も多いでしょう。営業職といえば、特別な資格が必要なわけではなく、基本的なビジネスマナーが身についていれば、今すぐにでも働ける職種です。第二新卒の場合は、その若さゆえの頭の柔軟さも重要なポテンシャルとしてアピールできるでしょう。またすでに社員研修などで基本的なビジネスマナーを身に着けている人も多いことから、あえて第二新卒や転職者を優遇する企業もあります。

営業職はコミュニケーション能力の高さだけではなく、トークスキルや顧客の話を正しく聞きとるヒアリング力も必要となります。しかしこれらはすべて後からでも身につけることが可能なスキルばかりです。本を読む、セミナーに行くなどしながら勉強しておきましょう。質の高い営業マンを目指す努力や威力も忘れずにアピールしてください。

エンジニア/プログラマー

常に慢性的な人材不足で、働くためには一定のスキルや知識が必要なエンジニア職やプログラム職。新卒だけではなく第二新卒の人にも間口を広げて積極的に採用している企業も少なくありません。

IT系やWeb系、ゲーム業界などさまざまなジャンルにわかれており、選択肢の多さが魅力です。プログラミング言語などの知識やスキルを求められることから、競争率がかなり低いケースもあるようです。

未経験でも一定の知識やスキルがあればできる業務もあるため、入社後に仕事をしながらでも、スキルや知識のアップを許容する企業も少なくありません。未経験者でも比較的大手企業への採用のチャンスが高い職種だとも考えられます。

就職後に使える資格を先に取得しておいたり、どのエンジニア職でも役立つ国家試験、「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」などを取得しておいたりすることで、採用に有利に働く可能性もでてきます。

データサイエンティスト

企業がビッグデータを取り扱う上で、データの解析や分析をおこない、売上アップや次の一手を打つための戦略を提案する重要な役割を担うデータサイエンティスト。理系でなくても理系の学問が得意である、好きであるというかたにはうってつけで、エンジニア職のなかでは歴史も浅く、これから発展していくと考えられていることから、将来性が期待できる職種です。

知識に関しては高校卒業程度の数学の知識をマスターしていればできる業務もあるため、働きながら学ぶことに寛容な企業もあります。統計学に関する知識やデータベースに関する知識、Python(パイソン)やR言語などのプログラミング言語の知識を備えていると、ますます有利になるでしょう。

事務

中途採用が行われる場合は、欠員の補充や、大規模な会社や部署の再編成があった場合のみと考えられます。特定の知識やスキルを必要とする事務職を選ぶことがポイントになりそうです。

一般的な事務作業を行う「一般事務(OA事務)」以外にも営業事務や経理事務、総務事務に人事事務や労務事務など専門的な事務職が複数存在します。貿易事務のような海外とのやりとりがある事務職の場合は、外国語のスキルも重視されます。他にも学校事務や医療事務など、専門的な事務職はいくつもありますので、スキルに応じた分野の事務を探してみましょう。

第二新卒で事務職を探す場合は、これらの専門的な知識や経験が必要となる事務職を探すと採用の確率はアップするでしょう。

1社目の経験が活きる職種

前職で培ったスキルや、身に付けた経験がいかせる職種を選択してみてもいいでしょう。まったくの未経験でないことがアピールできれば、就活の際にも有利に働きそうです。即戦力となる人であれば採用の判断に大きな影響を与えられるでしょう。前職とまったく同じ職種や仕事内容でなかったとしても、前職で培ったスキルや知見をいかせそうであれば、即戦力であることを存分にアピールできるはずです。

前職でのスキルや知見をいかした職種を選択する場合、転職後も年収をさげることなく再就職できる可能性が高くなります。現在の年収を少しでもアップしたいと考えて、第二新卒からの転職を検討しているのであれば、大事な部分となるはずです。また即戦力であったり、前職のスキルや知見が役に立つ人材の場合は、今後の昇給にも大きな影響を与えることでしょう。

スムーズに業務に取り組める点や、年収、昇給など、メリットが大きい点でもオススメです。

大手企業から内定をゲットするコツ

大手企業から内定をゲットするコツ

第二新卒で大手企業からの内定を獲得するためには、何に気をつけて、どうすればいいのでしょう?

中小企業から大手

前職が中小企業の第二新卒の人が大手企業を目指す場合に注意したいことは、すべてにおいて規模が大きくなるという点です。働く人・かかわる人の数が増えるのは当然のことで、仕事の量や内容の濃さ、評価の仕方などガラッと代わってしまうことを覚悟しておいてください。

中小企業の場合は経営資源が限られていることも多く、合理的かつムダのない省略的な仕事のやり方を求められるケースも珍しくありません。しかし大手企業の場合はある程度の潤沢な経営資源があることから、さまざまな面で驚くことになるでしょう。

就活の際は、中小企業からの転職であることを卑下する必要はありません。もちろん大手企業をやたらと持ち上げるような発言も控えるようにしましょう。大手企業に務めたいと思う気持ちはあるけれど、それだけではないという思いをきちんと伝えてください。そのためには前職で培ったスキルや知見を堂々とアピールするといいでしょう。とくに中小企業の場合は、大手のような分業制などではなく、幅広くいろいろな業務をこなしてきている人もいるでしょう。さまざまなケース・シーンに対応できるスキルや、同時進行でもクオリティを落とさず業務を遂行できる能力なども、アピールポイントとして威力を発揮することでしょう。

大手から大手

大手企業から大手企業への第二新卒での転職の場合、中途採用となるわけですので、昇給や昇進に影響が出る可能性もあります。他にも新卒で入った人のほうが、立場が上に扱われるケースも珍しくはありません。即戦力となるスキルや知見があっても、このあたりのデメリットは払拭し難いものがあるため、大手から大手への第二新卒の転職は覚悟も必要となるでしょう。

大手から大手への転職の場合、「なぜ大手から転職を?」とダイレクトに面接などで聞かれることもあります。そのような場合は、安定や知名度について触れるのではなく、やりがいや熱意をアピールし、この会社でしかできないことがあるという明確な志望動機をアピールしましょう。

譲れない部分やプライドもあり難航するかもしれませんが、前職のことを引きずるのではなく、新たな環境で役に立つ人材となることを目指しましょう。

ベンチャーから大手

ベンチャーも中小企業と同じく、仕事のやり方や量、人の多さなどが大きく異ることを肝に銘じておきましょう。前職では1人でやってきた作業も、大手企業になると大勢の人の手が入ることも珍しくありません。逆に分担作業にすることで仕事量の増減や、かかる時間も変化することもあります。

大手企業のなかにはメガベンチャーと呼ばれる、ベンチャー企業から大手企業へ上り詰めた企業も多く存在します。ベンチャーから第二新卒で転職を希望する場合、このような企業に的を絞ってもよさそうです。仕事内容もできるだけ近いものや、培ったスキルや知見をいかせる職種にしてもいいでしょう。

大手企業だから転職したいという態度や言動は避ける必要がありますし、ベンチャーから大手企業への転職に対する引け目を感じることもありません。転職したい理由を明確にし、堂々と転職活動を行いましょう。

第二新卒で大手就職を目指す時おすすめの転職方法

第二新卒で大手就職を目指す時おすすめの転職方法

まずは相談したい場合

第二新卒から大手企業への転職活動を行う場合、さまざまな不安や悩みが出てくることでしょう。その際に心強い味方となってくれる転職エージェント。まずは相談したいと考えている人にオススメのエージェントを3つご紹介しましょう。

主要3社

転職エージェントは複数利用することをオススメします。その際は以下の主要3社もチェックしておくといいでしょう。取り扱い求人数の多さや、サポートの手厚さなど、魅力満載です。

リクルートエージェント

転職業界全体としても知名度抜群のリクルートが提供する、求人数業界No.1を誇る転職エージェント。ヒアリングや面接・書類選考などの対策も充実しています。

マイナビジョブ20’s

第2新卒をはじめとする、20代向けの転職エージェントです。未経験者の人には個別のカウンセリングや必要となるノウハウを適切にしてくれる人気のエージェントです。

キャリトレ

20代向けの求人を多く保有している「キャリトレ」は、若者向けの転職サイトです。若い世代の第二新卒の転職にも手厚くサポート。

まとめ

第二新卒としての大手企業への転職。はじめての転職には不安や悩み、疑問などもあることでしょう。第二新卒からの大手企業への転職は、決して容易ではありません。しかし可能性はありますので、諦めず希望の転職が実現するよう頑張ってください。

チェックリスト

  • 第二新卒の大手企業への転職は、難しいが決してムリではない
  • 大手企業のなかには、第二新卒の積極採用をおこなう企業も多い
  • 大手企業への転職はメリット・デメリットを良く理解し、必要とされる職種選びをすることがポイント
  • 転職エージェントを上手に利用し、転職活動における不安や悩みを上手に解消しよう
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