【あるある】ITインフラエンジニアは激しく同意! やめとけ? きつい? 仕事の笑える話【IT就活/未経験】
今回の出演者
金融系ITエンジニア
新卒ITエンジニア
ITインフラエンジニア
ITサプリについて
この記事は動画『ITサプリ』で配信している内容をもとにテキスト配信しています。ITサプリは未経験からIT業界へ転職したい方に向けて情報配信をしているYouTubeチャンネルです。IT業界ではたらくうえで役立つ知識を発信していきますので、動画でもお楽しみください。
けい
今回はITインフラエンジニアのしんちゃんにお越しいただきました。「ITインフラエンジニアの仕事あるある」についてお伺いしていきます。
形だけの再鑑者
しんちゃん
1つ目が、形だけの再鑑者。実作業は、1人ですることはありません。作業者と、他の人がやった入力や登録などの仕事を見直す「再鑑者」と2人で作業します。しかし再鑑者は名ばかりで、実質1人で作業するのと変わらない状況が成り立ってしまいます。
けい
それ、良く分かります。今の業務が「ユーザを貸し与える」ような仕事が結構ありまして、やはり2人いないとユーザを渡せなくて。なので、来る時は2人いたのに、気づいたら「あれ。あの人、1人で仕事しているな。もう1人は?」みたいなのはよく見かけますね。
横文字や略称をよく使う
しんちゃん
2つ目は「横文字が多くてよく分からないことがある」ですね。人によって違ったりもする、というところもあります。
けい
例えばどういうのがありますか?
しんちゃん
「ゲック」という言葉を聞いて何をイメージしますか?
けい
月9ですよね?
しろ
「ドラマかな?」みたいな(笑)
しんちゃん
会議とかで突然聞いて「そんな訳はない」と思ってはいるものの、横文字で分からなかったという経験があります。その「ゲック」というのが『Gigabit Ether Channel/ギガビットイーサチャネル:同社製のルータなどの間で、複数のイーサネットリンクを仮想的に1つに束ねて、並列にデータを送受信すること。障害耐性が高まる』のことを「GEC」と略称で呼んでいた、ということでしたね。
けい
知らないですね……そういうのは、分からなくても質問しづらくないですか?
しんちゃん
そうですね。他にも「GW」と書いて「ゴールデンウィーク」と読めるものもありました。
しろ
私もそう思っていました。
しんちゃん
ですよね。そのようなイメージがしやすいのですが、本来は「ゲートウェイ」という意味で使われています。規格の違うネットワークを中継してくれる機器であり、通信の出入り口という意味でもよく使われていますね。
けい
自宅のルータの裏とかに「デフォルトゲートウェイ」とか書いてある、そのゲートウェイ(GW)ですね。
線を差したらループが発生
しんちゃん
3つ目が「とりあえず線を差したらループが発生した」ということですね。ループが発生してしまうと、ネットワークに負荷がかかって通信できなくなり、同じ部署のみなさんが「ネットワークを使えなくなる」という事態が発生します。
しろ
「誰?誰がやったの?」みたいな犯人捜しをしますよね。
けい
IT業界全般にいえますけど、みなさん逃げるのが上手ですよね? 絶対見つからないですからね、あれ。もしやったなら、名乗り出てほしいものですが。
しろ
上手だよね(笑)
夜間の電話が怖い
しんちゃん
4つ目が「夜間の電話にビクビクする」ですね。運用担当などの電話を持っている担当者の人たちは、日中帯の連絡はなくても、夜間のエスカレーション先になっている方もいらっしゃいます。なので、担当になった人たちは夜間の電話にビクビクする、ということですね。
けい
夜中の2時でも3時でも、かかってくる時はかかってきますよね。「こんな状況で勘弁してよ」みたいな時はありましたか?
しんちゃん
家族旅行している時に電話がかかってくると、辛かったですね……
困った時は再起動
しんちゃん
5つ目、再起動すると意外と直るというものですね。
しろ
あるあるですね(笑)
けい
結構経験がある?
しろ
経験ありますね。疑似環境を作っていて「あれ、どうしてネットワークにつながらないのかな?」という時にルータを再起動してみたら「つながった!」みたいなことが結構あります。
けい
確かに。みんな実感としてこれは持っているということですよね。
ITなんでも屋に思われてしまいがち
しんちゃん
6つ目、家族や知人などから「PCやネット環境のなんでも屋さんに思われてしまう」です。なんでも直せると思われていて、普段関わってないITのことを聞かれても「直せませんよ」という状態になってしまうということですね。
けい
結構、ご家族から言われることが多いですか?
しんちゃん
パソコンの詳しいことや「動作がおかしくなった」みたいなことを突然言われても「パソコンは直せないよ?」という状態になることはありますね。
けい
そういう場合は、大体「ハードディスクが壊れているから交換しなきゃいけない」とか、そういうのが多いですよね。それは直せないですよ。
しろ
無理ですね(笑)
なんでもバックアップをとる
しんちゃん
7つ目、作業前にとりあえず「なんでもバックアップをとる」ですね。
けい
分かりますね。しろは、自分の仕事ではどうですか?
しろ
仕事はもちろんバックアップをとっていますけど、仕事以外でも自分のスマホとか、全部バックアップをとらないと不安になりますね。
けい
やはりそういう癖がついちゃいますよね?
しんちゃん
やはり作業で、どうしても「必ずバックアップをとって変更作業をする」ことになるので、バックアップをとる癖はつきますよね。
けい
「作業前と作業後、両方とも最後に見せてください」みたいなことも多いですよね。
しんちゃん
ありますね。
運用ドキュメントがない
しんちゃん
8つ目です。「運用ドキュメントがない、または更新されていない」
けい
運用ドキュメントは、具体的にはどういったものになりますか?
しんちゃん
「運用」や「保守」「監視」などの業務をやっている人たちが、その資料を見て「どうやって運用を進めていけば良いのか」を確認するようなドキュメントになります。このドキュメントがないことで「どうやって作業すれば良いのか、どういうことをすれば良いのか」ということが分からなくなる時がありますね。
けい
結構その、属人化している作業とかもあるじゃないですか? だから「あの人いなくなったら、この作業誰も分からないぞ」みたいな状況、たまにありますよね。
しんちゃん
そうですね。
大型連休のリプレイス作業
しんちゃん
最後9つ目、正月に「リプレイス作業:ソフトウェアなどを新しいものに交換する作業」がある、ですね。
しろ
入りがちですよね。
けい
お正月とかゴールデンウィークとか、長期で時間がある時ってことですよね。そういったご経験はありますか?
しんちゃん
正月やゴールデンウィークが潰れたことはないですね。
しろ
良かったです!
けい
あったり、なかったり、1日だけとか2日間だけ駆り出されることがあっても、お休みはしっかりとれるということで。そこはみなさん、安心して働けるかな、というところですね。
しんちゃん
そうですね。
けい
ということで、今回は「ITインフラエンジニアの仕事あるある」をテーマにお話を伺いました。紹介いただいた内容はこちらになります。
- 形だけの再鑑者
- 横文字や略称をよく使う
- とりあえず線を差したらループが発生
- 夜間の電話が怖い
- 困った時は再起動
- ITなんでも屋に思われてしまいがち
- なんでもバックアップをとる
- 運用ドキュメントがない・更新されていない
- 大型連休のリプレイス作業
まとめ
ITインフラエンジニアでも「横文字」や「略称」など、最初から知っていた訳ではありません。ここに挙げた「あるある」を知って、もっとIT業界を身近に感じてもらえたら幸いです。困った時の対処法として「再起動」するなど、意外と目の前に解決策が隠れています。灯台下暗し。バックアップを取る癖などは、普段の生活にも役立ちます。
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