クラウドソリューション事業部
プログラマ
N. 浩一朗(2013年中途入社)
元々はジュエリーの彫金師。ブライダルジュエリーやカジュアルなアクセサリー、様々なものをつくっていました。自分でデザインしたものを制作することもあって、ものづくりが好きだという想いはとても強くありましたね。私がITに興味をもったきっかけとなったのが、CAD。ジュエリーの立体製図を制作するのに使用していたのですが、徐々にツールやシステムそのものにも興味が出てきたんです。ジュエリーとはちょっと違うものづくりだけれど、思い切って挑戦してみよう。そう決めて、プログラミングの基本知識を職業訓練校で学んだ後、セラクへ入社しました。
研修はJavaなどの言語について学び、ひとつのアプリを自力でつくりあげるというカリキュラムでした。期間は人によってそれぞれ。それまでのスキルや経験に応じてすぐ常勤先へ赴く方もいますし、じっくりと研修を受ける人もいました。僕は職業訓練校に通っていたとはいえスキルもほとんどなく、経験は研修で制作したアプリのみ。営業担当の方がクライアント企業に「浩一朗さんはこういうところがいいですよ!」って推してもらえる要素が少なかったんですよね。何か自分にとっての武器が欲しい。そう考えて取得したのが、Android技術者認定試験の認定資格です。経験は少なかったけれど、資格を取ったことで国際的に認定されているスキルを示すことができる。前職までの知識や経験が乏しくても、自分の努力次第で、評価してもらうことができるんだなと実感しました。
しかし実際に常駐先に行くと、研修や資格試験で学んでいたことよりはるかに大変でもありましたね。ただでさえ初心者で通常業務も必死なのに、クライアント企業の社内用語や独自のツールなんかが当たり前のように登場する。覚悟はしていたけれど、やっぱり研修と実践は全然違うんだなぁ、と。セラクの営業担当からも「仕事以上に、勉強させてもらう気持ちで行ってこい!!」と送り出されて、とにかく当時は質問したり、調べたり、夢中で周りに追いつこうとしていました。
出社後、業務開始時間までは時事や最新テクノロジーについて調べることがメインです。その後はメールを確認し、担当案件の優先度に合わせスケジュール調整し業務に取り掛かります。複数案件を同時に対応することが、日常になっているため案件の管理を怠らないようにする事が重要です。新規案件の打ち合わせや、問題が発生した際の緊急対応により、割り込み作業が発生しますが臨機応変に対応。その為には日々の業務に追われないよう案件を管理しています。また、社内活動として広報誌委員会に従事しています。業務時間外にてセラクの広報誌を作成するため、打ち合わせや資料作成をします。
常駐先で大切にしていたことは、スキルで役に立つことはもちろんですが、常駐先の方々と信頼関係を築くことです。報告や共有をまめに行うこと、チーム内全体の進捗を意識しながらタスクを勧めること。イチ作業者としてではなく、クライアント企業のプロジェクトを一緒に進めていく立場なのだという意識で仕事をしていました。そうすることで「またお願いしたい」とか「浩一朗さんがいたからプロジェクトは成功したんだよ」と言ってもらえたときは最高です。他の誰でもなく私がやったことに意味がある、自分自身力で人の役に立ったんだ、と感じることができます。現在は本社での内勤へと異動になりましたが、接する相手が社内の人になっても、信頼関係が重要なことは変わりません。どのようにコミュニケーションをとるか、どんな立ち位置で仕事をするか。チームマネジメントに関しても学んでいきたいですね。まずは私がやるべきことを頑張って、今のこの場所でも必要とされる人間であり続けたいです。