SI本部 SI技術部 8課
プログラマ
H.俊太朗(2018年新卒入社)
情報系専門学校の学生時代、実践的なアプリケーション開発演習の中で、一から自分で考えたアプリケーションを開発することの楽しさを知りました。演習ではチームとなって、要件定義から製造、テスト、成果物のプレゼンなど、一連の流れを経験しました。
セラクは、Sierとしてお客様の要望を聞いて、アプリケーション開発を行うだけではなく、みどりクラウドなどの独自の商品や、サービスを自社で開発していき、時代の流れを読み、新規の事業を立ち上げてチャレンジしている会社です。
そんなセラクならば実際に開発に携わりながら、自分で考えたアプリの開発を行うチャンスがあるのではないかと考え入社しました。
現在は、クライアント企業の、商用アプリケーションへの新規機能開発、保守開発などを担当しています。
具体的な業務としては、お客様から伺った新規機能や機能改修の要望に対して、実現可能な方式を考察し、提案するための資料をまとめます。次に、合意に至った提案に応じて、アプリケーションの開発、改修を行います。テストでは、開発機能に応じたテスト項目書を作成し、検証していきます。
最後に、作成したアプリケーションを商用システムで動作させるための移行手順書を作成するなど、システム開発の上流から下流までをチームメンバーとして携わっています。
入社してから初めて携わった、Webアプリケーション案件が強く印象に残っています。
この案件では、当初はWebアプリケーションに対する、テスターとして携わらせていただきました。案件がひと段落し、終わりに差し掛かったころ、別プロジェクトへ参画するためにチームメンバーの半分ほどが抜けることになりました。
運悪くそのタイミングで受け入れテストをしていたお客様から、不具合検出の知らせを受けてしまいました。
チームのメンバーが少ないこともあり、まだまだ新人の私も不具合の解析作業を担当することになり、遅くまで現場に残り試行錯誤しながら可能性をひとつずつ潰していき、最終的には不具合の原因を割り出すことができました。
大変な仕事ではありましたが、一筋縄ではいかない仕事だからこそ、うまく解決策を見つけることができた時の達成感は言葉にできないものがありました。
仕事を通じて学んだことは、自発的に行動する姿勢です。当時携わっていたプロジェクトは、提示済みの機器の限界性能と需要予測から、導入機器の増設を検討する案件でした。
当初、別のエンジニアの方が本当に増設する必要があるのかを確認するために、機器のボトルネックが何なのかを調査されていました。社内メールで飛んでいた測定結果を確認したときに、ふとおかしな動きをしている値があることが気になり、プロジェクトリーダーに報告し独自に調査を行ったところ、JAVAのVM設定に改善の余地があることを発見しました。
この調査結果をまとめてプロジェクトマネージャーに報告したところ、性能改善チューニング案の作成を、新人であった私に任せていただけることとなりました。
この業務から、責任ある仕事を任せていただくためには、ただ受け身で仕事が降ってくるのを待っているのでなく、自発的に行動する姿勢が大事なのだと学ぶことができました。
私の所属する部署は、お客様先でプロジェクトを行う事があります。
初めは「休暇が取れなかったらどうしよう」「残業が多かったらどうしよう」などと、不安もありましたが、実際にお客様先に配属されたところ、むしろ「月に1日は休みを取ろう」「よっぽどの理由がなければ定時で帰ろう」と言ってくれる方たちばかりで、不安は即時に解消されました。
また、新人である私の提案でも内容を確認し、的を射た提案である場合には採用されました。また、的外れな提案であった場合でも、論理だてて、なぜ採用できないかをご教授いただきました。
こんなことからも、とても働きやすい環境だと感じました。
私たちが携わるプロジェクトでは、案件が変わるごとに、新しい言語や機器を使用することがあります。しかし、好奇心を持って、自発的に学ぶことさえできれば、次第にわからないことが減っていき、気が付いた時にはその現場で活躍することができるようになっています。
もちろん、最初から自分一人で学んでいくことは難しいことですが、自分から学んでいこうという姿勢を見せれば、自然と先輩方が助けてくれます。
私自身もまだまだ分からないことだらけですが、そんな私と一緒に成長していってくれる方をお待ちしています。