目標管理制度(MBO)
読み方:モクヒョウカンリセイド(MBO)
目標管理制度(MBO)とは
目標管理制度(MBO:Management By Objectives)とは従業員に目標を設定してもらい、進捗や達成度合いについて人事評価を行うマネジメント手法を指します。1950年代から1960年代にかけて、アメリカの経済学者によって提唱された手法です。日本ではバブル崩壊後の1990年代に導入されました。目標管理制度の目的は社員に企業の一員であるという自覚をもたせて、自発的かつ意欲的な社員の育成を行うことです。あらかじめ目標を設定することで、目標達成のため社員が自発的に行動できるようになります。
目標管理制度(MBO)の関連語
- OKR(Objectives and Key Results)
OKR(Objectives and Key Results)とはレベルの高い達成目標とその達成度を測る主要な成果を達成することで、企業や個人の目標を管理する手法です。1970年代のアメリカで発祥とした考え方で、目標管理制度(MBO)をより効果的にするため取り入れられました。企業と個人、それぞれのOKRの具体例としては、「顧客ニーズに沿った新製品をすぐに発売して顧客満足度の高い企業になる」「顧客ニーズを理解した商品企画が可能な人材を増やす」などが挙げられます。
- KGI(Key Goal Indicator)
KGI(Key Goal Indicator)とは仕事における最終目標を決定し、数値や数量で評価する指標です。「重要目標達成指標」と呼称される場合もあります。たとえば「1年後までに月の売上を20%伸ばす」や「1年で総利益20億円を超える」といった目標を設定し、目標が達成できれば評価を行います。