スマーケティング
読み方:スマーケティング
スマーケティングとは
スマーケティング(英:Smarketing)とは、セールス(Sales)とマーケティング(Marketing)を組み合わせた造語です。営業チームとマーケティングチームが適切にコミュニケーションを取り、協力・連携して共通のゴールを目指す状態を指します。
スマーケティングのメリット
互いの強みを活かせる
営業チームは顧客との距離が近い分、自社商品・サービスのニーズを熟知しています。対してマーケティングチームは営業チームからの顧客フィードバックの共有やデータの分析から得られた知見を活かせるため、スマーケティングの実現でより質の高いリードの獲得や成約率向上に期待できます。また、ペルソナやカスタマージャーニーを共同作成し、目標を共有することで、それぞれの強みを活かした戦略が立てられます。
顧客情報の共有がスムーズになる
顧客の名前や抱えている課題、ニーズなどの情報は営業チームを経由してマーケティングチームに到達します。スマーケティングが実現している環境であれば、顧客情報はスムーズに共有され、マーケティングチームは最新の情報を維持できます。
スマーケティングのデメリット
相互理解が正しく行われていない場合プロジェクトの進行が困難になる
スマーケティングの成功は、営業チームとマーケティングチームのコミュニケーションに依存しています。相互理解が正しく行われていない場合、お互いの役割に対する認識の違いや誤解が生じてしまい、プロジェクトの進行が困難になる可能性があります。
チーム間の連携に時間と労力がかかる
営業チームとマーケティングチームは、業務内容が異なるため、チーム間で対立が起きやすく、チーム間の連携に時間と労力がかかります。円滑な連携を行う際は定期的なミーティングや共通のプロジェクト管理ツールの使用により、チームで直接会話する場を設け、受注のプロセスを可視化して両チームでの共通認識の形成を図ることが必要です。
スマーケティングの関連語
- ペルソナ
ペルソナとは、商品やサービスを利用するユーザ像を作り上げ、販売戦略の判断基準としてユーザ像の視点に立つ手法です。ペルソナを設定する際は、「都内在住、40代の情報システム室所属の会社員」のように実在する人物のように肉付けを行うのが特徴です。ペルソナについてはこちら をご覧ください。
- カスタマージャーニー
カスタマージャーニーとは、顧客が商品を発見し、購入するまでの一連の流れを指します。見込み顧客や顧客との接点の洗い出しや、現在実施しているマーケティング施策を見直す際に活用されます。