シェア研修
読み方:シェアケンシュウ
シェア研修とは
シェア研修とは、複数企業が新人社員研修を合同で運営する研修方法です。従来は、新人研修を企業内の閉じたグループで行っていました。しかし、シェア研修では企業内社員だけのグループにとらわれず、「社外同期」と形容される他企業の社員と互いに切磋琢磨し合うことにより、社員の視野を広げます。ビジネス環境の多様化に順応できる人材の育成につなげられることが期待されています。
シェア研修の事例
- ビジネスマナー研修
他社の社員と合同で研修を受けることで、緊張感の増した雰囲気になる効果があります。
- ミッション・ステートメント研修
これまでに得た経験や価値観を基に、「自分はこの企業で何をしたいのか」を明確にし、グループで共有します。それを達成するために立てたアクションプランとともに、全体で発表します。
- 他社紹介研修
社外同期に自分たちの企業について質問し、その内容をベースとして他社の人事部員に他社紹介をします。質問する力と回答を理解し言葉にする力が必要です。
シェア研修のメリット
シェア研修では、会場を持ち回りで利用し、講師には各企業の社員から専任で選んでいます。そのため、自分たちの企業内で研修を行うよりもコストカットにつながります。また、合同で研修を受けることで、他企業の教育手法や文化などを見て学ぶことも可能です。各企業の人事担当者が協力体制を敷くことで、一人での作業や悩みを抱えることも防止できます。