SFA(営業支援システム)
読み方:エスエフエー(エイギョウシエンシステム)
SFAとは
SFAとは、Sales Force Automation(セールス・フォース・オートメーション)の略語です。営業部門の業務効率化を支援するツールで、主に顧客情報を共有することで属人化を防止するため、また、各営業担当者の商談の進捗状況を把握しやすくするために使用されます。
SFAの導入背景
SFAが誕生したアメリカでは営業担当者の流動性が高く、退職した後に顧客の情報や商談内容が現場に共有されない、いわゆる「属人化」に起因する問題が起こっていました。1980年代に業務効率化の主流だったOA(オフィスオートメーション)では会社外で活動する営業担当者の業務を管理できないことが原因であり、解決手段の開発が求められていました。このような背景から、営業担当者に顧客情報を入力させることで属人化を防ぎ、営業に必要な情報を集約・管理するシステムとしてSFAが作られました。
SFAの関連語
- MA
MAは、Marketing Automation(マーケティング オートメーション)の略語で、マーケティング部門を支援するツールです。SFAは営業部門の業務を効率化するツールなので、顧客情報を何のために扱うかが違います。
- OA
OAは、「Office Automation(オフィス オートメーション)」の略語で、紙媒体で行っていた事務作業を電子化する業務効率化システムです。事務作業の効率化のため、1980年代のアメリカを中心に盛んに導入されました。社内の作業を効率化することが主な役割で、営業担当者のような社外で活動する社員を対象としていないのがSFAとの違いです。