定年制
読み方:テイネンセイ
定年制とは
定年制とは従業員が一定の年齢に達した際、雇用関係が終了する制度です。定年制における退職日は企業によって異なり、「労働者の誕生日の翌月」「定年を迎える年度末の日」などさまざまです。日本では終身雇用制度および年功序列賃金体系が確立された大正時代から導入されました。近年では健康寿命が延びていること、少子高齢化による労働人口の減少により、定年の上限年齢を引き上げる動きも出ています。2025年4月からは法改正にともない、すべての企業は定年を超えても働くことを希望する従業員に対して、65歳まで雇用する必要があります。
定年制の種類
- 定年退職制
定年退職制は、従業員が定年の年齢に達すると自動的に雇用関係が終了となる制度です。本人の意思に関係なく、年齢に達した際に雇用関係が終了します。
- 定年解雇制
定年解雇制は従業員が定年の年齢に達したことが解雇事由となる制度です。定年退職制とは異なり、事業主から解雇の意志表示を受けて雇用関係が終了となります。
- 選択定年制
選択定年制とは従業員が退職する年齢を自由に選択可能な制度です。従業員が自ら定めた年齢に達した後は、企業に継続して勤務するか退職するかを選択できます。選択定年制についてはこちらをご覧ください。