ラックサーバ
読み方:ラックサーバ
ラックサーバとは
ラックサーバとは、薄型のサーバ機器を専用の棚に1段ずつ積み上げる方式、または薄型のサーバ自体を指します。別名「ラックマウント型サーバ」「1U(Unit)サーバ」と呼ばれることもあります。
ラックサーバが使用される場面
ラックサーバは複数台のサーバ機器を専用の棚に積み重ねて格納するため、省スペース化を図れます。また機能の拡張性は高くありませんが、サーバ機器の台数を増やしてネットワークの帯域幅やストレージ容量の拡張などが可能です。主に大量の情報を取り扱うデータセンターといった、大規模な施設で使用される傾向にあります。
ラックサーバのサイズ規格
ラックサーバはJIS(Japanese Industrial Standards : 日本産業規格)やEIA(Electronic Industries Alliance : 米国電子工業会)でサイズ規格が定められています。JIS規格では幅480mm、高さ50mmの倍数で定められていますが、奥行きサイズに関しては規格がありません。EIA規格では幅19インチ(482.66mm)、高さ1.75インチ(44.45mm)の倍数で定められていますが、奥行きサイズに関してはJIS規格同様定められていません。
ラックサーバの特徴
- ラックに格納されているためほこりや外部からの汚れから保護し、サーバ機器の物理的故障を防げます
- 稼働にともない、騒音が起きやすい性質があります
- サーバ機器を個別に取り外せるため、限られたスペースの中でもメンテンナンスが容易です