オンプレミス型
読み方：オンプレミスガタ
オンプレミス型とは
オンプレミス型とは、サーバやソフトウェアなどの情報システムを自社内に設置し、運用・管理までトータルで行うシステムの運用形態です。「自社運用」とも呼ばれる従来のシステム構築方法ですが、インターネットでITリソースを利用するクラウド型システムの登場により、これと区別するために「オンプレミス（on-premise）」という言葉が用いられるようになりました。
オンプレミス型のメリット・デメリット
- メリット
自社独自のシステムを構築するため、企業規模や業務内容に合わせた設計ができ、自由度とカスタマイズ性に優れています。自社のセキュリティポリシーに応じた強固なセキュリティ環境が構築できる点や、既存システムとの連携が図りやすいといった点も特徴です。 - デメリット
サーバやソフトウェアなどの調達費やシステム開発費といった初期コストに加え、運用・管理にかかる人件費やシステム稼働に必要な電気代といった運用コストも必要なため、金銭的な負担は大きくなります。また導入計画から実際の運用まで、システム構築には時間を要します。
定期的なメンテナンスや突発的なトラブル、リスク対応もすべて自社で行わねばならず、IT人材の確保も必要です。
