OFF JT
読み方：オフジェーティー
OFF JTとは
OFF JT（Off-The-Job Training）とは通常業務から一時的に離れて実施する教育訓練です。実施方法はミーティングルームを借りる集合型研修とインターネット経由で学習するeラーニングの2種類に分類され、業務を遂行するうえで必要な知識やスキルを座学で身につけます。OFF JTで代表的なものは新入社員・管理職研修やビジネスマナー研修、中堅社員を対象としたキャリアップ研修などが挙げられます。OFF JTの目的は事前に知識をインプットすることでビジネスの基礎や原則などの型を学習することです。OFF JTで学習した後に実務の中で教育するOJT（On The Job Training）を活用することで、一人で問題なく業務を行えるように指導していくのが大切です。
OFF JTが必要とされる理由
OFF JTが必要とされる理由は、人的投資の重要性が高まったためです。少子高齢化にともなう労働人口の減少により、企業は限られたリソースで効率的に人材育成し、労働生産性を高めることが急務となっています。OFF JTの場合、一度に複数人に対して教育が可能なため、既存人材のリソースを抑えて必要なスキルの習得が実現できます。
OFF JTのメリット・デメリット
OFF JTのメリットは複数人に対して同時に指導が可能な点です。集合型研修やeラーニングの活用により、全員が同じ研修を受講することで知識の習得具合のばらつきを防げます。そのため質のよい知識やスキルを均一に学習可能です。デメリットは研修実施中通常業務が停滞する恐れがある点です。
OFF JTの関連語
- OJT
OJT（On-the-Job-Training）とは職場の上司や先輩が、部下や後輩に対して業務の中で実際に指導を行うことです。職場内訓練と呼称される場合もあります。座学が中心のOFF JTとは異なり実務経験を通して必要な知識や能力、技術などを学習します。
